スペイン・バルセロナ 2010 春

Montserrat, SPAIN - DAY 6

今日は電車に乗って、バルセロナ郊外にあるモンセラット修道院を訪ねることにしました。



今日はモンセラット修道院に行くため、いつもののんびりムードを一新し(?)、7時過ぎに起床。りすちゃんがなかなか 起きないので、8時頃、「ドーナツがあるよ~」とドーナツという言葉で起こしました。飛び起きました(笑)。 8時半頃、家を出てスペイン広場駅に向かいました。私たちのアパートからは10分強なので、ずいぶん早めに着きました。

カタルーニャ鉄道(FGC)の乗り場に行くと、モンセラットの案内ブースがあって、丁寧に観光客に案内していました。 私たちは「トランスモンセラット」という全部込みチケットが欲しかったので、それが欲しいのですが…と伝えると、 「残念だけど、それを売ることはできません」と言われてしまいました。なんで?とその理由は現地に到着するまで分からなかったのですが、 理由はモンセラットからさらに上に上るフニクラが動いていなかったからでした。。。

仕方ないので、モンセラットまでの往復(ケーブルカー)を購入することにしました。これを持って行って、切符はあちらで買って、というので おじさんが作ってくれたクーポンを持って自動販売機に行くと、別のおじさんがぱぱぱっとキーを押して切符を選んでくれました。 一人15ユーロでした。電車1時間の往復+ケーブルカーが付いてこの値段、けっこうお安い? それにしても、この対応、ずいぶん丁寧ですな。ありがたや。

しかし、しかし。切符を買った後、だんなが「僕はケーブルカーじゃなくて、ロープウェーで行きたかったのに…」と文句を言いだしたので、 朝から最悪ムードの喧嘩に(しかし、結果的には、ロープウェーじゃなくてケーブルカーで良かった、と言っていましたが。どっちやねん。

列車は9時36分発だったのですが、このご丁寧なご案内のお陰でスムーズに切符が買え、9時過ぎには手持無沙汰状態になりました。 まだ出発まで時間があるし、、、と、再び地上に上がってみたのですが、特にすることもなし。仕方ないので、9時15分頃には 列車のホームに向かいました。ところが、ところが。すでに列車は来ていて、すでにかなりの観光客らしき人が乗っています。 その後も、発車よりずいぶん前にほとんどの席が埋まってしまったので…これまた早く来て良かった、という状態でした。

この列車に乗る人は、ほぼ全員がモンセラット行きって感じでした。普段は、多くないのかもしれないですが、ちょうど卒業シーズン ということもあって、日本の学生さんもかなりいました。それ以外は、熱心な韓国人のカトリック信者さん。アジア率、やたら高い!!!! この列車には1時間程、乗るのですが、途中の風景がなんともオランダとは違うので、ぼーーーっと眺めていました。


あれは山なのか、雲なのか…

スペインの田舎風景です。モンセラットが近づいてくると、突如遠くに奇抜な岩山が見えてきました。いやー、のっけからすごい風景です。

最初にロープウェー乗り換え駅がきて、乗客の2-3割の人が降りて行きました。ケーブルカーの人たちは次の駅で降ります。 ほとんどの乗客がここで降りました。ここで降りたら、前に止まっているケーブルカーに乗り換えるだけなのですが、 きちんと切符チェックがありました。切符チェックを通過できなかった男性4名。ありゃー、日本人学生っぽいぞ?! ロープウェーの切符を買っていたのにケーブルカーの駅で降りちゃったのかしら???どーなる?どーなる?と思いきや、 切符を買わされて、ケーブルカーに乗り込んできました(汗)。ケーブルカーが待っててくれるなんてやさしいし、検札の 人も自動販売機で キーを押してくれるなんてやさしいじゃないの、と思ったけど、当人たちは「げげげ」だったかもしれません(苦笑)。


ケーブルカーからの眺め

ケーブルカーからの眺めは素晴らしいものでした。ごつごつしたのこぎり山の岩と低木。アメリカの国立公園のような、メキシコを 彷彿させるような、、、私にとっては懐かしさを感じる風景。両国とも私にとってはよい思い出の地なので、懐かしい…と浸ってしまいました。 そして途中からは雲海。別の世界へ飛び立つような感じです。


雲海の中を上がる。。。これだけでも来た価値があるというもの

20分ほどで、モンセラットに到着。上はやはり山頂ということで、少し寒い!!フレッシュな空気が流れていて、神聖な 感じがしました。でも、建物は(教会以外は)…どれもとても新しく、古い歴史ある修道院という感じはしません。




岩と修道院の建物


あちこちにいる宗教団体客


地図を見て、どれどれ?私はあっちに行きたいな


岩は本当に迫力!!

観光案内所で地図を貰い、最初にどこに行こう???りすちゃんが興奮して、広場を走り回っているので、なかなか 先に進めませんでしたが、とりあえず教会に行こう、ということになりました。 実際問題、この日の午後は、工事で教会は閉まってしまったので、先に行っておいて良かったです。 何事も、見たいものは先に済ませなければならないね、とだんなと妙に納得し合ったのでした。

さすがカタルーニャ地方の聖地。たくさんの信者が訪れる地だからでしょうか。教会内部は、本当に人々の信仰心が漂っているような… 神聖な雰囲気でした。


教会のファサード…とても美しい


蝋燭もカラフルで美しい


中も派手な装飾なのですが…厳格な雰囲気が漂っていました


ステンドグラスも美しいです

さて。この修道院で最も有名なのは「黒いマリア様」。このマリア様に会うためにたくさんの信者が遠くから訪れるそうです。 私はここに来るまで知らなかったのですが…(すみません、、、汗)。


マリア様に会うための行列


私たちも行列に並んで、マリア様に対面してきました。


黒いマリア様

カトリックに係わる伝説の「XX」っていうものは…最近は鑑定によって「伝えられている伝説より遅い時代に作られたもの」…などと、 すっかり伝説の魅力が剥げるような結果が出ているけれども、私はそんなことは関係ないと思っています。一人の人間の人生よりもずっとずっと長い何世紀もの間、 人々によって信じられ、祈られてきたものは、何か特別な強い力が備わっているのではないか、とそんな風に感じます。この黒いマリア様もそうに 違いありません。


マリア様の裏側に広がる空間…どこも心が落ち着くような雰囲気で溢れています

この後、1時から少年聖歌隊(エスコラニア)による合唱がある、というので、少しぶらぶらして、教会に戻りました。まだ時間はあったけれど、 すでに席はかなり埋まっていて、これまた早目の行動が必要、と痛感。少年たちの歌は、この神聖な空気の中に響き渡りました。 前の日本人カップルは、、、熱心にビデオ撮影していたなあ、、、私はそっちも気になったケド(笑)。

歌はけっこうすぐに終わってしまいました。もうちょっと長いといいなあ。。。その後、昼食を食べにカフェテリアへ。皆、同じルートを目指すのか、、、 けっこう混んでいましたネ(苦笑)。カフェテリアは高い、と、だんなのガイドブックに書いてあったのですが、そんなことはなく、 至って普通の値段でした。種類もいろいろあって、かなり豪華なカフェテリアです。これだけ混んでいるので席がないのでは、と思いましたが、 かなり収容できる施設で、二階に上がると座れました。後ろのほうからは、日本の学生さんらしき人たちがぺらぺーらと盛り上がっていて… 私としては、日本に来たような気分にもなりました(笑)。皆、楽しそうでいいですねえ。


カフェテリア

のんびりご飯を食べた後、少し雨が降ってきたので、お隣のお土産コーナーを物色。たくさんの自社(自宗?)商品が並んでいました。 さすが宗教団体はお金持ちだなあ、、、なんて思わず思ってしまいます。素敵なロザリオがたくさんあって、買おうかな?と思わず思いましたが、 信者でもないし、帰ってから使う時もないかも、、、とも思い辞めてしまいました。だんなが黒いマリア様の小さな像を買った以外、特に収穫はナシ(笑)。

その後、小降りになったので外をぶらぶら歩いていると、郵便局を発見!一日数時間しかOPENしていないらしく、もう閉まっていたので持っていた はがきを送付することができなかったのですが、ここから送ればよい記念になったのになぁ、とちょっと残念に思いました。

モンセラットの修道院の敷地は小さいので、あっという間に一周できてしまいますが、天気が良くって時間がある人&体力ある人(山登り好きな人)は、ここを 起点にして、ずーーーっと上のほうまでハイキングできるようです。本来ならば、フニクラが動いていて、体力ない人でもフニクラに乗って、ここから さらに先まで登れるのですが、残念ながら今回はメインテナンス中で動いていませんでした。どうやら?昔修道院たちが生活していた洞窟なんかもあるようです??? それ以外にも、いくつかのハイキングコースがあるようで、修道院のはずれにはハイキングコース地図がありました。


フニクラはすごい角度…!ここを登っていくの…?!?!

時間はそれほど残ってはいませんでしたが、まあ、せっかくなので、と私たちも一部のハイキングコースの途中までぶらぶらしてみることにしました。 歩いている人はちらほら程度で、静かです(まあ、りすちゃんがべらべらうるさいのだが…汗)。天気が良かったら、ハイキングも楽しそうだなあ、、、と そんなことを考えつつ、ちょっと遠くから眺める修道院の風景を楽しみました。


遠くから見てもすごい岩です


少し遠いところから眺めると岩・修道院そして下界の家々が眺められます


下界と雲の上の世界…

なぜこんなところに修道院を建てようと思ったのか…きっと最初は岩があるこの土地が聖地だったのでしょうね。聖地だったから宗教関係の建物を建てた。 そしてそれがさらに聖地化した…当然の流れだと思います。そう納得できるほどこの環境はすごいです。

しばらく散歩を楽しんだ後、修道院に戻り、4時頃、ケーブルカーに乗ってバルセロナに戻ることにしました。山を降りると天気はずいぶん回復しています。 さらにバルセロナに戻ると晴天!!しかも暑い!!!やっぱり、、、山の天気は大違いって感じですネ。帰りの列車では、ちょうどラッシュアワーなのか? 電車が遅れていたのか?バルセロナに近づくにつれて、すごい人ごみになり、立っている人がたくさんいました。しかも、何度も止まっているし…。 バルセロナ郊外の地図がないので、どこをどうやって帰ってきたのか?いまいち良く分からないのですが…。

スペイン広場からアパートに戻って、この日はこの辺りでご飯を食べよう、ということになりました。が…。この日の夕食選びは、本当に難航 (毎日多少難航してますが…汗)!!どうやら月曜日ってレストラン・タパスはお休みのところが多いらしく、7時頃でもOPENしているお店が全然 見つからないのです。

Raval地区だからちょっと危険かも?と思いつつ、行ったタパスはお休み。ここの辺りは、ほんと、、、ヤバい…って感じにシャッターが閉まりまくっていて たらーーーり、って感じでしたし…。ま、アメリカみたいに「撃たれるかもしれない」という怪しい雰囲気はなく、閉まりまくっているシャッターの 中に、普通のお店がぽつんとOPENしていたりして、、、慣れればそんなにヤバいところではないのかもしれませんがーーーー(でも、いかないほうが いいと思う、、、苦笑)。

結局またアパート周辺に戻って、周辺をぐるーっと廻ってみましたが…子連れで入れるようなレストランはなく、 どーしましょ、、、。どうやらOPENしているらしい?と思って入ったモロッコ料理のお店は、その日はコックさんがお休みで、お茶しか出せないって 言われるし~(涙)。ここ、雰囲気もレストランの人もとっても良さそうだったのに、、、。残念。

そんなワケで、結局、夜8時頃、最後に見つけたドミノ・ピザでピザを買って、アパートでむしゃむしゃと食べたのでした。バルセロナ、早い時間に OPENしているレストランがいっぱいあれば、本当にいいところなのにね~!!そこが残念です。