出会ってしまったステキ・ティールーム@ドイツ
Hannover 2016
自分はグルメだとは思わないけど、カフェ、ティールームは好きです。 居心地のよいとっておきカフェに出会ったときのワクワク感…! このドキドキワクワク感はいつまで経っても変わらないですね。 そしてお気に入りのカフェで過ごした時間というのは、時を経ても 「楽しかった時間」として心の中にずっと刻み続けられているのです。
こんなカフェが好き、という好みははっきり言ってありません。 雰囲気がよければ、古かろうが新しかろうが、有名だろうが無名だろうが、 混んでいようが空いていようが、和風だろうが洋風だろうが… どうでもいいんです。
「あ、ここ、好きだな」
これははっきりいって感覚でしょうかねぇ? 人を好きになる感覚、みたいな?(笑) 何故か日本でも、地方や田舎に行くとたまに出会っちゃうんですよ。 うわー、ここ、雰囲気良すぎだわってなカフェ。
ここだけのとっておき、が好きなので、スタバのようなチェーン・カフェは まったく好きではありません。というか、スタバなんてもう10年は 行ってないかも(苦笑)? ロンドンもチェーン・カフェだらけになって しまって本当に残念無念、、、。
先日出かけたハノーファーで、観光散歩がてら歩いている最中、 強烈に雰囲気を醸し出しているカフェを見つけてしまいました。 こういうのは絶対に逃しません。 休日だったその日は、けっこう寒い日なのに外までドイツっ子たちがいっぱい。 あ、いいな、この雰囲気。すぐにインプットされました。
外までステキな雰囲気が溢れてます♪
最初に見かけた時はすでに夕方だったので、別の日に行きました。 その日は平日のお昼だったので、それほど混んでいませんでした。 中に入ると…。
あまりの雰囲気に圧倒されました!!!
うわー、久々、キターーーーーーーーーーーーッ!!!
ウッキィーーーーーーーーー!!!
まさかこんなところで出会うなんて期待してなかったから うれしかったなあ。
私たちの近くに座っていた女性。 フェルメールの世界から現れたのかと思いました。 静寂な雰囲気が似合ってます。
ティールームなのだからお茶を頼めば良かったのですが、 なんだか名前に惹かれてジュースを頼んでしまいました。。。 ケーキはキャロットケーキ。 これが、、、また、、、甘すぎず絶品なんっすよ。
ケーキは好きなんですが、たいてい途中で飽きてしまうタイプ。 特に甘いと、途中で後悔し始めちゃうんですが、 このキャロットケーキは、あっという間に平らげてしまいました。
家に帰ってここのサイトを見てみたんですが。。。 あまりの美しさに絶句。。。 写真も雰囲気も全て細部まで満点です!!! たぶん、、、めっちゃ日本人好みだと思うので、良かったらサイトだけでも 見てみてください。
ハノーバーのティーサロン: Teestubchen
私もこんな写真を撮ってみたいです~~~
うちの子もあまりの雰囲気の良さにカンドー!!! …ではなく、彼女は単に私の写真の邪魔をしているだけ(怒)!

この界隈は旧市街で古っぽい雰囲気も残ってます。 とはいえ、1943年の空襲でオリジナルはほとんどなくなってしまったようです。
ハノーヴァーの市内に古き良きヨーロッパの雰囲気を求めていた わけではなかったので、これもオマケでうれしいです。
カフェの広場を曲がったところ
正面にある家がハノーヴァーで一番古い家だそう
ふと見つけた風景をぱちり …と思ったら、パンフレットもこの風景だった。 自分で言うのもなんだけど場所選定はなかなかなのでは…!? そんな自己満足に浸れるほどドンピシャリ!
ショッピング街には、ミュージックショップがあって 中に入るとたくさんのピアノ、そしてバイオリンが並んでいました。
ピアノの楽譜が置いてあったので、ぱらぱらとめくってみると… 中古の楽譜だったらしく、それぞれ演奏した日付が入っていました。 それは懐かしいソナチネの楽譜で、私は音符を見ながら懐かしい旋律を 頭の中で奏でつつ、これは69年の7月に誰かによって弾かれたのか… 等と思いふけってしまいました。
私も日本の田舎で、遠き昔、同じ音符を追いかけていたんだな、と思うと、 なんだかここにいる自分と昔この音楽について何も考えたこともなかったけど 毎日ピアノの練習していた小さかった自分が線でつながったような… そんな不思議な気持ちになりました。
中古の楽譜の他、アンティークと書かれた楽譜もあって こちらも手に取って見てみたかったけど、楽譜のアンティークって 相場etc.どんなもんなんだろう?とまったく想像できなかったので 遠慮しました。表紙とかステキだったんですが、どうなんでしょう? ヨーロッパの音楽業界についてはまったく分かりませーーーん(汗)。
そんなこんなの。。。 程ほどに都会のハノーヴァーでのひとときでした。