とっておきのヨーロッパ - イーリー
イギリス・イーリー (Ely)
イーリー、と聞いてそこがどこにあるのか何となく場所が分かる人は相当なイギリス"通"だと思います。 それくらいマイナーな場所で日本のガイドブックではほぼ紹介されていません。 ただイギリス人にはけっこう有名な街で、イーリー大聖堂、といえば、ウェストミンスター寺院を彷彿と させる威厳のある大聖堂で、映画撮影が行われることの多い大聖堂です。
その他、イギリスで優勝したイギリスらしいティールームや英国の歴史で登場するオリバー・クロムウェルの 家などもあり、イギリスらしさが残る街なのです。
イーリーへの行き方 - Travel Information
ケンブリッジから列車で15分ほど。列車はよく出ており、人ごみ激しいケンブリッジから 半日観光でイーリーまで足を伸ばし、のんびりした時間を過ごすのもお薦め。 駅から川沿いを歩き、有名なティールームまで行くのが楽しい散歩コース。
イーリー大聖堂 (Ely Cathedral)
地方にある立派な大聖堂…ということで映画撮影に使用されることが多いイーリー大聖堂。 有名な映画といえば「英国王のスピーチ」、「エリザベス - ザ・ゴールデンエイジ」、 「ブーリン家の姉妹」etc...王族関係の映画で軒並み使われています。 私たちが訪れた時もちょうど映画(テレビシリーズ「The Crown」)の撮影の合間でした。
内装が立派で見どころがたくさんありますが、私的には8ポンドの入場料は高いかなあーーーと思いました。 それさえなければ(せめて5ポンド以下…セコイですが)最高です。 ここにコリンファースも来てたのかあ…と思うだけで幸せでした(笑)。 イーリー大聖堂内は入り口とは別にお土産屋、ガーデン、カフェなどがあるので時間がある方はそちらもお立ち寄りください。 私たちが行った時間はもうすでに閉店間際だったのでちょっと残念でした。
オリバー・クロムウェルの家 (Oliver Cromwell's house)
王を中心とした立憲君主制を維持しつづける英国がかつて共和制だった時代が11年間だけあります。 長い歴史の中でたったの11年間と思うとずいぶん短い気がいたしますが…。
その時代の統治者がこのオリバー・クロムウェル。彼は独裁者とも言われ、 今でもイギリス人には人気がなく、国王を処刑したことで英国王室の敵人物である評価は変わらないのでしょうが、 当時ずっと続いてきた流れを食い止めて変革をもたらした、という点では やはり抜きん出た力を持つ政治家だったのではないかと思われます。
そんな彼が10年間住んだのがこの街で、彼の住んだ家が現在も残っています。 今は観光局も兼ねているので気軽に立ち寄ってみてもいいでしょう。
イーリーでショッピング
Waterside Antiques Centre - アンティーク
大きな倉庫のようなアンティークショップ。3階建てで色んなアンティークを扱う店舗が入っています。 支払いは入り口で、もし気に入ったものがショーケースに入っていたら入り口で店舗の番号を伝えて 出してもらいます。ここには正式に幽霊も出るんだとか…幽霊が出そうな雰囲気?という感じもしませんでしたが 、まあでも確かに夜ひとりで寝泊りはしたくないかも…。場所は上記のティールームのお隣さんです。
ウォーターサイド・アンティーク:Waterside Antiques Limited
住所: Waterside Antiques Centre 55a to 55b, Waterside, Ely, Cambridgeshire, CB7 4AU
Tel: 01353 667066
イーリーのレストラン・カフェ
イーリーの有名ティールームをご紹介します。
Peacocks Tearoom - ティールーム
イギリスのベストティールームにも選ばれた有名なお店。 イギリスらしい一軒家のティールームです。スコーンやケーキの他、サンドイッチなどの軽食も食べられます。 もちろんクリーム・ティーも。スコーンは非常に大きく、デボンシャークリームと一緒に食べるとかなり お腹いっぱいになります。
一軒屋のティールームなのですが、邸宅の雰囲気もとても素敵。そこら中に飾ってある不揃いのアンティーク。 飾りものだけでなくサービスされるお茶のカップなども全部揃わずバラバラと違う銘柄を 出してくるのも有名なんだそうで…確かに、高級感漂うというよりもアットホームさがヒシヒシと感じられました。 こういうティールームはありそうであまりないのでずっと続いてほしいです。5月~6月は藤の花が建物を彩り、 華やかさのピークを迎えます。
ピーコックス・ティールームのサイト: Peacocks Tearoom
住所: 65 Waterside, Ely Cambridgeshire
イーリーのホテル
ここで一泊する必要性はあんまりありませんが、ケンブリッジの宿泊施設は軒並み高いのでお金を浮かせるためにこちらで一泊するという手もあります。季節によってはケンブリッジの半額くらいで泊まれます。
Peacocks Tearoom B&B
上記でご紹介したティールームにはB&Bが併設されています。 このB&Bに泊まると、この有名なティールームで朝食を食べられるという特典が付いてきます! B&Bはリビングルームとベッドルームがついたゴージャスな2部屋で、 そのトラディッショナルな英国スタイルは英国好きの方ならばわざわざここに泊まりにくる価値アリ、 というくらいの素晴らしさです!!!
そのほかのイーリーのホテル検索はこちらから→ 「イーリーのホテル検索」
値段と地図を合わせ見ながら調べると便利です。写真もたくさんついているのでイメージが沸きやすいかと思います。
「そらのプチホテル・B&Bファイルのイギリス編」にて
イギリスのお薦めB&Bやプチホテルをご紹介していますのでそちらもご参考ください。
「海外ホテル選び・手配・注意点」もどうぞご参考ください。