人が溢れるアムステルダム

Amsterdam 2018

1年ぶり?久しぶりにアムステルダムに子供と二人で行ってきました。 最近はニュースなどでアムステルダムは人が溢れすぎている…という話題がよく挙がります。ともかく観光客が多く、オランダ人は皮肉を込めて「アムステルダム遊園地」という人もいるくらいです。…つまり、遊園地並みに人が溢れている、ってことね。



それに加えて、最近はEUを脱退する英国に代わる移住先として、EU市民から熱い視線を受けているだけでなく、第三国からの移住者(駐在者)も アムステルダムに押し寄せており、ともかくすごいことになってます。

今まではEXPATとしての移住者(会社都合の駐在者)はEXPATセンターでいろいろな 優遇を得られていたんですが、それもアムステルダムでは、ついに有料に。EXPATという身分であっても、 エクストラのエクストラに高いお金を払える人だけが、最優遇処置とは、、、なんともはや(汗)。



そんなアムステルダムに行くのだから、人ごみは避けて~と思ったのに、今回は思いっきりハマってしまいました。 ぎゃーーー。そもそも電車を乗り間違えて、アムステルダム中央駅に行くつもりがALMEREまで行ってしまい…時間を1時間くらいロス。 この1時間が大きかったなあ~(汗)。久々に自分に対して腹を立ててしまいました。

人気カフェに行くつもりだったのですが、早めにいかないと並ぶぞ、と思っていたのにこの1時間が響き、結局人気カフェはあきらめました、、、。 それにしても、もう今や11時半でも人が並んでいるのね。昔は12時半を過ぎたらアカン、て感じだったけど、今は11時には飛び込まなきゃ、て感じになってるんだなあ。

今回のメインイベントは、ゴッホ美術館の特別展「Inspiration from Japan」を見るだったのですが、これまたビックリ。 今は美術館でチケットを販売しておらず、なんど事前オンラインチケット購入者だけが入場できる仕組みなんですね。 もう~、えーーーーーー?!?!ビックリしてしまった、、、です。

昨年夏にゴッホ美術館に入ろうとした人があまりの列で諦めた、て言っていたのですが、今はまだシーズン開始時だし~と思ったわたしが甘かった。

まさかチケットが買えないとは?!?!

まぁ、結果的には私と子供はミュージアムカードを持っており、カード保持者はしぶしぶその場でチケットを発行してくれる仕組みになっていたのでなんとか チケットをゲットして入場することができたんですけどね。でも、カウンターのおばさんに「次回はちゃんとオンラインでチケットをゲットしてから来てね」 と釘を刺されてしまいました。いや、ミュージアムカード保持者はそんなこと、誰も考えないと思うよ?と思いましたケド。。。(苦笑)。



内部は確かに混んでいましたけど、まぁ、でも、押すな、押すな、というほどではありませんでした。 たぶん入場者数としては余裕のある日だったのではないかと思います。 これが最大に混む4月末やら夏休みになったら…どんなことになるんでしょうね。ちょっと想像したくないカモ~…。

美術鑑賞の後は、子供の希望でアムステルダム市内をぶらぶらショッピング。やっぱり人が多いせいか、タバコの匂い、大麻の匂いなどが気になりましたねえ~…。 普段、人をよけて歩かねばならない、ということがめったにない田舎者の私にとっては、ウエェェェーという感じでした。

それにしても、アムステルダムは放射線状な街並みなせいか、何度行ってもよく分かりません。 地図と実際の歩く感覚が合わないのね。もうさすがに何度も行っているので、ここは前に来たな、とか、 ここに着いたら右に行けばよい、とか、そういうことは分かるんですが、後から地図を見てもイマイチどこを歩いたのかが分からないという、、、(汗)。

そういうこともあって、私の場合、事前にどこを歩くか計画を立てにくいという問題があるのですが、今回は、久々に子供と市内を縦断することにしていたので、 王道という王道を歩きました。

王道という王道の中には、アムステルダムの禁断地域(?)飾り窓地帯ももちろん含まれてます(苦笑)。子供を連れてこんな地域歩くなよ、 て感じですが、この辺りも今は人・人・人。飾り窓見学ツアーも多数組まれているようで、団体客があっちこっちにいるのもまたヘンな感じでした。 昔は、や、やべええ…ヘンなところに入ってしまった、や、やべえええ…という感じがあったんですが、 今はどこもたくさんの人で溢れていて、人通りがなくてヤバい…ていうところはほとんどないですね。

それでもさすがに一人の時や今回のように子供連れの場合、細い路地裏には入らないようにしてますけど。 まあ、いずれにせよ早い時間帯なので、誰も座っていないと思いますけどね。

「この辺りはちょっとアブナイ地域だよ」と子供に案内しつつ歩いていると「子供が誰もいない、、、」とウチの子は急に心細くなってしまったようです。 でも、実際はたくさんいたんですけどね。赤ちゃん連れの観光客もいたよ、、、。ほんと、どこも人が溢れかえっているわ。

今回久々に王道観光ルートを歩いてみて、やっぱりアムステルダムはオランダの中でも他とは違う、特別なところだなあ、と思いました。 アムステルダムだけを見て、これがオランダ、と決めてほしくないような気もするし、でもここを見なければオランダを見た、とは言い難い気もするし。

子供の学校のクラスメートなんかは一度もアムステルダムに来たことがない人が多いので(なんとトラムやメトロに乗ったことがない子ばかり)、 何度もアムスに来ているうちの子はかなり特別な子かな。たぶん彼らの親はアムステルダムを案内できないと思うし、 怖くて足を踏み入れてはいけないとすら思っている人もいるかも。例えばうちの義妹なんかは、 ロッテルダムでさえアブナイというのですから、アムステルダムなんて別世界でありましょう。

そんな人たちが住む地域に住む私たちですが、ついに今回私は子供を飾り窓地帯に連れて行ってしまった、、、子供が先生に言ったら先生もビックリ仰天かもなあ(笑)。