英国 - スコットランド旅行(2004年7月)

Edinburgh - DAY 2

2日目はエディンバラ城、ウィスキーミュージアム、そしてゴーストツアーと名高いメアリーキングスクロス・ミュージアムの3つのミュージアムめぐり。



エディンバラの二日目。朝、起きるや否やカーテンから外を覗く。昨日とは打って変わって快晴…!…とはいかず、やはりどんよりと 重い雲が空を覆っています。やっぱり…。ここはオランダより北国なので気温もオランダよりさらに低く、はっきしいって…涼しいというよりむしろ寒い~! セーターとジャケットを着込むほどなのでした。

B&Bでの朝食は有名なイングリッシュブレックファスト(スコティッシュ?)!トーストやらシリアルのほか、卵にハムにトマトにマッシュルーム、 と大盛りの朝ご飯。ここ英国はやはり紅茶の国。とはいっても、朝食にコーヒーを 選ぶことができます。。。ただ、コーヒーの出し方がオランダとは違いまして…。 挽いたコーヒー豆をそのままpotに入れて、フィルターつきの蓋をぎゅーっと上から押すというもの。ちなみに家にも同じポットがあるんだけど、 うちでは紅茶専用に使ってるのよ!!ここでは、コーヒーは落とすものではないのですねえ。


B&Bの私たちの部屋…ものすごい広さです

天気はイマイチであろうとも…エディンバラに来たからにはエディンバラ城にいかねば…!というわけで、エディンバラ城に向かいました。 天気もそうそう崩れるわけでもなく、たまに青空が見えるくらいだったので良いほうでしょう。

エディンバラ城といえば、数々の歴史の舞台に なった場所…!とはいえ。はっきりいって…私はスコットランドの歴史をまったく知りませんでした。かの有名な映画ブレイブ・ハート だって、見たような気がするのにまったく記憶がない…ってどういうことなんでしょう…(汗)。ここに来て初めて、メリー・クイーン・オブ・スコット の名前を聞いたのですが、彼女についてもあまりよく知らず…(無知でスミマセン…)。しかし、 その後、毎日のように話を聞かされ、さすがに覚えざるを得ないのでした…。


ニュータウンからエディンバラ城方面へ向かいます

このエディンバラ城は自然噴火によってできた岩の山を利用して出来た要塞だそうです。たしかに下から見上げる城は要塞と呼ぶにふさわしい 風貌です。主にイングランド軍との戦いが繰り広げられたのですが、いまやスコットランドは英国の一部。このことを知ったら、 過去に戦った戦士達は何を思うのでしょうね?

城の門内に入ると、様々な建物や教会、広場があって、なんとなく日本の 城(たとえば姫路城)に通じるものがあるなあー、と思いました。結局場所は違えど、外(敵)から内を守るという城の役割は 同じだったんですね。エディンバラ城の各建物の内部はミュージーアム用に結構改装されていて、全部をゆっくり見ていたら1日 あっても足りない!と思われるくらいでした。


エディンバラ城内の様子

そのうち多くを占めているのが、WARメモリアル関係で、これでもかー、これでもかーというくらいに戦争関係のミュージーアムが 乱立しているように感じました。国内での乱、ヨーロッパとの戦争、それが終われば植民地との戦い…。 英国ほど戦争をしょっちゅうやっていた国ってないんじゃないでしょうか?だからこんなにメモリアルがあるんだわ…と、 納得できる多さでしたわ。戦闘的な国ってことなんですね…。


Mons Meg - 500年の歴史を持つ大砲

その他、有名な「Stone of Destiny」やら「Crown Jewel」も全部見たら、すでに 3時くらいになっていて、結局ここに5時間以上いたってこと。。。?いやはや。

さて、エディンバラ城のあとは、その近くのウィスキーミュージアムに行きました。 どうやってウィスキーができるか?を英語で聴くのはやっぱり難しかったです。ウィスキーミュージーアムでは、 難しい蒸溜工程などを映画やゴーストなどを使って面白く説明してくれるんだけど、難しいものは難しい!しかも、私はせっかく あった日本語解読を利用しなかったため、さらに難しくなってしまったのでした。自分の英語力を過信してはいけませんね。 そしてお酒のことをもうちょっと勉強してからいけば、さらに理解が深まったのかも、と思ったりして。


ウィスキーミュージアム@エディンバラ

実際に蒸溜所を訪れると 楽しいのかもしれないけれど、ミュージアムはエディンバラ城の目の前にあって、実際にウィスキーを作っている場所というわけではなかったのが残念です (って、それだからこそたくさんの人が訪れることができるんですけどね。。。)

とちょっと残念な部分があったとはいえ、今まで苦手だと思っていたウィスキー に少し近づいたのは事実。結局、ミニボトルまで買い込んでしまう熱心さなのでした(笑)。

ウィスキーミュージアムを後にした私たちは、 ぶらぶらROYAL MILEを下り始めました。しばらく歩くと絶対に行きたい!と思っていたマイナーミュージアムの入り口を見つけました。 マイナーなミュージアム、それは「Mary King's Close」というもの。Closeというのは小さな通りのことで、ROYAL MILEから垂直に左右に伸びているたくさんの小通りです。

現在も使われている通りもたくさんありますが、地下に埋もれてしまったCloseもあります。 Mary King's closeは、新しい建物が建設される際、上部だけが新しい建物に建て替えられましたが、かつてあった中世の人々がひしめく小さな通りは、 地下のようになって埋もれ残り、 現在も昔(16世紀から)の姿を残す地下(Underground)通りなのです。


現在もCloseは多数あり。

ツアーは、英語のみ、20分毎に出発しますが、少人数のツアーなので、結構予約で埋まってしまうようです。このツアー。。。 とにかく怖い!まじで怖いです!!

日本の下手なお化け屋敷やエディンバラでゴーストツアーと名売って目の前から出発しているツアーなんかよりは、絶対怖いと思う。ツアー客みんながまと まって行動するから良かったけど、今来た道を一人で帰ってくれる?て言われたら、涙ちょちょ切れちゃいますよ(って死語?)。

こんな真っ暗な地下でたくさんの人が生き、死んでいったと思うと、現在の世界に生まれて良かった~、と思わざるを得ません。 ここで人々の暮らしはどんなだったのか、ペストが流行ったときはどんな風な状況だったのか? などの説明を受けるのですが、こんな特別な空間で聞くからなんでしょうか?やけにその時代が身近に感じられましたね~。 いやいや。これはなかなか稀なツアーです。お勧め。

結局2日目は3件のミュージーアムを回り、大満足の私たち。お腹がすいた私たちはレストラン探しにも疲れて、その辺のチェーン店 (のような)イタリアンに入ったのですが…やっぱ美味しくありませんでした~。やっぱ、ちゃんとお店は探さないとダメなのかしらね。。。とほほー。