ドイツ・ぶらりフランケン地方を楽しむ旅 2008

Germany 2008 - DAY 1

我が家からドイツの中部・フランケン地方のミルテンベルクという小さな町まで電車で大移動の一日目。 「魔の二歳児」を連れての長旅は…何事もなく、うまくいくんでしょうか?!



今日からドイツ旅行です。前日まで会社で〆切り、〆切り、と忙しくしていた上に風邪を引いてしまったりして体調もイマイチ でしたが、とりあえずお出かけです。

9時頃家を出発し、10時過ぎロッテルダム発の電車でユトレヒトへ。 荷物がたくさんあったので、自転車スペースのようなところに座ったのですが、私たちの前に座っていたのがドイツ語をしゃべる らしき女性とりすちゃんと同じくらいの女の子。これからドイツに行くらしく、ものすごい大きさのリュック(男性が山に 縦走に行くくらいの大きさ)とバギーと子供を抱えていたので、「すごい、母強し。」などと 内心思いつつ、ユトレヒトに向かいました。

りすちゃんがジュースを飲むと、その子もジュースを欲しがり、その子がおもちゃを 持つと、りすちゃんも本を持ち、、、と、お互いライバル心メラメラ(?…笑)。ほほえましく二人を眺めているうちに、 あっという間にユトレヒトに到着。


ユトレヒトの駅で。りすちゃんとだんなと電車を待つ。


ユトレヒトでDB(ドイチェ・バーン)のICE1等車に乗り込み、いざドイツへ。フランス・パリに行くタリスは1等車だと 昼食やらコーヒーなどが次から次へとサービスされるのですが、残念ながらドイツの1等車は何もナシ。まあ、それはしょうがないとしても タリスの1等は席がゆったりとしていて3人でも座れたのですが、こちらは椅子と椅子の間が離れていたためりすちゃんの座る場所が なく、だんながずーっと抱っこしていなければならない、というところが不満でした。


自分の荷物は自分で…(笑)。得意げに荷物を運びます。


12時半頃デュッセルドルフに到着。ここでミュンヘン行きのICEに乗り換え、フランクフルトを経てアシャフェンブルグへ。 ここからウェスト・フランケン・バーンというローカル電車に乗換えなのですが、乗り換え時間は15分ほど。 その間に切符も購入しなければならないので、急がなくっちゃ!という気分でいっぱいでした。

と・こ・ろ・が。

ここまで順調にきたりすちゃんが突然、大・大・大号泣。「降りない~。いかない~。」とものすごい力で抵抗し、なんとか無理やり ICEを降りたのですが、彼女は大泣きしながら電車に戻ろうとするので、必死になって引き止めました。電車が走り出し、 ものすごいスピードになっているのに「わーーーん!わーーん!」と電車に近づこうとするので、ほんと、とても危なかったです。 荷物を持って急いで乗り換えなければならないのに、りすちゃんをそこから引き剥がすのに必死。ものすごい声で泣いているので、 皆ナニゴトか?とこちらを見ていますが、気にするどころじゃぁぁぁ、ありません(汗)。

とりあえず、だんなに「 もう、ここは私に任せて(て任せられるのか?)あなたはとりあえず切符を買ってきて~~」と大声で怒鳴り、私はそこから 大泣きしているりすちゃんとスーツケースをずるずる~、ずるずる~、と引きずるようにして移動しました。ああ、 あと5分で電車も出発だ、という頃ようやくりすちゃんも泣きやみ、ホッ。この間たった10分くらいだったのかもしれませんが、 私にしてみれば1時間くらい経ったようにも感じ、どっと疲れました。そうこうするうちにだんなも切符を持ってやってきて、 発車前に電車に乗り込むことができました。本当にホッです。

このローカル線で40分くらい行くとミルテンベルク(Miltenberg)という街に到着なのですが、この電車は自転車を置くスペースが大量にあるので バギーも荷物も置き放題だし、なかなかステキな風景の中をカタコトと進むし、学校帰りの子供たちがたくさん乗ってきて ローカルな雰囲気が一杯だし、、、あれほど大泣きしたりすちゃんは途中で疲れて寝てしまうし、、、で、のんびりした時間でした。

のんびり落ち着いた時間を過ごしていると、ほどなくこの辺りで一番大きな駅ミルテンベルクに到着。多くの乗客が降り、私たちも降りました。 ここからタクシーに乗ってミルテンベルグの マルクトへ。普段はタクシーなんて乗らない私たちですが、これから行くアパートのオーナーにそう勧められたので、タクシーに 乗ることになったのです。車だとあっという間に到着で4.5ユーロでした。


私たちが利用した家


ところで、何故私たちが、普通「ドイツ初めて」という人が行くところではないと思われるミルテンベルグに行くことになったのでしょうか。 実は、この辺りを旅行することが決定したとき、なるべくなら短期滞在できるアパートを、、、と思ってあれこれ宿泊先を探して いました。そのとき偶然泊まるべきアパートに行き着いたのです。もう 見た瞬間、恋に落ちました。絶対ここに行きたい!!と。

ところが、、、このページ。Old Townとは書いてあれど街の名前が書いてない。 いったいどこなんやーーー!と、大きなドイツの地図帳を片手にこの辺りの町のHPを片っ端から調べ、このページと同じような写真が 出ていないかを探したのです。で、、、ミルテンベルクに辿り着いたという…まさに恋に落ちたからこそできた大捜索劇(とは言い過ぎか…)。

ここはドイツ人にとても人気のあるアパートのようで、すでに予定を組もうと思った時点でかなりの部分が埋まっていました。 本当は4-5日はゆっくりしたかったのですが、私の日程と空室状況が合わず、3泊するだけになりました(え、3泊でも充分ですって…?)。

マルクトでタクシーを降りて、荷物をがたごとと降ろしていると、オーナーのヨハンナさんが家から出てきました。なかなかチャーミング でおしゃれな女性。あまり英語はできない、と言っていましたが、一言一言一生懸命話してくれました。荷物を持ってくれて、 建物の中に入ります。

ここで知ったのですが、私たちは「アパートとして」この建物の一部分を借り受けると思っていたのですが、 な、、、なんと!そうではなく基本的にはこの建物全部を使ってよいことになっていたのです(但し2階部分は別の方のアパートになっていて 私たちは入れないのですが、この人は通常フランクフルトに住んでいて滅多にここにやってこないのだそう。。。)。一階部分には 小さなガーデン、座ってのんびりとマルクトを見られるテラスなどもあって、ステキ~。「ここでバーベキューしたり、 ご飯も食べられるわよ」等と、一通り1階部分の説明を受けた後、くるくる回る螺旋階段を登って3階へ。ここが基本的には私たちの 住居スペースになります。

もう、、、入った瞬間に、恋におちました。かわいぃぃぃぃ~。古い建物なのに中はぴかぴか、本当にぴかぴかでしかも私が憧れるような ステキな空間が広がっています。色使いがステキ。もうすっかりうれしくなりました。とりあえず全部の説明を受けて、残りのお金を 払って(これは最終日でも良い)ヨハンナさんとお別れしました。

このアパートは中もステキですが、立地もすごい!絵葉書や本の表紙にも載るくらい有名なマルクトの有名な建物の一部、なんですから。 それを3日だけでも自分で独占できるなんて…とすっかり夢心地になっている私とだんなでした。そうそう、言い忘れていましたが、 お値段もとても良心的なのですよ。なんと一泊48ユーロ。4泊以上は43ユーロになります。一人当たり20ユーロちょっと、と考えると、 ユースホステルのワンベッドよりちょっと高いくらい?!そう考えても、、、やたらお得です。

洗濯機からDVD、CDまでなんでも揃っていて 便利です。とても大きなベビーベッドもありました。せっかく用意してもらったのにりすちゃんは使いませんでしたが…。 ただ原則2人用のアパートなので、子供が大きくなってから&子供が二人以上の家族には難しいかもしれません。


一番左の建物が私たちのアパート


中に入ると小さな庭とテラスがあります


玄関のドアを開けて中に入ると…


アンティークがいっぱい


3階に上がって(本来の)私たちのアパートへ


キッチンスペース。これがものすごいぴかぴか。


キッチン窓の向こうに広がる景色


ベッドスペース、とても広かったです


ベッドルームの窓からの風景


赤と白と黒の色使いがステキ

…と。幸せな私たちでしたが、一人不幸な人がいました。もちろんりすちゃんです。 新しいところですっかり焦ってしまった上、ががーーーん!一階の建物の一角にあったサル(?)の彫刻が相当怖かったらしく、 えらいところに来てしまった!!と、怯えまくり。だんなにしがみつくようにくっついて離れないので、だんなも動くこともできません。 30分以上べったりくっついておりましたが、明日のパンを買ってきてもらいたかったので、二人で行くように頼み、ようやくりすちゃんも 離れたのでした(苦笑)。


やっぱり、、、怖い?!この彫刻。

あっという間にだんなとりすちゃんは帰ってきて、他に買うものがあるかないかを聞くので一体何が必要なのかを吟味。キッチンをガサゴソ 探してみるとコーヒーマシーンはあれどコーヒー豆がない!とか、もちろん牛乳やバターなどがない!etc.欲しいものが出てきたので、 もう一度外へ。近所のパン屋でコーヒー豆やら牛乳などを買い込みました。

雨が少し降っていましたが、とてもステキな木組みの家が連なり、明日以降のこの町の探索が楽しみになりました。 しかも明日からこの町は夏のお祭りなのです。

帰ってきてから、夕飯作り。といっても今日は家から持ってきたトマトや魚のカンヅメを使った簡単パスタ。手軽な割りに美味しくできて、 ラクチン、ラクチン。。。これからレストランにいって、りすちゃんをなだめつつ食べられそうなものを吟味して、料理が来るのを 待つっていうのだと疲れちゃうものね。特に初日は慣れてないのでどういう状況になるか予想できないですし…子連れはこういうとこ、 大変なんですよね。


簡単パスタの質素な夕食

りすちゃんが寝た後、コーヒーを飲んで一休み。その後、 私は少しだけ外に出てみて、夜のマルクトの写真を撮ってみました。子供がいなければ、夜、隣りのワインハウスで フランケン地方のワインを一杯…てな時間もステキかも。。。なーんて思いつつ、、、。長かった一日も終わりです。