イギリス 2006年12月 クリスマス前の旅行
Salisbury - DAY 7
今日はりすちゃんの1歳の誕生日。昼間はソールズベリーまで出かけました。夜はりすちゃんの1歳の誕生日をレうトランでお祝いしました。
今日はりすちゃんの1歳の誕生日!!おめでとう!!りすちゃん!!!
今日の昼間の予定は決まっていなかったのですが、このアパートの管理人さんによるとソールズベリーは地理的には 遠いけど電車一本でいけて、なかなか便利でいいよ、ということだったのでソールズベリーに行くことにしました。
実は私にとってソールズベリーは元々行ってみたい場所だったのですが、 冬はたくさんの施設が閉まっていて、できれば夏に行きたい、、、という思いがあったので、今回のスケジュールには入れていませんでした。
…が、ウェルズ、グラストンバリーよりははるかにラクにいける、、、というので…。ま、次回?夏にもまたいけばいいかーーー、と気持ちを 入れ替えることに。何事も諦めが肝心よね。
朝9時20分の電車に乗っていつもとは反対方面に向かいます。乗車時間は50分弱。地図で見るとけっこう距離があるように思いますが、 1時間弱の乗車時間なら、まあ、まあ、てところでしょうか。往復£20弱の電車賃は高いんですけどね…★

10時過ぎにソールズベリーに到着し、とぼとぼと 駅から市内、、、つまりは有名な大聖堂に向って歩きます。りすちゃんはなんだか機嫌が悪く(せっかくの誕生日なのに…まあ、 本人は分からないでしょうけど)、うーーー、とぐずったりして、気分はイマイチという雰囲気が漂ってきました…。
ソールズベリーのショッピングストリート
駅前は簡素な感じだったので、この町、イマイチ~?!と思いきや、やはり町の中心に来ると、中世らしいステキな建物が並んでいるので 私の気分は盛り上がってきました。今日は3時の電車で帰る、と決めていたので、まずはやるべきことをやらねば!と、、、 ソールズベリー大聖堂に向かいました。
ソールズベリー大聖堂に向う道にはたくさんの入りたいお店が並んでいて、「お!」と目を奪われて しまうのですが、帰りまで我慢、我慢、、、です。今日は大聖堂への遠足があったのか、たくさんの制服を着た少年・少女が 向こうから歩いてきて、なんとなく日本を思い出してしまいました。制服文化はイギリスから来ているのですねえ…きっと。
ソールズベリーで行ってみたいのに冬季で閉まっている施設…とは、ソールズベリー大聖堂敷地内にあるモンペッソンハウス。 私の大好きな映画「いつか晴れた日に」で撮影に使用されたという邸宅です。その前を通りかかると…やっぱり閉まってました。 奇跡的に開いている…なんてことはないわよね…当然開いてないとはわかっていながらもやっぱりちょっと悲しいです…。 外から見ると、(単なる)リッチな邸宅に見えますが、、、中はどういう感じなんでしょうか。映画の雰囲気そのままだったら いいのにな。
モンペッソンハウスの外観
ここの一角はステキな邸宅が並んでいて、とてもゴージャスに見えました。このあたりにも一般住民は住むことはできるんだろうか…そうだとすると ものすごく高そうだなぁ~なんて思いつつ、思いのままフラフラと大聖堂に向います。りすちゃんは、どうも機嫌が悪く、 私たちが止まるたびにう~う~!とぐずっていました。何が気に食わないのでしょうかね…。
圧巻のたたずまい…大聖堂
大聖堂の中に入ると、りすちゃんのグズグズが収まり、ほっと一安心。この大聖堂はやはり有名なだけあって、先日見たバース大聖堂より ステンドグラス、ここで眠っている人々のお墓など…比べ物にならないくらい立派でした。ヨーロッパに住んで、さすがに色んな大聖堂を見ているせいか、 同じような大聖堂であっても、これが立派なものかどうかだんだん分かるようになってきたのですね。
外観の彫刻もとても凝っています
内部もとても美しいフォルムをしていますね
ここの大聖堂には「マグナカルタ」という1215年に制定されたイギリスの大憲章の原本が保存されいます。世界に4枚しかなく、しかも 保存状態が一番よろしい、ということで、かなり貴重なものだそうですが…それを拝見しても、その価値が全然分かりませんでした~~。
一応初心者なりに一生懸命見てみたのだけれど、「おお!素晴らしい!!これは…貴重だ!!!」などという感想を持つことが出来ず…。 文字がつらつら書いてあるだけで綺麗な紙でもなかったし…。キリスト教に由来するもの(たとえばダブリンのトリニティーカレッジに 保存されているケルズの書みたいな…)にはけっこう心を動かされる私だけれど、どうも法律関係には疎いのよね…(?!)。 でも、法律を学んだ方々にとっては、ぜひ拝見したいお宝、といったところなんでしょうか…。
ステンドグラスもとてもきれいです
内部も相当広いです
回廊を歩き、出口に向うとショップ&カフェがありました。大抵こういうところに併設されているカフェレストランは大したことがないので、 ショップだけ見て出ようかな…と中に入ると、レストランも明るい雰囲気でなかなか素敵そうです。どんなものが食べられるのかな、 と奥まで入って覗いてみると、お決まりのサンドイッチとスープだけでなくクリスマスランチなどの温かいメニューも用意してあります。 なかなかいいかも!!と思い、ここで昼食を食べることにしました。。。結局、選んだのはお決まりのサンドイッチだったんですけどね…(苦笑)。
回廊もとても美しく広いです
庭側から見た立派な回廊
りすちゃんにいつものお弁当と私のサンドイッチを食べさせていると、彼女はぼーっと上を見上げています。何を見ているのかな、と 私たちも上を見上げると…なんとガラス張りになった天井からはステキな大聖堂の外観が見えるではないですか。あら、ステキ!! りすちゃん、私たちに気づかせてくれてどうもありがとう!
天井を見上げると…
ここには、ちょっとした子供が遊べるスペースもあったので、りすちゃんを連れて行って遊ばせてみました。なんてったってお誕生日ベイビーだもんね! ずっとバギーに座って観光ばかりの日々…で、退屈していた(に違いない)りすちゃん。ブロックや おもちゃがある小さなテーブルを見て、大喜び。イギリス人の子供たちに混じって、一生懸命おもちゃに手を伸ばしていました。 大きいオニイチャンに「これは僕の」と取り上げられてしまってもメゲずに何度も手を伸ばすりすちゃん。なかなか頑張ってました。

少し遊んでいる間にだんながお土産を買い、りすちゃんのオムツも替えて大聖堂を後にしました。ここまで来る価値のある魅惑的な大聖堂でした。 外に出て、また大聖堂界隈をふらふらとし、その後、来るときに魅力的に見えたショッピング街を覗くことにしました。
最後にもう一度…素晴らしかった大聖堂の外観
今はクリスマス前でどこもクリスマスの飾りつけがされています。見た目に華やかな飾りつけのところもありますが、キリスト誕生のシーンを飾り付ける キリスト教色が強いところも多いです。 日本では「クリスマス、クリスマス」とクリスマスが盛り上がっても「キリスト教」色はまったく出てこないですからね…。ここはまったく違いますね。
ショッピングストリートで、いくつか魅力的なお店を見つけたので、惹かれるように中に入り、何点かお土産を購入しました。 あと、おもちゃ屋さんも見つけたので、お誕生日ベイビーのためにブロックを購入しました。
その後、まだ3時の電車の時間まで少し時間があったので、町の探索を続け、3時前に駅に戻りました。5時間の滞在だったけど、 十分、十分。次は夏に戻ってくるからね!!またいつか…きっと?!
3時45分にブラッドフォードに到着。1週間。長いようで短かったブラッドフォードの生活も今日が最後。町でお土産の紅茶などを 購入して、5時前にアパートに戻りました。アパートでりすちゃんに先ほど購入したプレゼントを渡し、3人で遊びます。りすちゃん、 3人で遊べるのがうれしいのか、おもちゃがうれしいのか、、、ほんと、うれしそう♪良かったね!!

6時にレストランに予約を入れていたので、慌しく6時前に出かける支度をして、またまた外に。坂なので、バギーでの行き来は 大変なんですが、、、まあ、今日が最後ですし。予約していたLock Inn Cafeに入ると、お客が一組だけ。なんだか閑散としてるなー。。。 りすちゃんのベビー椅子を用意してもらって、メニューを見ながらりすちゃん用のスープ、そして私たちのメインディッシュを選びました。
私たちのテーブルは入り口のすぐ手前で、誰かが入ってくるとすぐにりすちゃんが目に入る、というシチュエーションでした。入ったときは 閑散としていたのだけれど、その後、続々と人々が入ってきて…、皆、りすちゃんを見て笑いかけたり、ヘンな顔をしたり、声を掛けて 笑わせようとしたり…。お陰でりすちゃんも退屈することなく、キョロキョロ…楽しそうでした。
私が頼んだメインディッシュ
お陰で、外でこんなに楽しそうにしているりすちゃんを見るのは初めて!というくらい、楽しいひと時を過ごせたのでした。やっぱり、こんな 感じのアットホームなレストランにして良かったです。
ブラッドフォード・オン・エイボンのレストラン: The Lock Inn
味のほうも、イギリスの典型的なレストランにしては、まあまあ。ちゃんと野菜にも 味付けがしてあっただけ、合格!といえるでしょう。「美味しーーい♪感激♪♪」という程でもないけれどね…(苦笑)。りすちゃんも リラックスしていて、落ち着いていたので、デザートまでゆっくりと食べ、楽しい家族三人のバースデーパーティを終えて、 アパートに戻った私たちなのでした。
なんだか3人ともリラックス
美味しかったデザート
帰ってりすちゃんが寝た後、荷物のパッキング。ロンドンまでなので、適当に詰めればよいのだが、やはり1週間いたので、 荷物があちこちに散らばっていて、全部を点検しながら詰めるのには、時間がかかりました。明日はここを離れロンドンへ!名残惜しいです。