ベルギー ブルージュ

ブルージュ (Brugge) 

中世の忘れられた街として世界中の人々を魅了しつづけるブルージュ。でこぼこの石畳の街を歩き回って 私だけの「お気に入り」スポットを見つける。そんななんでもないことに心ワクワクすることができるのも この街ならでは。

ただし!!!世界中の人を魅了し続けるだけあって、観光シーズンは非常に混んでおります。 道路から人があふれるほどで、まさに「観光ブリュッセル遊園地」と言っても過言ではありません。 「私だけのスポット~…!」「美しい中世の街並み写真を撮りたい!」を期待していくと、あまりの混雑にガッカリ…ということもあります。 イメージどおりの静かなブルージュを見たければ、多少寒くてもオフシーズンに行くのがベター。

ブルージュ - Travel Information

日本でなじみの高いブルージュ、という呼び名は英語「Bruges」から来ており、現地ではこの呼び名は使いません。現地はフラマン語(オランダ語)使用圏で、街の呼び方はBrugge(ブルッヘ)。 ですので、切符を購入するなどブルージュの名を現地の人に伝えたい場合は「ブルッヘ」というと通じやすいです。ブルージュは公共交通機関を使っていく場合、ブリュッセルから約1時間、 アントワープからも約1時間で到着します。日帰り旅行も十分可能な都市ですが、ブリュッセルよりもこじんまりとした安全都市であり、魅力的なホテルも多数あるので 時間に余裕があれば、こちらに泊ってみてもよいでしょう。



ブルージュ (Brugge) - 見どころ

ブルージュの見どころをご紹介します。

ベギン会院 (Begijnhof)

フランダース地方のベギン会院(中世から始まった女性修道会)は現在ユネスコの世界遺産として登録されています。 こちらのベギン会院は現在も修道院として使われており、観光客の立ち入りは可能ですが、昔と変わらぬ静かな、 おごそかな雰囲気が漂っています。ブルージュは、どこを歩いても楽しいですが、個人的に好きなのがここと ここから歩く運河と愛の湖(ちょっと名前は恥ずかしいような気もしますが…苦笑)。


聖血礼拝堂 (Basiliek van het Heilig Bloed)

Heilig Bloed(Holy Blood)とはすごい名前だな…と思わず思ってしまうブルージュのカトリック教会。この聖血の由来は 十字軍遠征で、当時の公主フランドル伯爵が、エルサレムからキリストの聖血を持ち帰ったという言い伝えに由来しているそうで いかにもカトリックぽいです。

現在もブルージュではキリスト昇天祭の日に「聖血の行列」というお祭りを行っており、 多くのカトリック信者たちのお祝いとなっています。

聖血礼拝堂のWEBサイト: Holy Blood
開館時間:9:30-12:30 14:00-17:30
礼拝堂は無料 ミュージアムは2.5ユーロ


チョコレート博物館 (Choco-Story, The Chocolate Museum)

家族連れの場合、見どころが多いようで実は意外に何もないブルージュ。お天気があいにくのお天気で街歩きができない~!!というときなどに是非訪れたいチョコレート博物館。 チョコレートが大好き!という人にももちろんお薦め。

チョコレート博物館のWEBサイト: www.choco-story.be

フルーニンゲ美術館 (GroeningeMuseum) 

ファンアイクやメムリンクといったベルギーの巨匠をはじめとする絵画コレクションを持つ美術館。規模はそれほど大きくなく、1-2時間で見られる規模。

フルーニンゲ美術館のWEBサイト: groeningemuseum

ブルージュのホテル - Hotel

人であふれかえるブルージュのホテルは質が高く、泊まりたいホテルが何軒もあります。ただし、どうやらブルージュでは一度予約すると無料キャンセルできない 仕組み(いいのか?そんなの?!人気観光地だけあって強気…)を取っているようなので、予約をする際は慎重に行ってください。

 ブルージュのホテル検索

値段と地図を合わせ見ながら調べると便利です。写真もたくさんついているのでイメージが沸きやすいかと思います。

「そらのプチホテル・B&Bファイルのベルギー編」にて ベルギーのお薦めB&Bやプチホテルをご紹介していますのでそちらもご参考ください。
「海外ホテル選び・手配・注意点」もどうぞご参考ください。

ブルージュ - Cafe & Restaurant

ブルージュは観光客で溢れる町で当然多数のレストランもあります。 お値段も手ごろで美味しいレストランが多数ありますが、観光客が多いことに胡坐にかいたレストランも多いので、予約しない場合はいくつか候補を持って 行くことをお勧めします。

Tearoom Carpe Diem - カフェ

ブルージュに行ったなら…絶対ここに行きたい!!というよりも、ここに行きたいからブルージュに行きたい!!というくらいステキなカフェ。 ステキな雰囲気、美味しい&美しいケーキやカフェごはん。お店の人もとってもフレンドリーで、何時間でも滞在したいくらいで、お薦めできます。 私たちはカフェといえばいつもここなので、ここ以外知らない…という問題もあるくらいです(苦笑)。

カフェのウェブ・サイト: Tearoom Carpe Diem
住所: Wijngaardstraat 8, 8000 Brugge

ブルージュ - Shopping

ブルージュには実に50軒以上ものチョコレート・ショップが存在するそうです。お土産にチョコレート~♪と思っていても、 どれを買ったらいいのやら…。でも、実はほとんどのお店が工場で生産されたものを取り寄せているだけなので、味はどのお店も変わらず…(汗)。 実際にショコラティエが作っている、というお店は5軒しかないのだとか。その中でもお薦め、ブルージュのチョコレート屋はこちら。

The Chocolate Line

現在はアントワープにも進出しておりますが、発祥はこちらのブルージュ。わさび入りチョコなんかもあって斬新です。ベルギーを代表するショコラティエのひとつ。

チョコレートショップのサイト: The Chocolate Line
住所: Simon Stevinplein 19, brugge


Van Oost

訪れてみれば分かります。オシャレなお店の雰囲気が他のチョコレートショップとの違いを顕著に表わしています。1974年にRobert van OostとしてチョコレートショップをOPENし、すでに 半世紀近くブルージュのチョコレートショップの顔として君臨しているこのお店。

地元でNo.1との評判はもちろん、パリからもわざわざこのお店のチョコレートを買いにくる人も いるそうです。しかしながら現在も派手に宣伝を行うことはなく実直なチョコレート職人として営業を続けており、お値段も250gで10ユーロちょっと程と良心的で感嘆に値します。 お店も昔と変わらず小さく、知らずにいたら通り過ぎてしまうに違いありません。 本物の名店とはこうなんだ!!有名ブランドの名に惑わされない方で本当に美味しいチョコレートを探している方は是非訪れてください!

チョコレートショップのサイト: Van Oost
住所: Wollestraat 11, 8000 Brugge