ブルターニュとモンサンミッシェルの旅 2013

Rennes - DAY 2

本日は、シャルトルを後にし、列車でレンヌへ。到着後、木組みの建物が多いレンヌの街をうろうろ散策しました。



朝はぐっすり7時頃まで。とても静かで人がどこかにいるのだろうか?という感じ。このホテルの廊下で人に会うこともほとんどないし(でも玄関には 人がいるのでどこかにいるんでしょう…)本当に不思議な空間です。ベッドは3シングルベッドだったので、隣の人に邪魔されることもなく、 お互い静かに寝られたんでしょうね(苦笑)。朝食を食べに行きましたが、ここでもほとんど食べている人がおらず、静か~…。 と、そこに防災ベルがけたたましい音で鳴り出し、びっくりしました、、、(汗)。何事だね?

本日はどうしましょう…もう大聖堂は見てしまったし、朝には次の町レンヌに向かおうか?という話になりました。10時過ぎの列車があったはずなので 9時ごろチェックアウトして、駅に向かいました。と・こ・ろ・が…。

切符を買おうとして愕然としました。毎日コンピュータで見ていたチケットの値段はたしか3人で80ユーロほどだったのに、当日だと110ユーロもすると言われてしまったのです! 当日だと急に高くなるのか、それともオンラインだと安いのか…フランスのチケットのシステムはよく分かりませんが、30ユーロも高いなんて! なんでオンラインで購入しておかなかったんだろう…でも、事前には大聖堂が休日に見られるのかどうかが分からなかったし、もし見られない場合は この日の午前中に見なければ、と思っていたので、事前購入が難しかったのも事実です。

ここでだんなと二人「うーーーん」と切符購入を決めかねる事態 になってしまいました。悩む私たちを見て、切符売りの方が「子供を連れて何度かフランス国内で旅行する場合は、1年間有効のenfantカード(75ユーロ)を 買うとチケットが安くなってお得よ。」とお薦めしてくれたのですが、その時点では75ユーロねえ、、、と思い、午後2時過ぎの (TGVを使わない)普通列車で行こうか、と時間変更することにして安いチケットを買ったのです。

しかし、またホテルにとぼとぼと戻る途中、私は頭の中でいろいろ計算してこのenfantカードを買って、1年以内にもう一度フランスにくれば十分元が 取れるのでは?ということになり、だんなに提案して急遽駅に戻ることになりました。もう時間がかなり差し迫っているので、大急ぎです。 先ほどお薦めしてくれた女性はすでに接客していたので、隣の若い男性にチケット変更とenfantカードの発行をお願いしました。

時間がないのでお兄さんもかなり焦っていましたが、誠意いっぱいの笑顔で対応してくれました。私は時間のストレスにものすごく弱いので、 かなーり辛い時間でしたが(←でも自業自得か?)…なんとか間に合ってenfantカードももらえました。後でよくよくみると、りすちゃんの誕生日が 2日間違っていましたが…まぁ、この後どの列車に乗っても照合はしないまま1年が過ぎたので大丈夫だと思います。大事なのは発行日らしく、どの車掌さんも 発行日だけきっちりと見ていました。ちなみにこのenfantカードで、110ユーロのチケットが70ユーロになりました。

シャルトルからル・マンまではTER(普通列車)。遅れたら嫌だなあ…と思いましたが、恐ろしいほど(?)時間通りにきっちり着きました。 ル・マンからTGVに乗り換え。ここでまた危ない目に…。このTGVはル・マンで切り離しで前車両がナント行き、後ろ車両がレンヌ行きだったのですが、 前車両方面にいたので、後ろにレンヌ行きがあることに気がつきませんでした。また別に列車が入ってくると思っていたのです。 しかし、列車は来ず、刻々と発車時間が近づいています。あれ?なんか変だな?と思い、近くにいた車掌さんにチケットを見せて 「レンヌ?」と聞くと、「これだ。あなたの車両はXXなのでもっと後ろだ。」と言われました。

あー、危なかった。もしこれじゃない、と 乗っていなかったら乗り遅れるところでした。フランスの列車TGVは初めてだったので、よく分かっていませんでした。とにかく慣れてない場合は 慣れるまでドキドキ・ヒヤヒヤですね☆…。そんなこんなでドタバタの列車移動でしたがようやくレンヌに無事到着したのでした。はぁ~。疲れました…。 TGVに乗る場合は、目的地&切り離しに注意!!です。考えたらオランダでもよくあります!

今回は一泊だけということで近代的な駅レンヌ駅の目の前のホテルを予約していました。目の前だから移動がラクちん~。1時頃でしたが、 すでにお部屋にチェックイン可能、ということで、前金全額を払って部屋に入りました。小さいし、駅前なのでうるさいけど快適に全部揃ってます。 少しお休み~~…。その後レンヌの街へ。

さて。レンヌの街ですが、駅からはかなり歩きます。地下鉄もあるので、歩きたくない人は地下鉄に乗るのがよいかも…。的確な地図もないので、 この辺りが市内地?というところまで到着しましたが、バカンス期間のせいか閉まっているお店が多いし、どうもがらーんとした雰囲気…。 ムムム、、、面白そうじゃないぞ?!これならシャルトルのほうが良かったか?!

とりあえず何か食べよう、と思ってもお店も見つからないので、適当にカフェに入って適当に食べました。もう時間も3時前になっていて ランチタイムも終わりらしく…選択肢が限られてしまいましたが…まぁ、私はクラブサンドイッチ、だんなはスパゲッティと少ないメニューから 選んで食べました。可もなく不可もなく…全然面白くないカフェ(汗)。


外に出ると目の前にメリーゴーランドがあり、りすちゃんが乗りたい~とうるさいのでとりあえず一回乗ることに。フランスはメリーゴーランドの国なんですね… どこにでもありますね。

ともかく、この街はだだっ広いし、どこが見どころかさえさっぱり分からないので、観光局に行くことに。この判断は大正解!で 観光局で地図を買い(有料でした、20セントかそれくらい…)、地図のお薦めルートを歩くことにしましたが、この地図がなければ見どころほぼ全部を 見逃すところでした。とにかくごちゃごちゃしているので、自力でいいところを探そうったってムリですよ。ここは。


お薦めルート観光開始


猫ちゃんとのひととき

この地図に沿って歩くと…木組みの家があちこちにありました。うまーく再生して使われているところもありましたが、朽ち果てて寂れているところもありました。


ここは朽ち果てている一角…


レストランに使われている家も多し。ここも人気のガレットのお店らしいです。

賑やかな繁華街もあり、最初のがらーんとした印象はどこへやら。だんだんと楽しくなってきました。


木組みの家が並ぶ広場

ふと見ると、TOTO TISSUS という文字が。「TOTOティッシュ~?」へんな名前だな…とチラチラみると、なんとこれが布屋さん。 ついついふらふら~と中に入ってしまいました。フランスで布を買う予定はない、と思いつつ、お値段がお安いものがあったので ついつい自分用に1クーポン(3m)だけ買ってしまいました~(苦笑)。

だんだんと天気が下り坂になってきて、、、雨がぽつぽつ降り出しました。あーあ。とりあえずレンヌで見どころになっている タボール公園方面へ。向かっている間にだんだん雨が強くなってきましたが、公園に入って中に進んでいるうちに雨がやみ、 晴れてきました。公園はやっぱり晴れと雨では印象が全然違いますから…ラッキーでした。


美しくて広いタボール公園


花もたくさん


どこを歩いても気持ちがいい


公園内には花が溢れていて綺麗でした。バラはすでに終わっていましたが、ダリアは満開。とても綺麗でした。

一箇所、子供が遊ぶ公園があったのでそこへ行きました。小さなフランス人の子供たちがたくさん遊んでいました。 フランス人の子供…日本でもよく写真になっているけどかわいい~!オランダ人の子供たちもかわいいけど、 こっちのほうが断然かわいい。ほんと絵になるかわいい子供ばかりで、ベンチに座って子供たちをずーっと眺めていました(苦笑)。

りすちゃんは…周りのおちびちゃんと比べて…ひとりデカすぎでした(汗)。おちびちゃんたちから声をかけられたみたいですが、 フランス語が分からず…(涙)応答できなかったみたいです。

ずいぶん長い間遊んだ後、公園を後にしました。もう7時近く。4時すぎから歩きまわっていたので疲れました…。

ここから少し歩いたところに名物ガレットのお店がある、ということでそこに行ってみることにしました。 バカンス期間なので、開いているかな~…どうだろう。。。


レストランに向かう途中の豪華な建物

お目当てのガレット店は狭いレストランが立ち並ぶ通りにあり、そこに行きつくまでにたくさんのレストランを通ったので りすちゃんが「ここに入ろう」「どうしてここにしないんだ!」とわーわーぎゃーぎゃー大変でした…。 これでお店が閉まっていたら…と思いましたが、開いていました!良かった~。


お目当てのレストラン - かわいい雰囲気♪

まだ比較的早い時間だったので席も空いていました。二階もあるようでしたが、いつの間にやら二階もいっぱいになってました。 内部では、ケルトの音楽がかかっていて…あー、スコットランドやアイルランドみたいだな、と思いました。 私はケルトの音楽が大好きで…一時期アイルランド音楽にとても凝っていた時期があるので、うれしくなりました。

まさかフランスでこのような音楽が聴けるとは、ね。やはり国よりも民族、そして文化は深いってことなんでしょうか。 りすちゃんはクレープ、私とだんなはガレットを食べました。夕飯としては少ないけど、なんせ昼食が夕方4時頃だったからね…。 内装もいい感じで、だんなは相当気にいったみたいでした。私も気にいりました。ここはお薦めです。


レストランの内装


私のオーダーしたガレット

夕食後は、まっすぐホテルへ。またまた歩いたんですが素直に遠かったです…。りすちゃんはどうやらかなり疲れているらしく、 なんだか顔に疲れが出ていました。私も何やら忙しく怒ったりカッカッとなったりしていましたが、寝る前になってようやく 落ち着いて呑気な気分になってきました…。でも、この日の疲れは次の日に出てしまうんですが…(涙)。

 レンヌのホテル:Hotel Kyriad Rennes
 夜のガレット・レストラン:La Ville d'Ys 住所: 5, Rue Saint Georges, 35000 Rennes 電話: 02 99 36 70 28