ブルターニュとモンサンミッシェルの旅 2013
Rotterdam to Chartres, France - DAY 1
初日はロッテルダムからタリスでパリ北駅まで。メトロでモンパルナスまで移動した後、シャルトルに向かいました。
今日からフランス旅行。出かける日はいつも心配…泥棒が入ったらどうしよう、とか、忘れ物がないか、とか…。特に今回は、娘のやる気がまったくなく、行きたくない、嫌だ… とごねているので、本当に大変…。7歳にもなれば、ラクちん旅行だと思いきや、そういうワケでもないらしい…涙。
7時45分頃家を出て、ロッテルダム駅へ。 9時頃のタリスに乗って、一路パリへ。5年ぶり?のパリでしたが、この5年間の間にアントワープまで高速線路を使うようになったらしく、 アントワープまでほんの30分で到着してしまったのでビックリ。その後、ブリュッセルまでは一般線利用でのろのろ…その後再び高速線路使用で、 2時間半でパリ北駅に到着してしまいました。早いっ!!!

久々の北駅。パリ・メトロに乗り換えです。前回来た時は2歳だったりすちゃんは、当然パリの記憶なんてあるワケがなく、あの独特のにおいを嗅いで 「日本みたいなにおいがするね!」と言ってました。そうかな。全然違うと思うけど…汗。
メトロ4号線で、北駅からモンパルナス駅へ。かなりの駅に止まりました。スリらしい人はいなかった、かな。良かった。 モンパルナス駅に12時半頃到着。
今回、初めてパリから電車でのフランス国内旅行だったので分からないことだらけ。切符はどこで買うのん?とか。電車に乗る前に必ず刻印機(コンポストゥール) で刻印しなくてはならないこと、とか。結局、窓口に並んで買いました。色々親切に教えてくれました。サンマロからパリまでの切符はすでに ネット購入していたので、そちらのチケットも発行してもらいました。
いよいよ初めてのフランスの国内列車に乗車!午後1時6分の電車。さすがTGVの国、で、普通列車もブルーでカッコイイ!時間も定刻通り発車~~!! …までは良かったんだけど、次の駅で30分止まってしまいました…(涙)。おいおい~、フランス、おまえもダメなのか???? 初めてでいきなりコレかよ~~~!…内心、ずっこけまくりでした。(しかし、遅れたのは結局これくらいで、イギリスに比べれば全然OK!の フランス列車でした。)
結局、25分遅れくらいで、シャルトル駅に到着。2時30分過ぎに到着しました。駅を降りると突然…暑い。。。夏、夏です~~~!!! 朝、ロッテルダムの駅で寒い風に吹かれながら列車を待ったのがウソのよう…。どこで気候は変わったのかしら…。

本日は「聖母の被昇天」で祝日となっているフランス。そのせいか、駅の周辺はのんびり静かでした。スーツケースを引きずりながら歩いて大聖堂のほうへ。 祝日だけど大聖堂はやっているのか?!心の中で疑問に思っていたことですが、大聖堂に近づくにつれて、たくさんの観光客がいるので どうやらやっているらしいことが判明!良かった~~。まずはホテルにチェックイン。大聖堂の近くなんだけど、元修道院だというホテルは 坂の途中の奥まったところにありました。
シンプルなホテルの部屋
ホテルの窓からの眺め
ロビー付近は…元修道院という雰囲気でいっぱい
チェックイン時にすでにお金を払う仕組みで、まずは支払い。その後、町の地図を貰ったり、説明を受けたりした後、お部屋へ。 部屋は…さすが元修道院というだけあってシンプル~~。でも、ベッドが別々なのはいいかな。ホテルの窓からの眺めもとてもいい。 ただ、このホテルの問題は、バスルームにあって、シャワーをあびると床が全部水浸しに!!!シャワー、お風呂が好きな日本人には あんまりお薦めできません…汗。大聖堂の脇なので、立地は最高ですけどね。
さて。まず、荷物を置いて一息ついたら、大聖堂へ見学です。
ステンドグラスの青が美しい
黒いマリアに祈る人
蝋燭の炎を見つめる人々
ミサの準備が整っている祭壇
外は暑い日差し…でも、大聖堂内はシーンと静寂と涼しさで、別世界が広がっていました。どこの教会に来ても、この雰囲気はいいものです。 本日はマリアの祝日、ということで、観光客だけでなくたくさんの信者さんたちも訪れていました。 日本人も、ちょうどツアー団体客が到着したのか、どどっと入ってきたところでした。有名なシャルトルブルーのステンドグラスは噂通り とても美しく、一枚一枚これもいい、あれも美しい…と眺めました。
私は知らなかったのですが、このシャルトル大聖堂には、聖母マリアのものとされる「サンクタ・カミシア(Sancta Camisia、聖衣)」が奉られており、 本日は大々的なお祝い(ミサ)が行われるようでした。ミサが始まれば、通常の大聖堂や教会では一般観光客は追い出されてしまうので 今日も追い出されちゃうのかな、と慌てて見学したのですが、このシャルトル大聖堂は非常に寛大な大聖堂で、一般観光客のミサの参加を 集うだけでなく、ミサの最中の見学も厭わないようでした。今まで色んなところに行ってきましたけど、こんなところは初めてなのでは?! あまりの寛大さに感動しました!シャルトル大聖堂のファンになってしまいますよ。
ミサの開始に神父・シスターたちが入ってきました
右下に見えるのがサンクタ・カミシア
聖歌が大聖堂に響きます…夢のような空間
ミサが始まり、美しい聖歌が大聖堂に響き渡りました。私はフランス系カトリックの学校に通っていたこともあり、何か懐かしさを感じる ひと時でもありました。参加されている信者さんも、いかにも熱心な信者、という方々もかなりいらして、さすがカトリック国のフランスだなあ、 オランダとはまた一味違うなあ、と思ったりもしました(オランダにも南部を中心に熱心な信者さんはいらっしゃいますが)。
ミサも途中でしたが、私たちは外へ退出。大聖堂の見学を終えました。
大聖堂前のお土産屋さん
カードを眺めるりすちゃん
今日は祝日でしたが、どのお店も一軒もやっていない!というドイツ南部と違って、お土産屋さんやお菓子屋さんなど…ちらほらお店は開いていました。 8月の観光シーズン、今お店を閉めてどうする!という感じなんでしょうか…???(イマイチよく分からないフランスのお店情報…バカンス中は軒並み閉まっているか、 と思いきや、こうやって開いているお店もあるし…苦笑)
ホテルで貰った地図を頼りに、お薦めルートを少し歩いてみることにしました。ちょっと歩いてみて…すごく良く分かったのですが、この町は坂の町。 シャルトル大聖堂が坂の頂上に建っていて、そこからものすごい下り坂なのです。暑い上に、登ったり下ったり…で、けっこう大変だということに 気がつきました(汗)。
ずっと下ったところにある小川と石橋
何気ない住宅街も可愛らしい
大移動、気温の変化、坂道歩き…で、今日はもう疲れてしまったので、夕方6時半に大聖堂前のピザ・レストランがOPENするなり、夕食にすることにしました。 フランスの夕食はオランダに比べると少し遅めで、一日オープンしているお店以外は開店が遅いなあ…汗。フランスでピザって言うのもどうよ?と思いましたが、 やはりフランスはなんでも美味しくでてきますね(苦笑)。
大聖堂の目の前にてピザ
食べて休んで少し元気が出たので、食後、大聖堂の周りを再びウロウロ…。
その後、ホテルに戻ってしばしお休み…。だんなはせっかくだから、とカメラを抱えて町歩きに出かけてしまいました。夕暮れ時の美しい時間なので、 元気があったら私もご一緒したいところでしたが…もうあの坂を歩く元気はありません…(涙)。
だんなが撮ってきた写真…綺麗ですね
暗くなったので、そろそろ「光のシャルトル」が始まるころかな、と再び外へ。夜11時を過ぎると、完全にホテルの門が閉まってしまう、というので 鍵を忘れずに持参しました。中に入れなかったら悲惨ですよ~…。ヨーロッパのこういうホテルでは、たまに24時間サービスでないところがあるので 要注意です。
なかなか趣のある元修道院ホテル
大聖堂に着くと、たくさんの人が大聖堂を見上げていました。振り返ると…美しい光のスペクタクルショーが!!ちゃんと大聖堂に合わせた 美しい光で、これが噂に聞いていたフランスの光のショーなのか、と感動しました。無料ですから、1回のショーは15分くらいと短いのですが、 十分その美しさを堪能することができました。真夏の夜、他の観光客に交じって見上げた光のシャルトル、この旅行のハイライトのひとつとなりました。 シャルトルに一泊して、これを見る価値はあると思います。
写真を撮りだしたらきりがありません
本当に綺麗でした
ホテルのサイト:Maison St Yves
シャルトルの観光情報:Chartres Tourisme