チューリップが最盛期のキューケンホフ

Keukenhof 2018

今年最後に訪れたキューケンホフの様子をまだ書いていなかったので、忘れないうちに書いておきます。最後に訪れたのは5月2日。 日本のゴールデンウィーク期間中です。今までこの時期に訪れたことがなかったのですが、これでもか!と続くチューリップに再び感動する私なのでした。



今回の訪問も前回から2週間足らずだったのですが、天気が良かったのでどのように変化しているだろう?「早く見たい…」と焦る気持ちを抑え、いそいそと出かけたのでした。 驚いたことに、いや、本当に驚いたことに…なのですが、前回咲いていた花々はどこへ行ってしまったのだろう…?そう思えるほど、前回とは様相が一変していて、 なんというかその鮮やかな変化ぶりに 「ウーム…」と思わず唸りたくなるほど。

前回は水仙とヒヤシンス、八重桜などがメインだったのですが、今回はもののみごとに水仙もヒヤシンスもない状態。あれだけ咲き誇っていたヒヤシンスはどこで咲いていたんだっけ? 一応、自分の中では「この辺りが●●」と覚えていたつもりなのですが、やっぱり花が指標になっているようで、その指標が消えてしまうとどこに何があったのか分からなくなってしまう のです。面白いものだなあ…と改めて思いました。



今回の主役はチューリップとムスカリ。桜も前咲いていたものは当然全部散っていましたが、新たに別の桜が咲いていました。いろんな種類の桜があるもんだなあ…。

正直言うと、前回と今回、どっちが良かったか?というと、本当に甲乙つけがたく、色合いは地味ながら大型で芳香あるヒヤシンスと水仙も捨てがたい、でも、艶やかなチューリップは やっぱりキューケンホフの主役よ!と…別に甲乙つける必要もありませんが、それくらい両者素晴らしかったです。

遠くから来られる方は、なかなか1年に何回も出かけるわけにもいきませんが、何度か出かけるチャンスがある方は、ぜひ2度くらいお出かけになるとまったく違う公園の花々を 見ることができます。そういう意味で、ベストな時期、ていうのを選ぶのは難しいなあ…と思いました。



以下が今回見た素晴らしき花々の写真集です。

トップを飾っている写真は今回訪れた際のハイライト。ムスカリと派手なチューリップのコンビネーションです。 このチューリップは、なんというチューリップか分かりませんが、最初小さく普通のチューリップのようですが、 徐々に爆弾のようにサイズが大きくなるというもの。新しい品種なのでしょうね。


前回の訪問と印象を比べることによってよく分かった今回の見どころ。ともかくどこもかしこもチューリップ、そしてムスカリとの競演。 ただ…人が多すぎて場所によっては人を撮っているのか写真を撮っているのか分からないほど。


私がもっとも好きなエリア(ユリアナ)付近。この辺りは花と水辺、そして木々の緑が美しいエリア。


ユリアナ館の裏当たり。チューリップは前回が見ごろでしたが、ムスカリとの競演は今回がよりビューティフル。


可愛らしいチューリップ。我が家に咲いていれば注目度アップですが、ここだと多数の中の一輪…という感じに チューリップのありがたみが薄れます、、、。たくさん見ていると、どれが特別なのかそれさえも分からなくなる感覚…。


この辺り(ウィルヘルミナの大湖付近)は、もう押すな、押すなの人ごみで湖をバックにチューリップとの写真を…と思っても思うように撮れません。 ようやく人が途切れたー!と思い、慌ててシャッターを切ったものの、バギーが残されていました…。もう、これは仕方ないです。


ウィルヘルミナの湖にある飛び石を堪能する人々をバックに。このチューリップはもう最期で、ちょっと首が垂れてきています。数日以内に切られてしまう運命。


人ごみが途切れたシャッターチャンスにパチリ。湖の対岸にたくさんの人々が溢れているのが見えますか?ゾロゾロ大行列です。


今回は望遠レンズを持って行ったのですが、望遠レンズはやっぱり後ろに回って面白い写真を撮る、ということが可能なのがいいですね。 後ろに回って、親子の写真撮影風景をパチリ。幸せ色の風景そのもの…フフフ。


やっぱりチューリップは色彩が豊かで、1回目、2回目、3回目の訪問で今回が一番鮮やかだと思いました。


大型フリティラリア。地味花なのでメインにはなりにくいのですが、チューリップの合間に咲いていると、花を添えるステキな花ですね。 うちに植えると倒れてしまったりするんですが…何がいけないのでしょう。


艶やかなチューリップ群。これだけ見た後で、何色のチューリップが一番好きですか?と聞かれると本当に悩みますね。赤・白・黄色~♪ それはもちろん ピンクもやっぱり捨てがたい!


そろそろ帰る時間…と思ったら、ステキなエリアがまたやってきた!望遠レンズの特徴を生かし、圧縮効果充分の望遠レンズならではの写真。 けっこういいかも!


もう一枚圧縮効果を生かした写真。八重咲の桜を中心に。


正面入り口から向かって右エリア(ベアトリックス、ウィレム・アレキサンダー付近)は、群植が中心。大胆な組み合わせで、たくさんの種類を混ぜ合わせた 贅沢なエリア。花も一斉に咲くのではなく、全時期で咲くように配分されているため、いつ行っても全然違う雰囲気の群植が楽しめます。 しかし、人も多い…。


今年度最後の写真。また来年までさようなら~(たぶん…)。