イギリス ハットフィールドハウス

ハットフィールドハウス (Hatfield House) 

イギリスと聞くと、マナーハウスやカントリーハウス、美しいガーデン…そういったものを想像して「是非訪ねてみたいなあ…」と思われる方もけっこういらっしゃるはず。 「でも…今回はロンドンだけ滞在だし…」「でも…車がないからマナーハウスなんか訪れることはできない…」そうやって諦めてしまっている方、いらっしゃいませんか? いえいえ。そんな心配は御無用。ロンドンから気軽にいける素晴らしい伯爵在住の宮殿があるんです。それがこの「ハットフィールド・ハウス」。現在もソールズベリー伯爵の 居住城であるこのハットフィールドはかつてはエリザベス一世が女王となる日までこのお城で過ごした歴史的なお城です。ロンドンはキングスクロス駅から20分強で ハットフィールド駅に到着。なんと入り口は駅の目の前という便利さです。



ハットフィールドハウス 見どころ - Things to do

ハットフィールドハウスの見どころをご紹介します。

宮殿

ハットフィールド・ハウスの見どころはなんといっても現在もソールズベリー伯爵が居住地としている宮殿。 ジャコビアン時代に建てられたイギリス建造物の中で、 特に価値のある建物として現在も重き価値を置かれた宮殿です。この宮殿の歴史は1600年初頭の初代ソールズベリー伯爵 (ロバートセシル)まで遡ります。それ以降、400年に 渡り歴代ソールズベリー卿とその家族がここに居住を構えています。

特筆すべきは、かの有名なエリザベス一世も子供時代はここに住み、女王となったあともこの館を愛した、 ということです。彼女がこの敷地内の樫の木の下に立っていた時、「次期女王になるよう宣告を受けた」という逸話が残っています。

この建物の現在の正面玄関は何やら学校のような 感じであまり魅力的な感じがしませんが、実は当時はこちらが裏側で現在の裏側が当時の正面玄関だったそうです。昔は豪華な四頭立て馬車が広大な敷地を通り抜けて屋敷に到達しましたが、 現在は馬車文化が廃れてしまったため、表と裏を逆転したというわけです。なお、宮殿は多数の映画場面で使われています。映画が好きな方は「あれ?ここはどこかで見たことがあるぞ?」と思われる方がいらっしゃるかもしれません。

宮殿内部

宮殿がこれだけ歴史を持つのだから、さぞや内部もすごいはず…。はい。その通りです。見学できる内部は一部ですが、その一部を見ただけでもイギリスはすごいなあ…と感嘆してしまうこと間違いなしです。ロング・ギャラリーや豪華絢爛チャペル、精巧な彫刻が施された階段手すり、装甲兵がものも言わずに立ち並ぶいかめしいロビー…どこも一点の曇りもない一流さです。ついジェーン・オースティンの「高慢と偏見」の様々な場面が思い浮かんでしまうような…本や映画の世界が目の前に広がっているのです。

庭園

美しい庭園がいくつかあります。東庭園は宮殿のプライベート部分に面しているため週一回の公開のみ。西庭園は開園期間中は中に入れます。シーズンになると美しい英国式 庭園に花が溢れ、撮影スポットがたくさんになります。庭園(garden)以外に「公園(park)」と呼ばれる広大な敷地があり、ここは公園というより森といったほうが正しいかもしれません。訪問者は、この公園内に設定されたウォーキングルートを歩くことができます。

ショップとレストラン

現在はイギリスグッズ、ギフトショップ、おもちゃショップなどさまざまなお店が内部に店を構えているようでお買い物も楽しそうです。レストランでは サンドイッチなどの軽食が食べられます。事前申し込みを澄ませばアフタヌーンティも可能。

ハットフィールドハウス・オフィシャルサイト: Hatfield-house.co.uk

冬季シーズンは閉館しますのでご注意ください。また曜日や時間によって入場できる場所が異なります。シーズンごとに多数のイベントもあり、イベントによっては入場料も変わります。必ず事前に情報をご確認ください。


ハットフィールドのホテル - Hotel

ここはロンドンから電車(Peterborough行き、Hatfield下車)で20分で到達できるので日帰り圏内です。ロンドンで連泊すれば荷物運びもなくラクなのではないかと思います。

 ロンドン・ホテル検索

値段と地図を合わせ見ながら調べると便利です。写真もたくさんついているのでイメージが沸きやすいかと思います。

「そらのプチホテル・B&Bファイルのイギリス編」にて イギリスのお薦めB&Bやプチホテルをご紹介していますのでそちらもご参考ください。
「海外ホテル選び・手配・注意点」もどうぞご参考ください。