ベルギーの海で夏休み 2018
Plopsaland De Panne, BELGIUM - DAY 2
今日はベルギーで一番有名な遊園地プロップサランドへ。思った以上に楽しい遊園地でした。
今日の一日の始まりは早い…。朝7時には起床し、7時半前には朝食ルームへ。さすがにまだ早いのか比較的空いていました。 けっこうバラエティに富んだ品揃えです。ベルギーに来てから驚いたのが、従業員が皆2、3か国語対応だということ。 特に夏シーズンの今は南のフランス語圏からやってくるベルギー人も多いらしく、フランス語を話す人々の割合がめちゃ高し! …というわけで、みなさん、いちいち「オランダ語?フランス語?英語?」てな具合に言語を対応言語を聞いてくるのです。 従業員さんも大変だわ…。
ここで飲んだSoyaチョコレートドリンクが娘的に大ヒットだったようで、毎日セレクトしていました。健康食品だし、良い感じですね。

8時過ぎには朝食を終え、お出かけ準備。8時半にはホテルを出てトラム乗り場へ。トラム乗り場は昨日下車した繁華街の駅です。 ここのほうがホテルからは近いので。3日間の乗り放題乗車券を持っているのでチケットを購入する必要はありません。それにしてもこの 乗車券、3日で12ユーロと格安なのもよろし…。
今日の行き先はベルギーで一番有名な遊園地PLOPSALAND(プロップサランド)です。ずっと行ってみたい…とは思っていたものの今日まで 訪れることができず…娘がまだ子供のうちにいかねば!と思っていたのです。ここはフランスの国境近くの街De Pannne(デパンネ)という駅前 にあるので、ベルギーがいかに小国とは言え…けっこう遠いです!
乗車時間はトラムで75分間なので、8時半過ぎのトラムに乗って遊園地の(10時の)開館時間前に到着しようという心づもりなのです。 私たちはオーステンデから乗ったのですが、デパンネまでは相当多数の駅を通り過ぎます。そして、各駅でプロップサランドに行くのかな~ と思わき家族たちが乗り込んでくるので、途中からトラム内は押すな、押すな、の大賑わい!後ろでは小さい子が「あのね、あのね、 僕ね、今日ね、プロップサランドに行くんだよ~!」と隣のおじさんに話しかけているのが聞こえます。私たちは座っていたので ニッコリ笑顔で小さい子の話に耳を傾けてしまいます。遊園地に向かうトラム…なんと平和で楽しいトラムなんだ!
駅正面にそびえる看板
予定通り10時前にデパンネに到着。すでに行列となっていたプロップサランドの入り口前に私たちも列をなしました。さて、このPLOPSALAND、 オランダで赤ちゃんの時から子育てをしたことある人ならば誰でも知っている人々が登場人物のテーマパークなのです。 このオーナーはStudio 100 という子供番組のテレビ局。ベルギーのテレビ局ですが、オランダでも放映されているため、オランダの子供たちにも なじみ深いキャラクターなのです。
すなわち、K3、Mega Mindy、BUMBA、海賊のPiet Piraat、ミツバチMAYA、小人のKabouter Plop…などなど。このキャラクターもどんどん新しいのに 入れ替えがされているので、年代によっては知らないキャラクターもあるとは思いますがメインは変わりません。ともかく…かなりやり手のこのStadio100はベルギーや オランダ国内にいくつかの(室内)遊園地も運営しており、まさに子供総ナメ、手なづけ状態…といってもいいと思います(笑)。 もちろんうちの子も、さまざまなキャラクターにハマっていたため、音楽を聴くだけで私なんて小さかった頃の彼女の思い出に フラッシュバックしてしまう有り様なのであります。

で。今回やってきたデパンネのプロップサランド。事前にオランダの新聞で格安チケットが売り出されていたため、そのチケットを 事前購入しておりました。なんと30%以上のオフ!!本来36ユーロだかのものが23ユーロほどでお買い上げできたので、相当お得でした。 ただ心配性の私…ちゃんとこのチケットが有効かどうかだけ心配でしたねえ。だって…ベルギーとはいえ、海外でしょ? 列で待っている間、落ち着きなく周りをキョロキョロしてみると、同じチケットをプリントアウトしている人がチラホラいたので、 ちょっと安心!10時に無事入館できたのでした。
ベルギーで一番有名な遊園地:PLOPSALAND DE PANNE
入り口前にあった看板は少し色あせていたので、ここ…実はイマイチの遊園地だったりして~…ははは?と思いきや、中に入ると そんな心配は無用でした。中はどこもきれいにメインテナンスされており、ごみも落ちてない具合がちょっぴしディズニーランドのよう。 園内はそれほど広くありませんが、程よくアトラクションがあるだけでなく、テーマに沿ってお店やごみ箱、レストランなども 奇麗に装飾されており、オランダのエフテリングと比べても、総合的にはよい勝負なのではないかと思いました。ただキャラクターが子供向けなので 大人だけのグループで来る遊園地ではないと思いますが。
ジェットコースターAnubis
入った瞬間が一番空いていると思われたので、まずは混みそうなジェットコースターに行こうよ、とアヌビスへ。けっこう怖いと評判のジェットコースターらしく 娘はかなりウジウジと乗るか乗らないか…悩んでいましたが、私が「もう二度と来ないかもしれないんだから乗ってきなさ~い!」と一蹴してしまいました。 わたしは鬼母か?(汗)。誰も並んでないのですぐに来るかな、と思いきや、中には何人か並んでいたらしくしばらく経って娘の乗った乗り物が出てきました。 すでに手を振る余裕はできているようでホッ。でも、かなり回転するものだったらしいです…。小さい子は乗れません。あ、ちなみに私は今日は付き添い専門です。 乗り物系はまったくダメなので、娘一人に並ばせるという…ちょっとかわいそうなのですが、本人はあんまり気にしてないみたいなんで…汗。
園内の様子
とりあえず一つ怖いものに乗ってしまったので、あとはどれでも乗れる!と思ったようです。今から考えると、このすいている時間帯にすべてのジェットコースターを 制覇しておけばよかったかなあ…。結局あとで乗ったジェットコースターはすごく混んでいて、1時間くらい並んでしまったので…。ま、でも、 その時はかなりのんびりしており、身近にあった乗り物に乗り込んで悠々としていた私たちなのでした(苦笑)。ま、最終的に乗りたいものには全部 乗れたのでそれはそれで良かったか。
この遊園地は子供なら誰でも楽しめるつくりで、小さい子は小さい子なりの、大きい子は大きい子なりの楽しみ方があってよいな、と思いました。 また、ベルギー中から集まった家族たちがそれぞれの言語で、それぞれの場所で思い思いに楽しんでいるのを見て、ふと自分が ベルギーで両方の言語の人々がごちゃごちゃに入り混じっている現場を垣間見たのはこの日が初めてのことではないかと思いました。 二か国語が公用言語であるこの国では一応その所属している地方でメインの言語が決まっているわけですが、ここは…どっちが優先ということがなく、 どちらも第一言語扱いだったんですね。いちいち「オランダ語?フランス語?」と聞かれるし、まさに言語入り混じっている状態! なんか、それが妙に新鮮というか。真のインターナショナル国家やな~…と改めてベルギーのすごさに驚くわたしなのでした。
ジェットコースターHeidi(ハイジ)
ジェットコースターハイジの辺りは、スイス一色!かなり精巧なつくりで、ディズニーランドを思わせるなりきり度合でした。 娘は並びに行ったっきり、1時間も帰ってこず…私はかなり退屈。。。
…でも、なぜハイジ?ハイジの番組があったかどうかは定かではない…
このパークは素晴らしいことが多かったけれど、お食事のお値段は高かったです、、、。しかもイマイチ。美食国家なんだから…美味しい食事を 提供してもらいたかったわ…。
このジェットコースターもすごく混んでいたわ…
一番混んでいたジェットコースターがDE DRAAKというもの。これは…理由は分かりませんがなかなかスタートしないのですよね。しかも2周するし。ちょっと空いたかな?という頃、 並びに行きましたが、それでも…全然帰ってきませんでした。うちの子は、周りがフランス語の子供ばかりだったらしく、フランス語でいっぱい話しかけられて 「あー、うー、困った…」と言ってました。もしかしたらこの国の人は言語が違ってお互いに意思疎通できない訳だから、通じてなくてもへっちゃらでしゃべってしまうのかもしれませんね。
室内のボールパークは小さい子向け
小さい子が遊べる場所も一応様子だけは見に行きました。5年前はきっとこの辺りが一番楽しい場所に違いないと思うと…子供の成長って早すぎます! この隣には劇場もあって小さい子が楽しめるミュージカル劇をやっているようです。
赤ちゃんの好きなBUMBA。懐かしいキャラクターです。
このパーク、あとはハチが多くって…ちょっと怖かったです。というか、うちの娘は刺されてしまいました。これだけ露出度があればね…。 刺されてすぐに医療センターに向かいました。医療センターは入り口付近にあります。ハチに刺される人は多いらしく、彼らも手慣れたもの。 すぐに手当てをしてくれ、刺された園内の場所だけ質問されました。この手当、いったい何なのか分かりませんが、すぐに効いた模様…。 ともかくハチが怖い人は真夏は気をつけたほうがよいです。
花はきれいなのですが…ハチも多し!
うちの子が長い間ジェットコースターに並んでいたので、いつになったら帰ってくるんだろう…と待ちぼうけていたら、突如にぎやかな音楽とともに STUDIO 100のキャラクターによるパレードが。ディズニーのパレードと比べたら、笑っちゃうくらい「屁!」という感じですけど、 でも一応やるところがスゴイ、と思いました。小さい子、十分騙されてるし~(笑)。
キャラクターたちのミニパレードもあります
今日は残念ながら夕方7時で閉館とのことだったので、最後の最後までいることにしました。上の写真にないものにもたくさん乗りました。 ROX-FLYERという地上70メートルまで登ってクルクル回る乗り物では、懐かしいMEGA MINDYの音楽が流れていたので、涙腺崩壊で ひとりべそべそ泣いていました。なんだか昔を思い出しちゃって…。鼻をズルズル鳴らしていたら、戻ってきたうちの子に 白い眼で見られてしまいました…。冷たいなあ~。…あの可愛かったりすちゃんはいずこへ?
二度乗ったスーパースプラッシュ
閉館時間も近づいたので入り口に向かうと、なんとキャラクターたちが勢ぞろい。なんかすごいぞ。子供たちはそれぞれお気に入りのキャラクターに 近づいて、みなさん、満足度も最高潮といったところ…?
キャラクターたちによる「さよならのご挨拶」
BUMBAくんも発見!
最後にお土産屋さんを見て楽しかったプロップサランドを後にしました。帰路もまた長いので、帰りのトラムでも席をゲットしたい…とジリジリと 必死になってしまうおばちゃんなのでした。
帰りも75分の道のり。途中たくさんの街を通り過ぎ、今度はどんどん人が降りていきます。さ、寂しい…。けっこうにぎわっている街もあったけれど、 かなり廃れている街もありました。ベルギーの海岸沿い目当てに来る人は、ちゃんとにぎわっているか見極めたほうが良いのかもしれませんね。 まぁ~…あまりマイナーなところに日本人はいかないと思いますが。
もう8月の終わりだと日が暮れるのも早くなって、8時を周ると薄暗くなってきました。ますます寂しい…。今日は、最初から帰りは遅くなることが 分かっていたので、夕食は簡単メニュー。ベルギーといえば、これですよ。これ…。というわけで、フリッツ(ポテトフライ)が食べられる スナックバーに行くことにしました。
予定通りの駅で降り、そのお店に向かって歩き始めたのですが…お店がありません。しかも、人通りもほとんどない状態…。 なんだか焦ってきました。見つからなかったらどうしよう~…なんでないの?!かなり必死に徘徊したところ、ようやくお店を発見。 まさに郊外の小さなスナックバーという感じ。
しかし、中は何人もの人が列に並び注文を待っていました。何とか食べられそうだ…と思いながら、前に並ぶ人たちの注文したメニューを見てビックリ仰天。 フリッツ(ポテトフライ)の大きさがハンパない大きさなんです!昨日のアイスクリームといい、ここは一体何なんだ~…。 最初、大きさ「中」を二人分頼むか?と思っていましたが、そんなことしたら大変なことになってしまうところでした。 というわけで、中を一つ、そのほかに娘はビターボーレン、私はBAMI BLOKを選びました。しかし、ここはバーガーが美味しいらしいので、 フリッツが大きすぎなければバーガーという選択肢でもよかったかも。隣の人が食べていたバーガーは美味しそうでした。
オステンドのスナックバー:Frituur Franky
従業員が一生懸命働いていましたが、彼らのオランダ語がこの旅行で一番分かりやすいオランダ語でした。娘曰く…まったく理解できないオランダ語を しゃべっている人もいる、とかで、私なんかが太刀打ちできるレベルではなさそうです…が、ここは大丈夫でした!
すごい量のフリッツ
無事ご飯にありつけてホッと一息。長かった一日も終わりに近づいた気分になりました。その後、ちょっと遠かったけれどプラプラと歩いてホテルまで戻りました。 女子供二人で大丈夫か~?と思いきや、公園も薄暗闇の中、普通に小さな子連れ家族が歩いていたし、割と治安は普通そうなところでありました。。。ベルギーで 治安が悪いのはやっぱり圧倒的にブリュッセルなのだなあ…と妙に納得する夜の帰り道なのでした。