子連れヨーロッパ - オランダ編

オランダ (The Netherlands) - 子供にやさしい国

オランダに住んでいるので、もちろん生まれた時からオランダの子連れ事情については熟知しているつもりです…。日本に帰ると、いつも「日本はなんて 子連れに不親切な国なんだ」という感想を持つので、オランダは子連れにやさしい国なんだと思います。



ホテル事情

静かな大人向けホテル、、、などの特別ホテルを除き、どのホテルも子供受け入れOK。 料金は、2歳以上子供料金の支払いというところもあれば、6歳まで無料…というところまで、さまざま。 子連れだからといって、不都合は特にナシ。

ホテルについては、下記に詳しく情報がありますので、ご参考ください。

海外ホテル予約の注意点 オランダのお勧めプチホテル情報

交通機関事情

4歳からお金がかかるのが…両隣の国(ドイツ、ベルギー)と違う点で…悲しい。 しかし、お金はともかく、子供乗車率も高く、子供連れ、バギー持ちだからという不都合はほとんどない。 エレベータ・エスカレータ設置率もまあまあ、といったところ。 4歳以上12歳未満のNS(国鉄)乗車は、一日2.5ユーロ(2017年現在)で、近くまで行こうが遠くまで 行こうが一律料金である(除く:タリス)。バス・地下鉄は、大人の70%ほどかかる。

レストラン・食事事情

オランダは、そもそもレストランに行く、という習慣があまりなく、レストランに行くのは特別な時だけ。 したがって観光地以外で普通のレストランに行っても、子連れ遭遇率は低い。しかし、バースデーパーティなどのグループの予約が入るような レストランは子連れの家族グループもいてレストラン側も慣れている。子供にやさしいレストランは通常子供向けメニューを用意しているので、 前もってレストランのサイトを調べ、メニューに子供メニューがかどうか調べておくというのも一考(子供メニューはKindermenuという)。


ミュージアムなど公共施設

子連れだから…といって、嫌な顔をされることはない。。。が、我が家では、名高いマウリッツハウスで、 子供が走り回り、後ろから美術館の警備員がずーっと着いて歩く羽目になった(←申し訳なかったです)。 ドイツ・ベルリンだったら、追い出されてたかも…と思うと、ずいぶん優しい対応だと思います(汗)。 他の美術館・博物館でも、本当は館内での飲食がダメでも、「しょうがないですね」とお目溢しを してくれたり、、、やさしい対応が多い。ただ、普通のオランダ人家族は子供を連れてアムステルダムのミュージアムに行くことはほとんどないらしく 子どもが12歳時に学校行事で国立博物館に出かけたが、うちの子供以外全員が初めての国立博物館訪問だったそうです。


人々

オランダ人も皆、子供にはやさしく、お菓子をくれたり、話しかけてくれたりする率が高いです。電車の乗り降りも手伝おうとする手が何本も伸びてくるくらいで 親切な人は多いです。コワモテのおっちゃんも何も言わずに手伝ってくれたりして…こういうときにつながるほんの一瞬の出会いがうれしいと何度も思いました。


トイレ事情

トイレ事情は以前よりは改善されたかな、と思うことも多いです。駅の有料トイレ、デパート(HEMAなど)やモールの有料トイレのほか、 大型ショップには無料トイレが設置されていることがあります。小さい子がトイレに行きたい場合、お店に行ってその旨を伝えると 貸してくれることが多いです。


特記事項・その他

ずっと住んでいるオランダですが、、、けっこう子連れにはやさしい国だと思います。ここに住んでいて日本に行くと、日本の人々の冷たさが身に沁みます…(涙)。


子連れヨーロッパ

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