フレンチ布で作る上下夏服
SEWING STORY 2016
先週までの寒さはどこへやら。。。 突如、春を飛び越え夏になってしまったオランダです。 今まで寒かったので、チューリップも咲いている、桜も咲いている、 しかし海やプールにも行きたい気分。。。と全てが一気にやってきた!!! そんな感じです(汗)。
上の写真は、寒くて雪やあられがチラつく先週以前に作った子ども服。 作っていた時は、夏になったら着れば良い、、、と思っていたけれど 夏はなんと次の週にやってきました…(笑)。
この布は、フランスのレンヌで買った布です。 たまたまレンヌを歩いていた時、Tissuという文字を見つけ、 なんだろう~~?とふらふらと近寄って見ると、そこは布屋さんで もう釣られるようにスススーーーーッと入ってしまったのです。 フランスではTissuは布、という意味なんですね?
その布屋さんは、普通の可愛らしい反物だけでなくクーポンも たくさんあって、しかもバーゲン売りしていたので、 一気に買いたいモードに。
フランスで、上品な布屋で、しかも反物を希望の長さに切ってもらうのは ちょっと私にはハードルが高すぎですけど(フランス語一切分かりません…)、クーポンだったら 選べばいいだけだもんね!
可愛らしいカラーのチェック生地のクーポンがたくさんあって、 これはオランダにはナイ!!!と目がキラキラ、、、いや、ギラギラ。 何種類も買いたいのがありましたが、街歩きの最中だったので 泣く泣く1つだけ選びました。まさに厳選! たしか12ユーロ(3M)だったと思います。
選んだ当時は自分のものを作ろう、と思っていたのに、 結局、、、娘のものを作っているワタシ(…)。 でも、でも、この布を見た瞬間からイメージできたふんわり服を 作ることができました。
うちの子も気に入ったみたいで、すぐに着てくれました。 珍しく、私の好み=娘の好みが一致したゾ!
写真はブダペストにて(後から加筆しています)
この可愛い上下服のデザインは、こちらの本を参考にアレンジしたものです。袖をフワフワな大きめに変更しています。
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ホームクチュール女の子の服 文化出版局 茅木真知子 (著) 商品詳細を見る |
この本は本当に可愛い!ちょっとレトロな正統派ワンピースのデザインがたくさんあって、本当にお薦めなのですが…もう中古本しか手に入らないみたい…なんで~~(涙)。 なので絶対にこの本は売らないし、譲りませんよ(笑)。この本に出ているデザインでいくつも洋服を作りましたが、見ず知らずの人に「ステキなドレスね」と声をかけられて どれだけうれしかったことか!オランダ人の女の子がお母さんに「あんなドレスが私も欲しい」と言っていたことも思い出されます。
これを加筆している2年後の2018年は、もう子供は身長が大幅に伸びてこんな可愛らしいフワフワな服が似合うサイズではなくなってしまいました。 過ぎてしまえばあっという間だったけど、楽しい時代だったなあ…。
この年のチューリップ。ぼてっとしていて可愛い。