ドイツ・ドナウ川とミュンヘン1週間の旅 2013
Regensburg 2013 - DAY 5
本日はノイシュバンシュタイン城を後にし、世界遺産の古都レーゲンスブルクに向かいます。
5月1日。今日はドイツでは祭日でした。知らなかった…。ショック。またあの何もお店が開いてない状況が来るのかあ…と思うと 予定が…。ウィンドーショッピングだってお店が開いてなきゃ本当に虚しいのです。…というわけで、 その国を訪れる前に祭日をチェックすること…とても大事です!!!
今日は朝7時30分頃に起き、支度をして朝食を食べにいきました。ベランダから外を覗くと、昨日よりは少し明るい模様… でもバイエルンの山々は姿を現しません。山を見られぬままここを去ることになりそう…。
泊まったホテルの朝食は…ドイツにしてはかなり質素。ドイツはかなり盛りだくさんの食事ですからね…。 まあ…でも、文句も言わずに座って黙々と朝食を食べました。この朝食中に驚いたことはなんといっても!!!外を通り過ぎる大型バスの数です。 30秒に一台の割合くらいで、じゃんじゃん大型バスが過ぎて行きます。なんじゃこりゃ。これだけの人々がノイシュバンシュタイン城を目指すのか! 改めてビックリいたしました。もちろん、ホテルの前を人々もどんどん通り過ぎて行きます。まだ8時過ぎというのに…今日は祝日でバイエルンの田舎街だというのに… いったいここは…どうなっているの?!?!(苦笑)。いったい皆さん何時に出たんでしょうね。
朝から長蛇の列
朝食を終えた後、外に出て、城を眺めてみたけれど、昨日と同じく霧がかかっていて山の全景は見えない様子…だんだん晴れてきているものの、 粘っても見られるかどうかというところ。今日はレーゲンスブルクまで移動しなければならない、ということもあり、 プチ・ハイキングをすることは諦めてここを後にすることにしました。
10:45分のバスに乗ってフュッセンに 向かったのですが、バスに乗ったのは私たちだけ…(苦笑)。フュッセンでバスから電車に乗り換える頃、にわかに晴れてきてバイエルンの山々が見えるようになりました。 あー、昨日の天気がこれだったらな。ちょっと残念ではありましたが、仕方ありません。雨が降らなかっただけでも良しとしましょう。 次回来ることがあらば、ハイキングもしたいです。
少しずつ晴れてきた中、最後の眺め
帰りの電車の車窓は美しく、山と草原と花々…。今は黄色い花々がたくさん咲いていて牧歌的な風景が広がっていました。写真は上手に撮れず…。ミュンヘンの駅で 購入しなければならないものを購入できず(休みということを念頭においてなかった)、ウロウロ探し回って電車を一本逃してしまったのですが、 夕方にはレーゲンスブルクに到着しました。今日は青空が広がっています…というか、この日だけだったなあ。

レーゲンスブルクには憧れがありました。なんといっても漫画「オルフェイスの窓」の舞台となった町ですから。あんな感じなのかな…ワクワク…と思いつつも、 あまりに期待するとガッカリ度が大きいので用心しながら旧市街に向かいます。 駅に到着したときは、うーん、どうかな?という感じでしたが、旧市街に入ると…んんん?ここは、、、なんか想像した通りの街並みが広がっていて、さらに期待が膨らみます。
まずはホテルに向かいました。このホテルが…良かった。すごく良かった。場所も、料理も、対応も、部屋も、雰囲気も…全て良かった!特に朝食は、驚くべき完成度でした。◎!!
まぁ、その話は後々書いていくとして、チェックインしてのっけからいい感じでした。窓からはカテドラルも見えました。
ホテルの部屋はこんな感じ
廊下もモザイクが美しすぎです…

5時頃、外に出てレーゲンスブルク散策へ。まずはりすちゃんの希望でアイス(早く見たいという気持ちが萎えるんですよねえ…💦)。 ぷらぷら歩きながらレーゲンスブルク大聖堂へ向かい、内部を見た後、ドナウ川の石橋へ。 夢にまで見た石橋。漫画「オルフェイスの窓」と同じ風景が広がっています!!!もう私はこれだけで感動で胸がいっぱい。 わざわざここまで足を運んだ甲斐があるってものです。
みんな下を眺めてますけど…何が見えるのかな
ドナウ川は思っていたよりずっと流れが速く、うーん、確かにこれでは死体が上がるのも難しいぞ(漫画のシーンね)、などと考えてしまいました。この流れを利用して何人かが カヌーを楽しんでいました。たくさんの学生たちが中洲に座ってビールを飲んで楽しんでいました。漫画と同じ~~…(←そればっかり…💦)。
歴史ある石橋
素敵な景色だったので、私たちも中洲へ降りて、この景色を楽しみました(画像はこのページトップの画像です)。 これだよ、これ!!漫画と同じ~~~…クラウス、ユリウス、イザークもこの景色を見たんだな~(←もう妄想が止まりません…漫画の登場人物なんだから実在しないってことは 重々承知しております…💦)。
漫画を読んだ人にも、そうでない人にも心に残る美しい風景で、旦那さんもじーっと静かに眺めていました。りすちゃんは…河原でお遊びでしたけどね。その後、 橋を後にして、旧市街を少しブラブラ。もう夕方7時を回っていて当然お店は閉まってますが(というか今日は祝日だからそもそも閉まってる…?)、可愛いお店ばかりで ミュンヘンとは違うーーー!とニマニマしてしまいました。
いかにも古い町並みが続くレーゲンスブルクの旧市街
よく見るとちょっと怖い感じの芸術作品
コスチュームショップ?!…ではなく、本物のドイツ民族衣装ショップ
8時くらいにホテルに戻りました。これからレストラン探しも面倒なので、そのままホテルのイタリアンレストランへ。 たぶんやっているのもイタリア人。サービスが超のんびりでなかなか注文品が出てこなくてイライラしてしまいましたが、 彼らは注文品を準備するよりも今日の大事なCLサッカーゲームの試合経過のほうがずっと気になるのです。 もっと最初にやっておけよ!て感じなのですが、スクリーンセッティングとか必死にやっていて…でも考えてみれば これだけバイエルンミュンヘンが活躍するとは思っていなかったのかもしれませんねえ…。 今日の試合はここ一番のバイエルンミュンヘンvsバルセロナの試合で、注文を取るどころではない!!てことなのかも~。 でも7歳児もご飯を待ってるんです~~お仕事してくださいーーー(笑)。
お店の中は重厚な感じですが、味はまあ普通のイタリアン。
ようやく来た料理をそそくさと食べてホテルの部屋に戻りました。ここの人たちは皆サッカーの試合観戦に必死で ホテルの人もレストランの人も経過に気を取られているようで、通常モードではないようでした。 結局あのバルセロナを3-0で下し、大変な賑わいでした。今ミュンヘンにいたらすごいことになっていたかもしれませんね。 私はバイエルンミュンヘンのファンでもないしどうでもよかったのですが、結局、決勝は結局ドイツ対決(ドルトムント vs ミュンヘン)になって これを書いている今、考えてみると、ドイツにとって黄金期の始まりだったのですね。
<本日の観光関係サイト>
宿泊ホテル Hotel Münchner Hof und Blauer Turm