海沿いの町・ノードウェイクを歩く (Noordwijk)
先週末は結構すがすがしい良いお天気で、もしかしたら最後の夏を満喫できる
週末かもしれない。そんな気がしたので、思い切ってデンハーグ&ライデン郊外
にあるNoordwijkのビーチサイドにぶらぶら歩きに出かけてまいりました。
Noordwijkといえば…。オランダでは、サッカーのナショナルチームが、
合宿する町、として有名です。大事な試合前の合宿ではいつもここで、
合宿をします。ビーチでの練習も組まれているので、ここのビーチを歩けば、
オランダの選手が見える可能性あり!なんですよ。また、夏は多くの人が
海に押しかけるため、ごった返します。
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海の前にはこんな看板が。
皆さん規則は守りましょう。
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週末私たちが出かけたのは、Noordwijkの町のすぐ北に広がるHollands Duin
の一部(海沿いに広がる砂地&森)。Noordwijkでバスを降り、ルート入り口に
向かいました。ここのDuinenも他の町の海沿いのDuinenと同じく、ワンダレン
ルート、自転車ルート、乗馬ルートなど様々なルートが用意されていて、
自分の好きな方法で、自然に親しむことができます。Duinenの外側には、
多くのバンガローやキャンプ場があって、夏休みの今、たくさんの人々が
この地を訪れていました。とはいっても、一番人気があるのは自転車ルート
だったのかな?歩いている人はそれほどおらず、のんびり自然を独り占め
できたのでした。
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のどかな風景広がる海。
人もまばら。
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この地のDuinenは先日訪れたロッテ郊外のRockanjeなどに比べて、砂漠の比が
多かった感じ。歩く道も、砂&砂していて、多少歩きづらいところもあり。まあ、
私はビーチサンダルで歩いていたので、心地よく歩けたけれどね。
オランダは砂は本当に綺麗で、歩いていて気持ちがいいのです。
まずはブルーのルートを歩き始め、そこから海へ向かいました。オランダの
海辺は日本のようにコンクリートの堤防やテトラポットで覆われているという
ような殺風景な風景ではなく、保護されているDuinenに囲われているため、
自然の海、という雰囲気が残っているところがいいです。多くのDuinenは
立ち入り禁止で、ところどころに海へいく道が作られています。私たちが
向かった海への道は、自転車および歩きでしかこれない場所なので、
町の目の前の浜に比べて、人もまばら。のんびりした雰囲気があふれていました。
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オランダの海はシルバー。
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浜辺をのんびり歩いた後は、再びブルーのワンダレンルートに戻って、
砂地を歩き始めます。時々、坂があったり、階段があったりして、
平坦なオランダに暮らしている身にとって、ちょっぴし苦しい?道のり。
いやあ、こんなの楽勝、楽勝、と思いつつ、歩きづらい砂地なせいか、
けっこう足の筋肉(贅肉?)を使ったなあ、という感じでした。
ブルーのルートから、緑のルートに入り、砂地から森の中に入りました。
ここの森は、どちらかというと、低木が多く、私が好きな緑の深い森、
という雰囲気ではなかったけれど、時々バラ(ハマナス?)が咲いていて、
明るい森でした。松の木も多く、松ぼっくりがたくさん落ちていたので、
だんなと二人で、松ぼっくりを蹴りながら、歩きました。こんな風に、
モノを蹴りながら歩くのなんざ、小学生以来だなあ〜(小学校のときは、
よく石を蹴りながら帰ったのよ)なんてふと思いつつ…。
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海に向かって広がるDuinen。
その向こうには青い海が。
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蟻を見たり、野の花を見たり、松ぼっくりを蹴ったり…のんびりしたワンダレン。
忙しい日本だと忙しい毎日に心身をすり減らしていてこんなことに時間を
費やそう、なんて気分にならないのよね。でも…こういうリラックスした
時間が何よりも気分転換になるのだなー、と翌日すっかり元気になった
私はそんな風に実感したのでした。こんなことを一緒に楽しんでくれる
だんなさまにも感謝、感謝。
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Duinenではたまに坂もあります。
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