英国 - スコットランド旅行(2004年7月)

Stirling Castle - DAY 9

本日は一日ツアーに参加し、スターリング城やトロサッハに行きました。



さて、この日(日曜日)はツアーに参加しました。またまたRabbie'sの1日ツアーです。ツアーはスターリング城(Stirling Castle)とLoch Lomond周辺という内容で、 先日の5日間のツアーの初日に重なる部分もあったのですが、5日間のツアーではどちらもほとんど素通り。スターリング城をじっくり見たいだんな、 そしてザ・トロサッハ(The Trossachs)にも行ってみたかった私にとってはこのツアーは楽しいものになりそう…?ということで参加してみることにしました。


B&Bのすてきなリビングルーム

集合時間に同じ集合場所に向かうと、本日はけっこうたくさんの人が同じツアーに参加するようでした。やっぱ1日だと気軽に出かけられるものね。 ガイドさんはとっても面白い人で、彼のジョークはだんなの笑いのセンスとマッチするのか?だんなは肩をゆすりながらクッククック笑いっぱなし。 なんだか楽しい一日のスタートです。

色んな話を聞きながら、最初に訪れる場所、スターリング城に向かいます。ここまではハイウェイも完備されていて、ラクチンなドライブなのは前回で経験済みです。 あっという間に見覚えのある城が見えてきました。スターリング城の城下町スターリングは可愛らしい街で、こんな街ならゆっくり1泊、2泊していきたいなあ、と思ったのですが …来るまで分からなかったものですから…。

スターリング城は、エディンバラ城と比べるとこじんまりしているものの、こちらもスコットランドの歴史において重要な地位を占めるお城。 約2時間弱の自由時間を貰ったので、じっくり中を眺めることができました。


花も綺麗だったスターリング城

このスターリング城の隣には、オスカーを受賞したブレイブハートで一躍有名になったウィリアム・ウォレスの記念碑(長い塔)が立っていて遠くから見ても、 よく見える記念碑です。以前はウィリアム・ウォレス?誰?と素通りしてしまう人が多かったそうですが、映画以来「ああ!あの!」と皆熱心に記念碑を 訪れるようになったそうな。なんか…歴史上の人物の取り上げられ方って感じですね(汗)。


お城の庭から眺める風景もステキでした


けっこうにぎわっています

ここからハイランド地方、ザ・トロサッハ(The Trossachs)に向かいます。ここはビクトリア女王が好んで訪れた場所だそうで、 この時代に急速に観光地化されたそうです。たしかに風光明媚な緑の森と湖…今でも魅力は十分。今はあちこちにステキなコテージやホテルが立ち、 ああ、やっぱりここにもう一度戻ってこなくっては!!とその風景に釘付け状態の私なのでした。


風光明媚な場所です

途中、The Duke's Passという峠を通ったのですが、ここから眺める風景は絶景!ああ、車よ、止まってくれぃ~、、、と心から祈ったのですが、止まるところもなく、 つらつらとふもとまで降りてしまいました…。本当にステキだったんですけどー。

このふもとの町(というか村?)Aberfoyleで昼食。観光地らしいけれど、特にここで何ができる、というわけではなく、私たちはまたまたサンドイッチを買って、 とぼとぼ歩きつつサンドイッチを食べることになりました。昼食はいつも慎ましい私たち。さっきの絶景が忘れられず、 どっかにステキな風景が転がってないかなぁ、と歩き回ったのですが、残念ながら徒歩圏内では何もないらしい…。うーーん、残念です!!

その後、ロモンド湖(Loch Lomond)に向かいます。前回のツアーではDrymenからロモンド湖の南端をかすめたのですが、今回は反対側からロモンド湖の中間地点あたりで下車。 Ben Lomond(ロモンド山)を眺めながら、簡単な散歩、そしてホテルでスコッチウィスキーを堪能することになりました(…って下戸の私は飲めなかったのですが。 だんなは飲んで後で真っ赤な顔になっていました。珍しい)。


ロモンド湖

今日も天気は快晴とは言いがたく、これが快晴だったらさらに美しい景色なんだろうなぁ、、、と思うのですが…仕方ありません。スコットランドで快晴は珍しいのですものね。 これで天気がいいところだったら、本当に観光地として最高だと思います。

さて、ガイドさんの話を聞きながら、スコットランドのハイランド地方の自然を堪能し、再びエディンバラに戻ります。1日ツアーは短いな、とは思うものの、 ここまでの距離はそんなにないので、途中でゆっくりできたのが良かったと思います。帰りのバスでは顔を真っ赤にしただんなは爆睡…やっぱりスコッチウィスキーの威力はすごいです…。

予定より早く終わったのか?それともガイドさんのサービスなのか?…それとも最初からツアーに組まれていたのか?今となっては分かりませんが、 最後にエディンバラ郊外にあるForth Bridgesに連れて行ってくれました。雰囲気のいいレストランや家が立ち並ぶ地域で、なかなかいい感じです。 この橋(写真トップ)は世界でほぼ最初に出来たスチールで出来た橋なんだそうです。1890年のビクトリア時代、というからオドロキですわね。 この橋を見た後、エディンバラ市内に戻り、ツアーは無事終了。

ツアーからエディンバラに帰ってきたのが夕方7時頃。今日は最後の晩なので、今日こそ いいものを食べなくっちゃね。エディンバラは、金曜日と木曜日はやたら混んでいて、落ち着いてご飯を食べることは難しいけれど、 日曜日は比較的空いていて、ご飯を楽しむにはいい日なんだそうです。チャーンス到来!

というわけで、ROYAL MILEを少し南に下ったVictoria StのHowiesに行きました。これはたまたま歩いていたときに見つけたもの。 外から眺めると、シンプルな感じでしたが、メニューに惹かれたのでした。どうやらこのお店はチェーン店で 何店かエディンバラに存在するらしく、そのうちの一軒は私たちが泊まっていたB&Bの近くらしい。えー?あったかなー?と 私たちは首をかしげるばかり。ま、それはさておき、料理はフレンチに伝統的なスコットランド料理を加える、 といった感じだったな。美味しかった。工夫もされていて良かったです。ぺろり、とデザートまで平らげちゃいましたよ。

Howies Victoria Street, Edinburgh

ご飯が終わった後は、帰る前に行っておかなければ!と思っていた、グレイフライアーズ(Greyfriars)墓地にいきました。この墓地はゴーストがでること で有名なようで、ゴーストツアーにも組み込まれているのですが、私たちの目的はゴーストではありません。スコットランド 版渋谷のハチ公、ボビーに会うためだったのです。

このボビーは、主人公がなくなってからずーっと、なんと14年間もご主人様の 墓の前で、ご主人様のことを見守り続けた、というスカイ・テリア犬。14年間とは。。。ほとんど一生といってもいいのではない でしょうか?この話を知ったアメリカ人がストーリーを書いたことから、世界的にも有名になり、ディズニー によってアニメ化されました。

今は、ご主人様よりも有名で(というより、ご主人様も彼のおかげで有名になった?)Greyfriars 教会の入り口正面に彼の墓石が立てられています。教会を出たところには、Bobby's barが。その正面に は、彼の銅像も建っていて、観光客をにぎわせています。私…この手の話は弱いのよ。ボビー、なんて健気な犬なの!!


ボビーという名のスカイテリア犬


今夜が最後のエディンバラの夜


名残惜しいです…!!