ブリュッセル・クリスマスマーケット

Christmas Market 2003

週末は念願のベルギーのクリスマスマーケットに出かけてきました。昨年はドイツのケルンに行き、 今年はベルギーのブリュッセル。なんだかあったり前のように日帰りで隣国に出かけられるのも ヨーロッパの良さでしょう!

とはいえ、オランダ国内の住んでいる場所によっても、 どちらを訪れるほうがラクか?近いか?という点は違ってきます。南西にあるロッテルダムは断然 ベルギーのほうが近いし、北東・南東に住む人々にとっては断然ドイツのほうが近いのです。 というわけで、今回のほうが私たちにとってはラクチンな旅でした。

ロッテルダムからインターナショナル 列車(タリスではなく急行列車)に乗って、ブリュッセル中央駅まで一直線! 時間は2時間弱かな?東京から箱根にいくようなモンです(?!)。こんな近いのに、ベルギーを 訪れるのは実は3回目。ブリュッセルは1年以上ぶり、だったのでした。



ブリュッセル中央駅から少し歩くと、すぐにマーケットが開いていて、いきなりやる気満々に。何があるのかな、 どんな一日が待っているのかな?とほんとウキウキ。旅行って楽しいですよねえ。 それがショッピングの旅だとなおさら。1年前とまったく変わってないのもヨーロッパのいいところ。 あー、また戻ってきたなあ・・・って。東京じゃどんどん変わっちゃって、あれあれ?ですものね。

一年ぶりのグランプラスとの再会!前回はすっごーく感動!だったんだけど。・・・あれ? こんな小さかったっけ?真ん中にクリスマスツリーが立ってるからかな?しかも、タウンホールは 青いライトがチカチカ全体を覆っていて、宇宙ステーションのよう・・・。うーむ。正直なところ、 このクリスマスデコレーションはイマイチだったなあ。ツリーも赤いライトがチカチカだし・・・。 個人の好みとしては。もっとオーソドックスな白いライトでいて欲しかったです。

まあ昼間のイメージと夜のイメージは違うであろうから、と気を取り直し、そこから証券取引所に向かいます。 この辺りにはレースショップや、チョコレートショップが連なり、歩いていて本当に楽しくなる通り。 お店を覗き覗き、プラプラ歩くとお腹が空いてきました。証券取引所の前のクリスマスマーケットには 何件かの食べ物マーケットもあり、買おう!食べよう!とはりきる私。

ぐるっと見回すと大きな鍋でマッシュルームと ジャガイモなどを混ぜた料理が美味しそうに見えたので、それを選びました。ローズマリー がすっごく聞いていて美味しい。風邪にも良さそう。これって、ベルギー料理なんでしょうか? 今度、真似して作ってみよっかな?



さて、お腹も膨れて大満足。ブリュッセルのマーケットは年々大きくなるようで、 ほんの数年前まではこんな大々的ではなかったようです。グランプラスから証券取引所、カトリーヌ教会、 その裏手のフィッシュマーケットまで、シャレー風のマーケットが連なり、フィッシュマーケットでは スケートもできるのだが、今年はそれに観覧車も加わりました。きっと来年以降もどんどん 大きくなっていくんだろう、と思います。

ベルギーはさすがにグルメの国で、これらマーケットのお店も食べ物屋がかなりを占めたような気がします。 飴やチョコレート、ワッフル、ジャムなどのほか、ドイツで有名なグリュワイン(甘いホットワイン) も多かったなあ。というわけで、買ったものも、飴とチョコレートなど食べ物中心になっちゃいました。 (ドイツのミニドールと小さなトナカイ靴下は買ったけどね。)

一応全部見て周り、証券取引所の前のグランカフェで一休み。天井や壁の装飾が綺麗で、リッチな カフェ~、って感じ。店員さんもとってもキビキビしてて気持いいし。私はそこで、 お魚のスープを飲んだんだけど、お魚ってフランス語でポワソンなの?だんなが「彼女には ポワゾンスープを」といったら、かわいいお兄ちゃんがマジな顔して「それは毒入りスープってことですか?」 なんて言うから吹き出しそうになってしまいました。「この女性には毒入りスープを」って、公然と妻殺害計画?シャレにならない っちゅうねん!本当に毒入りスープが出てこなくって良かった(苦笑)。紅茶もレモンかミルクか選べて 日本みたいだなあ、と感動しました。



その後は雨がひどくなったので、ギャラリーサンテベールに 行ってショッピング。ベルギーといえばチョコレート。このギャラリーにも ノイハウスやゴディバなどのチョコレートショップが並んでいます。 前回初めてブリュッセルを訪れたとき、洗練されたかわいらしいチョコレートショップが連なって 「ああ、素敵ぃ・・・」とため息が出てしまったのでした。もちろん、グランプラスのギルドハウス群も素敵ぃ・・・ なのですけれども。

それにしても、ベルギーではクリスマスにはチョコレートを 贈る、という習慣でもあるんでしょうか?どこの店もえらく混んでます!オランダにも支店がある レオニダスなんて、人垣ができちゃってお店がまったく見えなかったなあ。どうなってるんでしょう。 ゴディバは中を覗かなかったけれど、ノイハウスはかなり大きな店舗にもかかわらず、 お店の中はチョコレートを購入する人の長い列が・・・。す、すごいなあ。

中に入って様子を見ると、 すっごくかわいいクリスマスパッケージのチョコレートが山のように売られていて ・・・ああ・・・かわいぃ・・・とここでもため息があふれてしまったのでした。こりゃ、クリスマスプレゼントと して送りたくもなるわい!といったところ。とにかく、クリスマスのチョコレートショップの ウィンドーの飾りは格別!!本当に美しいです。チョコを買わなくても幸福気分♪

クリスマスCDやチョコレートを買って、ゴディバ兼ハーゲンダッツの喫茶店を覗くと、 美味しそうなケーキがあったので、つい食べちゃいました。ケーキを見るなり、お店に突進 しちゃったのってずいぶん久しぶりだなあ。ああ、しあわせ・・・。濃厚なチョコレートケーキだった。 もうお腹がパンパン!これ以上は食べられません!



そうこうしているうちに、 夕方になり暗くなってきたので、夜のクリスマスライトを見に再びグランプラスから先ほどの 道を繰り返すことにする。おお~。やっぱり夜のライトではとっても素敵なマルクトに 変身してました!!チカチカもちょっと気になってはいましたが…。モダンよりクラシカルがやっぱり私は好みです。 マーケットもかわいらしくライトで飾られ、とっても綺麗。カメラ、カメラ~、とカメラを取り出しては写真をバシバシ 撮りまくってしまいました。

一番気に入ったのは、フィッシュマーケットのスケートリンクと観覧車、そしてマーケットのライトかな。 とっても華やかでクリスマスの雰囲気が充分だったよ。雨で暖かかったので、スケートリングは 氷というより水溜りみたいだったけど、たくさんの人たちがスケートに挑戦し、転んでびしょびしょに 濡れながらも楽しんでいるのを見るのは本当に飽きなくて、いつまでも見ていたい風景でした。

帰りには、グリュワインをググっと飲んだけど、あれ不思議。今回は全然酔いませんでした。 去年のケルンは何だったんだ?(←アルコールに弱いので気持ち悪くなってしまった記憶アリ) たぶんお腹のチョコレートにコーティングされたんじゃないかな っと思うんだけど、そんなハズないかなあ?最後にだんながキャンドルを購入して、もう買うものはないね! とお互い納得してから中央駅に向かいました。

帰りの2時間の道のりはちと辛いけど、乗り換えもないし、 ぼーっと座っているだけなので、まあまあ。今日はアントワープでもクリスマスマーケットが開かれて いたせいもあって、たくさんの観光客がアントワープから乗り込んできました。こうしてクリスマスマーケット を楽しんだオランダ人乗客を乗っけて、列車は国境を越えてオランダに戻ったのでありました。