ホテル選び・予約・手配 - 注意点
ホテルを選ぶ
ホテルのタイプは目的に合わせて
一口にホテルを選ぶといってもバックパッカー向けのドミトリーやYH専門の人もいれば、私のようにプチホテル、B&B好みという人もいますし、 快適機能のチェーンホテルがやっぱり一番!という人もいます。快適な滞在にするためにも「今回の自分の旅スタイルとは?」を考えてホテルを選びましょう。

ビジネス?バカンス?
出張で大都市を訪問する場合はまったく問題ありませんが、 ビジネスで海外の地方都市(中都市・小都市)を訪れる場合はホテル選びには気をつけたほうがいいです。 朝早くのアポイントメントがあったり、分刻みのスケジュールであったり…と忙しい日程である場合が多く、 融通が利かないこじんまりとしたファミリーホテルやB&B、ほとんどの客がリゾート客であるようなホテルは全体的にサービスが遅いです。 たとえば朝食時間が全体的に遅く、朝食が食べられない、チェックアウトが遅くなってしまうということがありえます。
ビジネス用のチェーンホテルがあればそこに泊ればまず問題ありませんが、そういうホテルが一切ない街もあります。 小さい街を旅行中、イライラと朝食を待っているビジネスマンを見かけたことがあります。 イギリスでは、イングリッシュブレックファストが出てくるのが遅く、それはムリもないのですが…全然関係ない私が 「早く出てこい!」と祈ってしまう有様でした…。
ヨーロッパによくあるチェーンホテル
ヨーロッパによくあるチェーンホテル…を思いつくままに挙げてみましょう。
高級(5つ星級)
ヒルトン / インターコンチネンタル / ラディソンSAS / ソフィテル / ル・メリディアン
中・高級(4つ星級)
NHホテル / ノボテル / ゴールデン・チューリップ / クラウンプラザ / アンバサダー
中(3つ星級)
ベスト・ウェスタン(4つ星級もあり) / Ibis / ホリデーイン / ラマダ
最近は、新しいチェーンホテルが登場し、拡大を続けています。これらのホテルのコンセプトはたいてい
お値段が安め各都市のトップ・ロケーション
サービスは至れり尽くせりではなく機能重視
どこのホテルに泊ってもデザインは同じ
従業員は徹底教育(でも外国人(EU国の人)が多い)
このコンセプトで成長を続けているのが、イギリス発祥のPremier Inn(プレミアイン)、ドイツ発祥の MOTEL One (モーテルワン)、フランス発祥のB&B Hotelsなどです。どのチェーンホテルも創業が1990年代~2000年代に 登場しているのが特徴です。どのホテルも泊まる側に寄り添ったよいホテルなのでこれらのチェーンホテルを選べば満足できるのは確実です。
ただ現在、ヨーロッパはこれらのホテルに駆逐されつつある…といってもよい状態で、昔ながらのホテルが苦境に追いやられている のはホテル好きとしては、ちょっと寂しいかな…とも思います。何せどこへ行ってもまったく同じ部屋作りなので、別の 国に来たという感覚があまりないのです。ただ、今はこういうのが受け入れられるグローバルな時代になったということなのでしょう。
ヨーロッパ都市別価格比較
こちらの新聞にヨーロッパ各都市のホテル価格比較表が載っていました。ちょっと古いのですが参考になるかもしれないので一応載せておきます。
2005年12月現在、同じレベルの高級ホテルに泊まろうとすると…。
1. プラハ - 94ユーロ
2. ブリュッセル - 107ユーロ
3. ベルリン - 126ユーロ
4. マドリッド - 146ユーロ
5. アムステルダム - 154ユーロ
6. ローマ - 186ユーロ
7. パリ - 211ユーロ
8. ロンドン - 260ユーロ
(Algemeen Dagblad紙より)
バックパッカー向けドミトリーやYHなどの安宿
結婚して以来、ここ数年はご無沙汰ですが、私はこれらの宿も大好きです。安いから…という金銭的なこともありますが、 同室で友達を作ったり、一緒に出かけたりするのはドミトリーならでは、のもの。 私のよき思い出としては…ロサンジェルス・サンタモニカのドミトリーではゴージャスなアフリカの女の子と北欧の女の子と 仲良くなって買い物に行ったりヒップホップバーにいったり…と楽しい時間を過ごしました。 人との出会いを楽しみたい!という人には安上がりで楽しいステイになるに違いありません。
昔はバックパッカー向けのホステルといえば…暗い、汚い、治安も悪い…とよいところはありませんでしたが、 現在はベルリンやアムステルダムなど若者が多く集う都市には、快適できれいなホステルが多数あります。
B&Bやプチホテル
B&Bやプチホテルは、個人経営なので食事の時間が一定時間に決まっていたり、ちょっと不便な郊外にあったり、 と一流ホテルの便利さに比べると劣るところはありますが、個人経営ならでは、のいい点もたくさんあります。 その家のオーナーがとっても親切にしてくれてアットホームさにとても感動することもあれば、 泊まっているゲストと朝のブレックファストでおしゃべりしたり、、、など思わぬ旅の交流があるというのもこういうこじんまりしたホテルならでは、のこと。 私はこういうアットホームさが大好きなのです。バカンス時は問題さえなければいつもこういうホテルを選びたいなあ、と思っています。