ドイツ・ドナウ川とミュンヘン1週間の旅 2013
Munich 2013 - DAY 2
本日は日曜日。南ドイツはとても保守的で日曜日は家族と教会に行った後のんびり過ごす…とは聞いていましたが、 正真正銘お土産屋さんさえお店が開いていないのでビックリ!…私たちはアルテ・ピナコークへ行った後、全店閉まった 商店街を眺めながら(汗)ぶらぶら…。のんびりの一日でした。
まずヨーロッパの日曜日はお店が閉まる…このことについて述べておきましょう。これは…同じ「ヨーロッパ」といえ、 国や地方によって対応はまちまちです。 たとえばイギリスは、通常日曜日もお店はやっています(たいてい12時頃OPEN)。オランダも最近は都市を中心に日曜日に普通に お店は開いています。 デンマークも法律改正により、日曜日にお店がOPENするようになったとか。一方宗教国の強い国では全店OPENということはあり得ません。
それでもスペイン・バルセロナではショッピングモールやお土産屋さんは開いていました。たぶんイタリアの観光地も同じく… だと思います(行った時に すごい不便だ!と思った記憶がないので…)。フランスもパリなどの大都市は、シャンゼリゼ通りなどでは開いているお店も多いです。
ドイツも…今までいった地域で、日曜日はXX…という記憶がないので、たぶんそれなりにお店(お土産屋さんを中心に)は やっていたのでは?と思います。 ウィーンはたとえば大晦日でも夜10時頃までお土産屋さん開いてましたしねえ~これにもビックリしましたが…。
なので、私の中で「ヨーロッパのお店が閉まる=お土産屋さんなどの一部は除く」という図式が出来上がっていたのですが、在ヨーロッパ歴11年目にして 初めて、「完璧にお店が閉まってる街ミュンヘン」に遭遇して、びびってしまったのが、今回の旅行だったのであります(汗)。

さて。旅行記始めます。 今日の予定はのんびりミュンヘンなので特別朝早く起きることもなく、 7時30分頃起床(遅すぎ…?)。りすちゃんがテレビを見たり、あれやこれやで…朝食に下りて行ったのが9時前。 このホテルは朝食付きなのですが、 なかなか種類も豊富でドイツの朝食って感じでヨカッタですよ~(でも写真撮るの忘れました)。朝食ルームもオシャレでいい感じでした!
桜の花が満開!
10時頃、市内中心に向かってお出かけ。このホテルからは歩いて15分ほど?で、市内中心地に入ります。 昨日、フロントで教えてもらった通りに歩きました。途中、桜の花がとても綺麗で、のんびりと歩けましたよ。
まずは市内中心に入ってすぐのところにあるアザム教会へ。アザム教会は 日本のツーリストには、なぜか穴場的存在らしいけれども、他の国のツーリストにはメイン観光地なのです。 小さい教会ですが、中がとても美しい教会。 到着したときは、日曜日の朝だったのでまだミサをやっていました。カトリックのミサは、オランダ北部ではあまり見かけないので、 私にとっては懐かしい感じでした(中高カトリック校出身なため)。ミサが終わって、中を軽く見学。
ド派手な内部装飾
見学の後、また道を少し戻って、地下(鉄)で切符を購入し、地上に戻り、トラムに乗ってアルテ・ピナコーク美術館へ向かいました。 トラムで4駅目?乗ってしまえばスグです。トラムを降りると、目の前に広場が見え、一角に公園が見えました。りすちゃんはもちろん… 公園に向かってGO!
美術館前の小さな公園
今日は寒いなァ~。待っている間もけっこう寒いなあ…と思いました。ちなみに昨日まで夏日だったようで…ツイてません(涙)。

公園で一通り遊んで、さて、ようやく美術館へ。けっこう混んでます~…!って今日は日曜日で、なんと入場料が1ユーロ!! 特別展(ブリューゲル展)は別途7ユーロが必要ですが、私たちは通常展示だけでいいね、ということで1ユーロを払って 中に入りました。
かなり大きな美術館
さて。ここも相当立派な美術館です。ルーブルなどに比べればずっとこじんまりとはしておりますが、 ここに並んでいる絵画ほぼすべてが有名な画家による重要な絵画である、ということを考えると… どこを飛ばすわけにもいかないのです!!
まぁ、そうはいっても誰しも好きなカテゴリーがありますので、 飛ばし飛ばし、、、という部屋と、じっくり見る部屋とありましたけれども…その点、このミュージアムは 部屋ごとにテーマがはっきりしており、非常に周りやすかったです。得意のネーデルランド絵画はもちろん、 えらく充実したベルギー(ルーベンス)絵画やフランス絵画など…素晴らしかったです。
ポンパドゥール夫人の絵…綺麗でした!

絵画鑑賞が終わり、小腹がすいたのでカフェへ…しかし、非常に混んでいて行列状態だったので諦めました…。外に出て、 また先ほどの公園で少し遊び、その後カフェ探し。歩いて中心街まで戻ったのですが…絵画鑑賞で疲れた身には少し辛かったかな(苦笑)。
有名なコンディトライ、カフェ・ルイトポルト に到着したので、ここでケーキでも…と思ったのですが、席が空いておらず満席。。。(涙)。 美味しそうなケーキのショーウィンドーを後にしました。
その後、その近くのリタレチャーハウスという建物の中にあるカフェ 「オスカー・マリア」に入りました。ケーキは美味しかったけれど、内装・サービスは 至って普通でございます~。
カフェの入っているリタレチャーハウス
りすちゃんは、食べたエクレアが美味しかったようで、もうひとつ食べたい…を連発していました。エクレアか。 久しく食べてませんなー…涙。その後、歩いてマリエン広場へ。
マリエン広場
ともかくすごい人…なのにお店がお土産屋さんも含めて一軒もやっていません!!ちょっと…驚いてしまった、というか。 そうか、本当に全部が閉まるとはこういうことなのか、となんだかここで妙に納得してしまいました。
広場は工事中の部分もあり、曇り空で少し薄暗い感じもあったのもあって、ふうん、こんなものかー…程度でした。 やはり夏の花が美しい時期とか、オクトーバーフェストの時期とか、クリスマスマーケットの時期に来たほうがより華やかさがあって感動するに違いありません。
有名な仕掛け時計
と、そこに仕掛け時計が鳴りだしました。朝11時、12時だけしか動かないのかと思いきや、17時も動くのね…。 そうか、それでこんなに混んでいたのだ!とようやくここで合点(←おいおい…苦笑)。 仕掛け時計の感想は…まあ、想像した通り、でしょうか。
広場前にてジャンプ!
時計が終了した跡、一通り広場を周り、まあ明日も来るのだろうから…とフラウエン教会のほうに向かいました。 中に入ると…な、なんと入場が制限されているではありませんか。何故かしら…と思いきや、 なんと夕方にもミサが行われるのでありました!!いや~…私はてっきり日曜日のミサは朝の一回だけかと思っていたので これにはビックリしました。本当に信仰深い方々が住んでいるのだわ、とドイツ南部を実感したのであります。
ミヒャエル教会
フラウエン教会を早々に出て、次はミヒャエル教会へ。こちらもミサかしらん…と思いきや、こちらはミサの時間が30分遅いらしく、 まだ中を見学することができました。
とはいえ、もう続々とミサに参加する方々が席についておりましたが、、、。一通り見学をし、外へ。 これでもう本当にやることがなくなってしまった(?)ので、 近くにあったビアレストラン、アウグスティーナーに入ることにしました。
ビアレストランは基本相席なんでしょうかね。だんなはこれには抵抗感があったみたいデス、、、 でも、そんなこと言っていたらビアレストランを経験できないじゃない?と言って、なんとか彼を納得させて座りました(汗)。だんなとりすちゃんは ソーセージ。私はチキンを頼みました。丸ごとチキンが出てきてビックリ!!付け合わせのサラダも、すごいボリュームです。さすが…ドイツだわ。チキンは 柔らかくてとても美味しかったです。それにしても、注文したらすぐ出てくるのがオドロキ!!あんまり長く待たされるのは(子連れでもあるし)好きではないので こうやって早く出てくるのはうれしい限りです。
レストラン・アウグスティーナー
あっという間の7時頃食べ終わって外へ。このレストラン、ものすごく大きいようで、どこからか団体の日本人観光客も出てきました。どこから沸いて出てきたんでしょう…? …てくらいの大人数。ビックリ!!!
ぶらぶら歩いていると、オプレッターという大きなおもちゃ屋さんに到着しました。もちろん閉まっていますが…。りすちゃんは大興奮で明日ここに来ようね、と 約束して再びホテルに向かって歩きました。適当に歩いたのですが、なんというか安宿が並ぶ通り…そして途中からは完全なるトルコ人街でした。 私たちはロッテルダム近辺に住んでおり、ロッテルダムのトルコ人街にも慣れているので、まったくどうってことありませんでしたが、日本から来ている人は ちょっと怖いかもしれませんね。。。中央駅の南側付近一帯です。気をつけましょう。
7時半頃ホテルに到着。まだ時間が早かったので、ホテルの下にてコーヒータイム。私たちだけで寛いでいると、日本人&アメリカ人カップルがやってきました。 この方たち、アメリカからいらしたようですが、なんとアメリカ人のだんなさまは、あの爆発事件が起きたボストンマラソンに参加していたそうな。40分ゴールが早かったので あの爆発には遭遇しなかったのだとか、、、。遠き世界の出来ごとと思いきや、こうやって遭遇された方に出会うこともある…世界って広いようで 狭いのだなあ。。。とつくづく思いました。8時半頃部屋に戻って、日記を書いたり、お風呂に入ったり…本日の終わりが近づいています。