ヨーロッパ紀行 - ベルギー・アルデンヌ

オランダ近隣国ベルギー・アルデンヌ地方の旅行模様をお届けします。
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  ベルギー - アルデンヌ旅行(2004年9月)

 Day 1

今回向かった先は、Namurとその南のアルデンヌ地方、というのでしょうか。 ブリュッセルから南に電車で1時間ほどのところにあるのですが、 北のような平坦な地ではなく、なだらかな丘や森が広がる地域です。 最近は、ハイキングやマウンテンバイクなどのアウトドアができる地、 として、週末はブリュッセルなどから多くの客が押し寄せるようです。 ここら辺りは車で周るのが一番、なんですが、私たちには車はなく… 前もってあれこれいける可能性を調べて出かけたのでした。

ロッテルダムからナミュールまで、すべて合計しても電車で3時間くらい。意外と 近いものです。ブリュッセルまではインターナショナルトレイン、 ブリュッセルからはインターシティーでスムーズに旅行できました。 あ、スムーズって言ったけれど、そうじゃぁなかった。ロッテルダムの駅で 切符を買ったら、その切符がなんだか間違っていて…その訂正を頼んでいる うちに電車が出てしまったのだ。おかげで一時間の待ちぼうけ。ケケケー。 「遠くへ行く場合の切符は前もって買うに限る。」学んだことはこれっす。

それでもナミュールには昼過ぎに着き、まずはホテルに直行。 駅からは20分くらい歩いたかな。町の中をぐるぐる歩いてたどり着いた、 て感じでしたわ。金曜日のお昼時、ホテルのレストランからはかちゃかちゃと ナイフやフォークを使う音が聞こえてきます。ああ〜、さすがフランス 文化を持つベルギー南部!昼真っからガンガンと料理を食べるのねえ。 いいわ、いいわ〜。ホテルの前には高級車が何台も止まっていて、さすが ★★★★ホテル(?)。というわけで、るんるん気分でチェックイン。

実は今回、ホテル探しはかなり苦労しました。 郊外にはたくさんのホテルレストランやらシャトーが 点在するようなんですが、車がない身には泊まれない〜。一方、都市には 個性的なホテルが思いのほか少なく、どこに泊まればいいんだ〜!!! と半ばやけになって探してしまったほどです。そんな中で、探した Namur(ナーメン、ナミュール)のホテル、Les Tanneursは同じ部屋が 二つとない個性的な部屋ばかり。自分の誕生日を贅沢に過ごすには、 ここだわ〜!と、予約を入れたのでした。予約するのが結局2ヶ月弱前 だったため、2日間同じ部屋に泊まることができなかったのですが、 結果としては違った部屋を2日間体験できて良かったかも。

2日目のお部屋はこんな感じ


1日目と2日目では50ユーロくらい値段が違ったのですが、さすが高いほうは すべてが高級になっていて、うーん、すばらしい!と喜んでしまいました。 バスルームがお部屋になりそうなくらいに大きく、ジャグジーに 漬かってアワアワを楽しむと、ふふん、私もプリティーウーマン?(← アホ!と突っ込みをいれてくれぃ。)とうれしくなってしまうほど。 美しい大理石(もどき?)の床はピカピカで、暑い一日にはひんやりと して気持ちがいいほどでした。一日目は質素なお部屋、だったんだけど、これもなかなか面白く、 ベッドルームより、お風呂の部屋のほうが大きい?しかもお風呂の部屋に 椅子やテーブルが置いてあって、なーんか面白いの!って二人でくるくる 探索してしまいました。

ナーメン(ナミュール)のシタデル


何はともあれカヌーの予約をしておいたほうがいい!ということになって、 シタデル方面に向かいました。シタデル下の観光案内所出張所のようなところ で、カヌーの予約をしてもらい、その後シタデルに向かいます。いくつかの 散策コースが用意されていたので、私たちは一時間ちょっとの頂上までの コースを選びました。ここ、ナミュールはどうやら、あんまり観光地ではない、 らしく、ハイシーズンが終わった今、すでにのんびりとした雰囲気になって いました。観光客は、ちらほら程度。あとは地元の子供たちが座っておしゃべり していたり…。岩の上に築きあげられたシタデルは、さすがエディンバラ城 とはいかないけれど、意外や意外にけっこうしっかりした作り…?という 感じでした。頂上からの眺めも、ちょっとモヤっているものの、遠くまで 見渡せ、なかなかのもの。暑くて暑くて、「暑いー。。。」とデレデレ しながら頂上を目指したのでした。

ナーメン(ナミュール)の景色


頂上には、カフェがあったので、カフェで一休み。ふああ。暑い。こんな夏 らしい日になろうとは…この旅行を計画したときには思いもしなかったよ。 しかし、暑いため、あれこれ元気に歩く、というわけにもいかず、カフェで一休み した後は、また再び町に戻ってきたのだった。ほんとは。ここで、ナミュールで 一番メジャーなミュージアム、Tresor du Prieure d'Oigniesに行きたかったのに なぜかやってない〜。なんで、なんで、なんでーーー?恨めしげに閉じている門を 見上げる私たちであった。。。 しかたなく、ホテルに戻る。明日の予定はーー。あさっての予定はーーー。 などとベッドに横になってパンフレットを見ていたら、いつのまにか寝てしまった。 暑くなって目が覚めるとすでに6時前!ありゃ、1時間以上も昼寝だよ。 だんなも半分ベッドから落ちかけて寝ていた(苦笑)。

ナーメン(ナミュール)の中心街


さてさて、それじゃあ、レストランでも探しにいくかね。起き上がって、 町の散策にでかける。一角はレストランがたくさん並ぶ地域で、お、どれに するかあ?と悩んだけれど、なんてったって、すべてがフランス語。。。 ちょっとでもオランダ語があれば、これがいい!くらいはいえるのだが、 フランス語はお手上げ。二人ともお手上げ!ど、どないすんねん。。。と とぼとぼ歩く。結局、ガイドブックに載っていた、ホテルの近くのこじんまりした レストラン「Restaurant Le Moulin a Poivre」(住所:Rue Bas de la place 19) に入った。ほんと、簡素なテーブルセッティングなんだけど、どうやらベルギー の著名人がいくらかやってくるらしく、写真がちらほら飾られている。 ま、いいか〜、となんだか分からないが、とりあえず頼んでみることにした。 前菜はマッシュルームのチーズ焼き。メインはベルギーといえばこれ! ムール貝のワイン蒸し。いやあ、マッシュルームのチーズ焼きは、目からうろこ? あまりに美味しくて涙がでるかと思った。チーズとオイルフォンデュのように(?) 特製鍋でマッシュルームをぐずぐず煮込んだものだったのだが、あまりに 美味しくって感動したわ。つい、隣の子供を眺め、ここの子供たちはこーんな 美味しいものをこんな小さい頃から食べてるのね!と恨めしく思ったくらい。。。 いやはや、美味しかった。ムール貝は。。。うーん。期待が大きすぎたせいか、 それほどでもなかった。スコットランドのPortlee(あ、この部分、まだ書いて なかった・・・!)のムール貝のほうが美味しいかなあ、と思ったくらい。 まあ、こんな感じだったけど、なかなか。しかも、オランダより安いのね。 ご飯は。やっぱ、グルメに行くなら、ベルギーですわ。おほほ。





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