英国・クリームティーを楽しむ旅 2007夏
Dartmouth, DEVON - DAY 7
今日は、再びダートマスだったのですが、お祭りのせいでいろんなことが変更になっていて、おまけにすごい人ごみで… 色んなことが予定通りうまくいかない日でした…。
今日はストークフレミング2日目の朝。昨日と同じ時間に同じ場所で朝食を食べます。今日は隣りにドイツ人ファミリーがででーんと いるので、にぎやか。やっぱり子供が3人もいるとにぎやかなのねえ~。
実は、今日の予定はグリーンウェイ(ナショナルトラスト)と近くの村を散策…という予定でした。ところがこの予定が、レガッタ祭りで狂ってしまい、 なんだか良く分からない一日になってしまったのでした。。。しかも、お目当てのアガサクリスティーの館は 工事中で思いっきり工事シートに包まれているし…(苦笑)。
思い切ってトーキーetc.のイングリッシュリビエラか Paignton Zooにでもいけばよかったかな、、、と今更に思ったりするのですが…まあ、こういう日もありますかね。 さて。まあそんな一日の旅行記、どうぞお付き合いくださいませ。

朝は、昨日と同じバスに乗るためにバス停へ。バス停は昨日以上にすごい人がバスを待っていて…すごい盛況です。でも、よく見ると 昨日の顔ぶれもたくさんあって、笑えました。やってきたバスもすごい混雑で、皆、レガッタ祭りに向うのでしょうか? 今日はトイレにはいかないように…と直前までトイレに駆け込んだのに、ダートマスに付いたらやはりトイレです(苦笑)。
まずはトイレに駆け込み、その後、ナショナルトラストのグリーンウェイに向う小船出航所に向いました。ところが、今日はザリガニ釣り 競争のせいか、岸壁には人・人・人、、、のすごい人だかりで、船がどこから来るのか?さっぱり分かりません。こんな調子で 船は来るんだろうか~…と思っていたところ、バスで一緒だった人たちもやってきて、「やあ、また会ったね。君たちも船?」と 言ってくれたので、他にも待っている人がいるんだ!と少し心強くなりました。小さな船は、出航時間数分前にやってきて、 岸壁の人たちを押し除けて、私たちに乗船するように手配してくれました。ホッ。
遠くに汽車が走ります。
乗船して、チケットを買う際に帰りの時間は1時、と書き込まれてしまったので、もっと遅い時間がいいのだけれど…と尋ねてみた ところ、今日はレガッタ祭りのため、1時以降は船は出せない、とのこと。シュン…。どうしよう、困ったけれど、仕方がない。 じゃ、それでお願いします、とチケットを往復で購入し、気を取り直して船旅を楽しむことにしました。
なーんといってもりすちゃん、船は初体験!最初は何がなんだか分からなかったようですが、だんなにしっかりと捕まって (というか、だんなのほうが落とさないようにぐっと抱きしめていたのかも)、行きかう船やレガッタ船をみては「オッ!」と指を 指したり、「うわぁぁぁ」と興奮したり、楽しそうにしてました。
パパにがっちりつかまれて楽しそうにしてます
途中で豪華な茅葺屋根のお家もありました。どんな人が住んでいるのか…うらやましい。
グリーンウェイの船着場
程なくグリーンウェイ船着場に到着。名前の通り、緑いっぱいのステキなところのようです…。それにしても、船上からアガサクリスティー の館が見えるはずなのに…見えないのはどーして?!

ここからとぼとぼ歩きグリーンウェイへの上り口へ。なんだかすごい坂道で、とてもバギーではムリ!だんながりすちゃんを背負い、私が バギーを担ぎ、よろよろと歩きます。ようやく入り口に近づいた…と思ったら、大きな工事現場が!!も、もしやあれがアガサクリスティーの 館?!と思ったら、やっぱりそうでした…ガーン。アガサクリスティーの館は2009年まで(だったかな?)修繕中なのだそうです。 で、大きなシートにすっぽりと囲まれていて、全然その様子を眺めることもできませんでした(涙)。む、無念…。
残念ですが、そうですか、はい、それじゃあ、辞めます、というわけにもいかず、とりあえず中に入ることに。ここはアガサクリスティーの 建物とお庭が有名だということですが、このガーデンは…私が想像するイングリッシュガーデンというよりも、むしろ小山、といった 感じで、私的には、うーん、、、いま一歩?でした。とにかく川から斜面になっていて、バギーを押すのも一苦労でしたし…。 途中、ダートマス川の見晴らしはまあまあでしたけれどもね。
グリーンウェイのお庭
グリーンウェイの船小屋
グリーンウェイからの眺め
と、面白くない、といっているワリにはグダグダ時間をすごし、結局最後はご飯を食べる時間もなく(苦笑)、カフェではこのあたりでは 有名な入賞レモンジュースを立ち飲みして(美味しかったです♪)、とっとっと、とまた桟橋に戻りました。帰りは下りだったので すぐ着きました。1時にやってきた船に乗り、またダートマスへ。

ダートマスは、さらにすごい人ごみになっていて、お祭りの雰囲気十分♪困ったのは…食べるところがない、ということです。どこもかしこも 混んでいて、とても座ってご飯を食べるどこらではないのです。
お祭りらしくすごい大賑わい
歩きまわってなんとか一軒の大衆カフェ発見。入り口付近は とても混んでいるのですが、どうやら奥が深いらしい。「もしかしたら、奥は空いているかもよ?見てみたら?」と 見てきてもらうと、案の定、奥はものすごーく広く、席が空いていました♪しかもバギーを置いても全然大丈夫。良かった良かった、と すわり、今日がたぶん最後のクリームティー?と、今日もクリームティーを頼むことにしました。
クロテッドクリームはカップだけど…
このカフェ、感じからいうと、ドトールコーヒーみたいなカフェで、おしゃれなカフェというよりは、大衆カフェなので、クロテッドクリームは やっぱりカップ入り。これを書いている今なら、カップ入りでも「クロテッドクリーム♪」てな気分ですが、その時はちょっぴし「最後の クリームティーがこれか…」とガックリ。でも、まぁ、今日はどこも混んでいるので仕方がありません。でも、思いに反し、 スコーンはとても美味しかったです。
その後、公園でまたまたトイレ休憩。トイレは行列だし、りすちゃんのオムツを替えようと思っても、この混雑では人のいないところ、 なんて皆無なので、人々が溢れる公園で何気なくささっと替える事にしました。混んでいるのって、、、大変だわーーー。
ここの公園はお花が溢れているし、街のど真ん中にあるにしては、とってもステキ。イギリスの町はどこにもこういう公園があって いいわねぇ。
賑わう公園
子供たちも走り回っています
さて。B&Bに帰るまでにはまだ少し時間がありますが、多くの時間はありません。中途半端な時間が残ってしまいました。どうしましょう…と 色々考え、船で対岸のキングスウェア(Kingswear)に渡ってみることにしました。何かあるかもしれない、、、 と思ったのです。対岸を横切る船は数台の車と人々を乗せてあっちに行き、こっちに着き、と川を行き来しています。日本だったら絶対 橋があってこんな船は存在しないのですが、ヨーロッパだとあるんですねぇ。ちなみにウチのすぐ近くにもあります。
対岸に渡る船
ところが、今日はお祭りで人出も多く、船に乗り込む人多数!なかなか渡れません。そうこうしているうちに中途半端な時間がさらに短くなり… 結局1ポンドを払って渡ることは渡ったのですが、お茶をする、とか、ハイキングする、という時間は残されていませんでした。
急いで町の様子をみよう、と歩くのですが、これまた川が見える道路には人が、ずらぁぁぁぁぁ~っと並び、いったいどうなっているの? 状態です(後から分かるのですが…)。
そんなんで、写真を撮ることもままならず、何しにいったんだか…人を見に行ったようなものです。 いい位置は人がいるので、「す、すみません、写真だけ撮らせて…」と頼み込んで、数枚写真を撮り、また1ポンド払って川を渡ることになりました。
キングスウェアからダートマスを望む
キングスウェアのカラフルな家々
船を渡っている間、ぱらぱら~とすごい音がして、ナニゴトか?と上空を見上げると、戦闘ヘリが…。んん~?!戦闘ヘリがくるくると 回ったり、ほぼ垂直になったり、、、なんだかすごいことになっています!なんなんだ~?!と思いきや、これから航空ショーが 始まるのでした。あーーー、だからこんなにすごい人ごみなんだ。納得、納得。
するとさらに耳をつんざくようなすごい大きな音がして…ナニゴトか?と再び上空を見上げると…!!
おお!すごい航空ショーが!!
びっくりしました。カラフルな飛行機が、空を突き抜けていったのです。Red Arrowsという航空ショー専門の部隊によるショーでした。 何機もの飛行機が一緒に連なって飛ぶのを見るのは初めて!!トップガンみたい!!とかなり興奮の私。
まるでおもちゃみたい…青い空に映える赤い矢印(Red Arrow)!
空に描かれた💛
皆、空を見上げて、美しい航空ショーを楽しんでいます。が。しかし。不幸な人が1人いました。…りすちゃんです。どうもりすちゃんは 飛行機の音がダメらしく、実は家のはるか上空を横切る飛行機の音にさえ、敏感に反応 していました。なので、こんな、耳を劈くような大きな音に、、、耐えられるわけがありません。 ずーっと「わーーーー。わーーーーーーん。」と号泣でした。
しぶとく写真を撮る私…。でも、りすちゃんが泣き止みそうもないので、早めに帰ることにしました(といっても、それ程早くもないのですが…)。 ストーク・フレミングにつくと、先程までの音がうそのように静かでした。ふぅぅぅ。さて、今日の夕飯はどうしましょう。
昨日のレストランはこちら…フィッシュアンドチップスはこの下でやってます
昨日のレストランのメニューにあったロブスターには後ろ髪が引かれたのですが、りすちゃんがこんな調子でしたし、昨日の号泣がどうも ひっかかって再びレストランを訪れる勇気が出ませんでした。…なので、その(レストランの)下でやっているテイク・アウトのお店で フィッシュ・アンド・チップスを購入し、B&Bで簡単な夕食とすることに…。私はこれで大満足だったのですが、だんなはかなり不満げでした。 どっか別なところで食べたかったみたい…。まあ、今日は、あれこれうまくいかなかったけど、しょうがないわね。 そんなこんなでデボンの田舎での日々は過ぎていきました。