ベルギーの海で夏休み 2018

Brugge, BELGIUM - DAY 3

今日は海岸の街ブランケンベルヘから自転車に乗ってベルギーの古都ブルージュへ。石畳の街を爽快に自転車で駆け抜けます?!



今日はゆっくりの朝。娘は楽しかった一日が終わってしまったので、なんとなくやる気がでない模様…。なんとか朝8時過ぎに起床し、 朝食を取りに。昨日より遅い時間なので本日は混んでいました。パンが美味しいので、パンを中心に豪華な朝食タイムを楽しみました。

今日はブランケンベルヘまで行き、そこで自転車を借りてブルージュへ行く予定。ハッキリ言って。オステンドからブルージュまでは電車で 15分程。電車賃も大したことないに違いありません。もし純粋にブルージュ訪問が目的なのであれば自転車に乗る必要なんてありません。 …ただ。私は…もう何度かブルージュに行ってますし、ブルージュはきれいながらも見どころがあまりない、しかもめちゃくちゃ混んでいる! ということもすでに知っているので(汗)、ブルージュはさっと見られれば良いわけで、目的はあくまでも自転車だったのでした。


到着しました…ブランケンベルヘ

貸自転車屋はブランケンベルヘの駅からほど近い場所にありました。ちゃんと事前に地図で確認したとおり、発見!…日本人で 貸自転車を利用しに来た人は、私が初めてじゃないかしらね。うーん…たぶん、そんな人は稀な気がします!しかも、ブランケンベルヘの街に アジア系の人は全然歩いてませんでしたし。

ヨーロッパで自転車を借りる際は、大抵パスポートが必要です。保証金を支払う場合もありますね。パスポートそのものを預かるところもあります。 高額な自転車を貸し出すわけですから。この自転車屋でも素晴らしい自転車を貸し出してくれました。盗まれたらどうしよう…逆にそれが心配に なってしまうくらい…。ちゃんと頑丈そうなチェーンと鍵も貸してくださいましたけどね。。。

自転車を借りて、いざ出発!…しかし、ここで私の準備が十分でないことに気がつきました。すなわち…うちの子のスマホで道路を検索できると 思っていたのよね。でもwifiなんてないですし、海外ですし…(汗)。それは無理なのでした。そのため…ルートがイマイチ判らないという サイアクの事態に。オランダではそういうことをしないので、つくづくアホだなあ…と思いました(汗)。

仕方ないので、大きな幹線道路沿いを進むことにしました。ブランケンベルヘからはひたすら南下すればブルージュに到着するのです。一応ね。 ただ、幹線道路沿いなんて面白くないんですけどね…。道のりは10キロで、まっすぐ下るだけなので、比較的早くブルージュに到着しました。時間にすると45分~1時間ほど だったかな。 それほど大変な距離ではないし、ちゃんと自転車道もあったので何ら問題はなかったのですが、ただ…本日は暑かった。再び夏に逆戻り、という 暑さで、炎天下の自転車漕ぎにすっかり疲労困憊。私はブルージュに着いたときは、大丈夫か?てな状況になっておりました…。大丈夫なのか、私?!?!

Ezelpoort(エゼル門)をくぐり、ブルージュの旧市街に入ってすぐに気がつきました…。ここは…悪名高き石畳の街であったということを。バギーでボコボコ…娘のむち打ちを心配した過去、スーツケースの ローラーが壊れそうになった過去…それはいずれもこの町だったのでした…。そして、今日この日は、自転車でボコボコ。お尻がデンデンと跳ね返っています。 改めて思い出した石畳。自転車がパンクしたらどうしよう…石畳の衝撃がどれくらいか分かりませんがこうもお尻が飛びまくると、けっこう心配になりますよ(苦笑)。


娘は涼しい顔で自転車@ブルージュ・マルクト

どこまで自転車で進もう~…どうしよう~…と思いながらグングン漕いでいくとかの有名なマルクトに到着。ここに大きな自転車置き場があったので、ここに自転車を止めて 町を少し散策することにしました。


ブルージュは今日も混雑していた…

久々のブルージュでしたが、混雑具合はいつもと同じ。あっちこっちで写真撮影隊が思い思いに写真を写しているので、どこを通ったらいいのかさえ迷うほど。 今回、旅行そのものが久しぶりなのでこういう環境は久しぶりだなあ…。

どこもかしこも混んでいるので、ブルージュに来たらいつも行くカフェへ。そこまでもすごい人ごみ。そして暑い!私の疲労困憊具合はさらにすごくなり、 お気に入りのカフェにようやく到着した時は、気分が悪い状態になっていたのでした…サイアクだ(涙)。

ブルージュのカフェ:Tearoom Carpe Diem

お気に入りのカフェは人通りの激しい通りから一本細道を入ったところにあり、到着するといつもと変わらぬ姿で私たちを迎え入れてくれました。 知る人しか入らないので、この日もとても空いていました。建物内は涼しく、ちょっとホッとして席に着きました。せっかく来たので 一応ワッフルを頼みましたけど、正直食欲はまったくなかったなあ…。

でも、ここで冷たいジュースを飲んで、しばらくするとようやく気持ち悪さが遠のき落ち着いてきました。良かった…。私の隣には日本人の女性ばかりの団体客が席を陣取り、 ワッフルを堪能されていました。「写真撮りましょう」と、ワイワイガヤガヤ…楽しそう。従業員さんも「皆さんの記念撮影をとって差し上げますよ」と優しく対応されてました。 女性ばかりの団体は華やかでよいですねえ…。


サクサクのワッフル

食べ終わった後もしばらくのんびりし、回復してちょっと歩き回れそうかな、と思った頃、カフェを後にしました。…きっとまた何年か後にここに来るに違いありません。


ブルージュと言えば運河めぐり…いつも思うけど溢れんばかりに人が乗ってるよね…

再び混雑した道路へ。正直言うと、どのお店も観光客向けのお店で、ベルギー産のお土産類に興味のない私にとっては魅力的なお店もないのですが… ふらふらと歩き回った感想を言うと、以前よりもワッフル屋が増えたような気がしました…?あくまで気のせいかもしれませんが…。


この辺りのアンティーク屋さんはいつもの通り…

ブルージュは子供が7か月の時に初めて来たので、彼女が赤ちゃんだった頃の思い出が強いのですが、今は二人で来て彼女が自撮りをしているのを 見ると…月日が経つのはあっという間だなあ、と思います。しかし、華やかでにぎやかな雰囲気は何年経っても変わらないですね。


この辺りが一番華やかな通り…

今回自転車でブルージュに来たので、自然と自転車に乗っている人に目がいってしまいます。こんな凸凹道なのに、意外と自転車持参の人が 多いのに驚き。この辺りに住む人なんでしょうか。


自転車が気になる…

全体をささっと見て、お店を何軒か眺めて数時間のブルージュ散策は終了。再びマルクトに戻り、自転車に乗って帰路につきました。 行きは暑いのに厚着で汗をかき、気持ち悪くなってしまったので帰りは上着は脱いでなるべく涼しさを維持しながら自転車をこぐことにしました。 同じ道を帰るのは少々つまらない…。


また何年か後に訪問できるかしらね…


ブルージュも少し道を逸れると静かな通りが何本もあります…

帰り道の途中に郊外の大きなハイパースーパーマーケット「カルフール」を見つけたので、休養&涼み&お土産買いのために寄りました。 オランダにはカルフールがないので。。。どんな品ぞろえなのかスーパーを訪問するのは楽しいですわ。お土産のお茶やらお菓子を買い込み、 再びブランケンベルヘへ向けて自転車をこぎます。

夕方5時ころ自転車屋に到着。自転車を返還してから、トラムに乗ってオステンドへ。実は今日の夜このブランケンベルヘで花火大会があるので 元気があればずっとここにいても良かったのですが、炎天下の自転車はやはり堪えたので一度ホテルに戻って休もうということになったのです。 6時ころオステンドの街に戻り、ブラッセリーカフェで簡単夕食。7時過ぎにホテルに戻り、シャワーに入ったりベッドでゴロゴロしたり… 休憩しました。

8時半ころ再び外へ。え…遅くない…?と思われる方…実はこちらの花火開始時間って遅いんですよ…。ブランケンベルヘの花火大会は全然情報が なく、何時から始まるのか確信がなかったのですが、10時、もしくは10時半だったので9時半過ぎに到着できればよいのです。 母子二人で夜遊びですね~(苦笑)。

情報がないのでイマイチ様子が分かりませんでしたが、なんとかその周辺に到着。10時ころからヘンなショーが始まったので、もしかして花火じゃなかったのか…? と心配になりましたが、10時半に堤防から大きな花火が上がりました。思ったより立派で、長い時間やっていたので感動しました。 たぶん…ほとんどの人が地元の人々orベルギーの旅行客で、まさに地元のお祭りに参加させてもらった気分。なんだか昔ホームステイした学生時代の感動を 思い出させるような特別な気分になって花火を見続けたのでした。

さて。帰りは11時を回っており、ちゃんとトラムが来るのかぁ~?それが少し心配だったのですが、…時刻表によると20分以上は待たなければいけない はずなのに、あっという間にやってきました。よく分からないけど、良かった、良かった…(笑)。オステンドについたらもう12時! さすがにこの時間はほとんど誰も歩いておらず、娘と二人で早歩きでホテルに向かったのでした。治安の悪い雰囲気はまったくなく、 レストランではまだ食事をしている人がいて(食後のコーヒーを飲んでいた)、大層驚きました…(苦笑)。そんなこんなのベルギー3日目が無事終了。