ドイツ・ワインの名産地モーゼル川地方の旅 2010

Traben-Trarbach 2010 - DAY 6

今日はベルンカステル・クースから船に乗ってトラーベン・トラバッハまでのクルーズを楽しみます。 何年も経った今でも宝石のように思い浮かべることができる美しいモーゼル川の蛇行と川沿いのブドウ畑。 ドイツに住んでいた友人が最も好きなドイツのエリアのひとつ、と言っていましたが…私も同感! 私にとって最も美しいドイツのひとつ - ドイツのハイライトのひとつに挙げられます。 団体旅行ではなかなか組み込めないこのエリア…個人旅行でぜひ出かけてほしい場所です。



今日は10時の船に乗りたいので、早目の朝食。朝食はなかなか美味しかったのですが、昨日のおじさん、まだ私たちに恨みがあるのか? 卵がいるかどうか聞きにきませんでした。ま、どうせ時間がないし、いいんだけどーーー(苦笑)。

9時過ぎにホテルを出て、クルーズの出発地点へ。2社運航していて、どちらも10時出発。うーーーん。 時間をずらせばいいのに、どうして同じ出発時間なの?…と思いました。パンフレットを見せて、「おじさん、これに 乗りたいんですが?」と聞くと、「そのパンフレットは隣の会社のモノだよ」と言われてしまいました(汗)。 「あれ?そりゃ、失礼しました、、、でも、こちらに乗ります」と言ってチケットを購入しました。

こちらはかなり並んでいて、あちらは誰も並んでおらず…たぶん一番に行った人がどちらに並ぶか?でその日の 行列が決まるような気もするんですケド…(苦笑)。2社で競争してないってことなんでしょうかね?! よく分かりません。


船が出発してしばらくは雲がモクモクで寒く、船内にいたのですが、りすちゃんが外が良い、と出て行ってしまったので 仕方なく(苦笑)私たちも外へ。今日の目的地はトラーベン・トラバッハ。これまたモーゼル川を挟んでトラーベン村と トラバッハ村に別れている小さな町です。このトラーベン・トラバッハもどこかで聞き覚えがあるところでした。

確か大学時代のドイツ語の授業で出てきた気がします。そのとき、聞いたことない場所だなぁ、なんて思った のですが、まさかこんなに小さな村の事を話題にしているとは思っていませんでした。どうりで聞いたことないハズだわ。。。


まるで湖のような…静かな川の流れ


ベルンカステル・クースからトラーベン・トラバッハまでの直線距離はたったの5キロくらいなのですが、 川は大きく360度の円を描くように蛇行していて、船旅も2時間弱。途中、両岸にはワイン畑が広がっていて 良い感じです、、、。と、思いきや途中で止まってしまいました。どうしたんでしょう?と周りを伺ってみると、船が 何台も同じ場所に入ってきて、皆、じーっと待っています。しばらくしてようやく気が付きました。

なるほど!!これが水位を上下させるための門なのだと(後で調べたらこれを閘門またはロックと呼ぶのですね)。 写真では何度も見たことありましたが、実際に経験したことはありませんでした。船に乗って川下りなんて滅多に しないもので…。じーっと水位を見ていても全然変わらないので、いつどうなるのだろう?と思いきや、 ようやく水位が下がり始め、だんだんとものすごい勢いで下がり始めました。


閘門(ロック)

最初は見えていた外の風景が 見えなくなって視界はコンクリートのみ。それでもまだ下がります。川は日本の川のように流れておらず、まったく高低差がないように 見受けられましたが、実際にはこんなに違うとは!!ちょっとオドロキでした。ひとつおりこうさんになった 社会科見学のよう…笑。


ワイン畑を前にパチリ。それにしてもものの見事なワイン畑。頂上まで続いています。


川は深緑で綺麗です


たまに他の観光船とすれ違います

12時前、トラバッハ村に到着。途中下車もできたのですが、ほとんどのお客さんがここでおりました。

トラーベンもトラバッハもベルンカステル・クースに比べると観光客が少なく、ずいぶんと静か。 全部見て回ったワケではありませんが、ワインショップなど観光客向けのお店はそれほど多くなく、 たぶんこちらのほうが本来のモーゼル川沿いのワインの町なのかもしれません。


こちらも建物にブドウの枝が巻きつけられている


この町はアールヌーボーの町なんだそうで、あちらこちらにアールヌーボーのデザインの建物が残っているのだそう。 だんながここには有名なアールヌーボーのホテルがある、というので、そこに行ってお茶をすることにしました。


ホテルの近くにあった洪水の記録。ヨーロッパでは川沿いの街にこういった洪水の記録があります。


いやぁ。このホテルはなかなかすごいホテルでした。

Bellevue Hotel

この田舎に…っていっちゃ失礼ですケド、こういう田舎にこういうホテルがあるってのが、 やっぱりヨーロッパの凄さかもしれませんね。まぁ…日本の田舎にもすごい旅館、ありますけどね!


通されたレストランも綺麗でしたけど、トイレに行く途中に 通ったサロンやレセプションなども超豪華なアールヌーボー空間が広がっていて、ムムムと唸ってしまいました。 料理もワインも超一流だそうです、、、レストランもアワード・ウィニングだそう!!グルメな日本人は是非って感じ!!

…一方、我が家は子供連れだし、お金もないので(苦笑)、お茶とケーキを楽しむのみ。それでも雰囲気を味わうのに十分でしたけどね。 お茶だけでも快くサービスしてくれるのもお高く止まっていないという象徴で…うれしいですよね。


カフェのテラスも超ステキでした

その後、町をぶらぶら。といっても、お店もほとんどないので、やることもなく…(汗)、観光局に行ってみることにしました。 途中、おもちゃ屋さんを見つけ、多数のプレイモービルおもちゃを売っていたので、また一つ小さいコレクションを買ってしまいました。


観光局で地図を貰い、山の中腹に見える城跡のような場所に行ってみることにしました。…しかし、どこから登っていいのかが分からない…。 この辺りだと思うんだけど?という場所をうろうろしましたが、なかなか見つからず…。ようやく小さなサインを見つけ、家と家との間の小さな階段が 城跡に通じているということを発見しました。見つけるの大変だよ…こりゃ(苦笑)。


ワイン畑の合間を縫って…

途中はワイン畑になっていました。思わぬところで身近にワイン畑を発見!!!ブドウを盗むことだってできそうだぞ(←ダメです!)。


青いブドウ、、、美味しそう、ではなかったけど


途中、ワイン畑から見る教会や家々は美しく…ため息ものです。絵になりますね。

まず最初に到着したのは展望台でした。天気もよくなって、眺めは最高!!右も左もモーゼル川は思いっきり蛇行していて、とても美しいのですが、 カメラには収まりきれず…何度撮っても満足したものが撮れませんでした(涙)。

さらに上に上ると城跡がありました。りすちゃんは走って登ってしまい、追いかけるようにしてだんなが続き…私一人が遅れまくり。 …いいんです。遅くったって。競争じゃないんだから~~!!etc.ぶつぶつ言いながら一歩一歩登りました(苦笑)。



いつまでも眺めていたい…美しい風景

なんと驚いたことに、この城壁跡はカフェになっており(←あとで確認したら、反対側は自動車が通れるようになっていた。。。あ~、 食べ物担いで登ってくるのかと思った、、、。)ちょうどよく眺望のよい席が空いたので、迷わず座りました。本当にステキな眺めです。


目の前の城壁跡、眼下に広がるモーゼル川と白いトラーベン村、そしてワイン畑…素晴らしい組み合わせで本当にロマンチック!! ここでも写真を撮ろうと必死になりましたが、やっぱりうまくいかなかった。。。美しい風景って写真に撮りきれないのね(涙)。


すっかり堪能して再び来た道を戻りました。途中、出会った地元のおばあさんがりすちゃんを「かわいい女の子だねえ」と褒めてくれました。 この白いドレスは可愛くみせる絶好のドレスらしい、ふふふ。。。

その後、バス停へ。早く着きすぎたので、先ほどの観光局で少し時間をつぶし、時間前になってバス停に行きましたが、バスが来ない…。 本数が少ないので、ちょっと心配になりましたが、時間ちょうどかちょっと過ぎた辺りにバスがやってきました。すると、びっくり。 な、なんと、、、バスが自転車を積んだトレーラーを牽引しているのです!!このモーゼル川沿いでは、自転車がとてもメジャーですが、 同じ道を再び帰るのは面白くないってワケで、どうやら前もって予約をするとバスが自転車と人を輸送してくれるようです。 いいわねぇ。そうと知っていれば、、、私もベルンカステル・クースで自転車を借りて自転車で来ればよかったかも…!!…なんてね。

オランダも相当自転車が盛んですが、ここも本当に盛んのようで、たくさんのツーリストを見かけました。そして、 ベルンカステル・クースでは自転車で旅行中と見られる4人家族も見かけました。 おにいちゃんもたくさんのキャンピング・グッズをくっつけて自転車に乗り、下の子はお父さんの後ろに自転車をくっつけてもらって移動。 このファミリー、かっこよすぎる~、と思いました。

ここに来るのに行きは船で2時間近くかかりましたが、帰りはバスで30分程。途中、可愛らしい村々を通っていくので、ボケーっと眺めていると、あっという間に ベルンカステル・クースに到着してしまいました。

夕方6時前でしたが、早目に夕食を食べて帰ろう!というわけで、レストラン探し。今日は、昨日見かけて雰囲気のよさげだったレストラン&ホテル に行きました。レストランの雰囲気は…本当にこれぞ「ドイツ」です!って感じ。ホテルもあるようで…こういうホテルに すれば良かったなあ~とまだ少々後悔…苦笑。ちなみにこのレストラン&ホテルは、Doctor Weinstubeという 名前です。

Doctor Weinstube



写真はだんなが頼んだ料理…美味しそう

一方、私は昨日と同じようなものを頼んだんですが、お味は、昨日のほうが良かったかなあ…。お値段も昨日のほうが断然安いし。残念なんだけど(汗)。

ワインをグラス一杯飲んだだけなのですが、すっかり酔っぱらって、千鳥足…ではないけれど(苦笑)、ふらふら気分良くホテルに戻りました。 帰ってしばし爆睡…(汗)。その後、起きてりすちゃんを寝かしつけ、私も就寝しました。