ヨーロッパ紀行 - 英国・ロンドン2005夏

オランダ近隣国、ロンドンへの旅行模様をお届けします。
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 英国 - ロンドン旅行(2005年8月)

最終日はロンドン・ナショナルギャラリーを駆け足で回りました。

 Day 9

昨晩は今日の日程を決めるためにガイドブックをチラチラ見てから寝た。 その結果。だんなはディキンス博物館へ。私は晴れたらハイドパーク散策、 もし天気が悪かったらナショナル・ギャラリーに行くことにした。そして。 起きたら…天気は相当に悪そうだった。それでは、と。ナショナル・ ギャラリーに決定〜!!だんなはすでに以前に訪れたことがあるようで、 絶対お勧め、ということであった。私は当初、大きそうな美術館は避けたい… という気分だったんだけど、まあ、無料だし。時間も限られてるし。見たい 絵だけ、ぱぱぱ!と見ればいいわね、という気分になっていたのだった。

ホテルをチェックアウトし、荷物をホテルに預けた後、最後の朝ごはんを またまたスタバで食べて、今日は一日トラベルカードを購入。途中で、 それじゃあ、1時に待ち合わせね!と私が先に地下鉄を降りた。いっつも 一緒に行動すると、一人になって急に「大丈夫かな?ちゃんと行けるだろうか?」 などと心配になってしまう。。。しかし、レイセスター広場は月曜日に 来ていたし、ナショナル・ギャラリーはそのちょっと先にあるだけだった ので、全然問題なく着いてしまった。10時10分前だったので、まだギャラリー はOPENしておらず、私はふらふらとトラファルガー広場やネルソン提督の像 の辺りを徘徊。いまにも雨が落ちてきそうなどんよりした天気である。寒いし…。 というわけで、、、10時きっかりにはナショナルギャラリーに飛び込んだ。 さっそくInformationで「館内のご案内」を取り、中を見て、しょえー。 やっぱり大きい。こりゃ、2時間しか時間がないというのであれば、相当 絞らなければお目当てのものが見られないぞ!と気を引き締める。そう。 なんだかこの時は最後&2時間という限られた時間、という感覚が私を しゃきっと引き締めていたのだった。

トラファルガー広場に立つネルソン提督像


まず中世の絵は、だんなが綺麗で良かったよ、といっていたヤン・ファン・ エイクの「The Arnolfini Portrait」目指して一直線。これが一番隅っこに あって、部屋を何部屋も通り過ぎなければいけない。途中見つけた傑作と 呼ばれるものは、さささささ〜、と見て、ヤン・ファン・エイクに到着。 私は中世の宗教画にはまったく詳しくないのだが、この頃の絵というのは、傑作と 呼ばれるものはなるほど傑作だけに丹念に描かれていて服などの輝きや色使いが 他の絵とは素人にも一目瞭然に違うなあ、と分かるものが多い。このファン・ エイクも後ろの家の様子まで丹念に描かれていてきれいだった。あとベリーニ が描いた「The Doge Leonardo Loredan」という絵も、おじさんの顔にはまったく 興味は沸かなかったが(苦笑)、美しい白い服は本当に輝いていてこの頃の 絵にしてはすごく上等だぁ、と思った。まぁ、だからこそ、傑作、なんで しょうけど。



その後、急いでオランダのゴールデン・エイジの部屋に移る。この 美術館がすばらしい、と思ったのは、初心者にもよく分かるような 分類が部屋別になされている、ということである。オランダの ゴールデン・エイジといっても、フェルメールのような人物を描いた 画家もいれば、ホッベマやルイスダールのように風景ばかり描いた 画家もいる。こういったものがきちんと部屋別に分かれているのだ。 大抵の美術館だと「フランダース・オランダ」などと、大雑把に ベルギーまで一緒になっちゃっているのだが。。。というわけで、 ここは私がもう一度おさらいができた美術館だったのだった。

どんより曇った天気ですが…ナショナルギャラリー


さて。で、さっそくオランダの部屋に入る。が…お目当ての フェルメール「A young woman standing at a virginal」は、ちょっと 期待はずれ。女性の顔は真っ白でどうも顔色が悪い?という感じだし、 部屋も全体的に明るくて白っぽい。彼の絵はいつも物語が流れている ような気がするのだが、これはまったく何の絵だか分からん、といった 感じであった。というわけで、イマイチ。でも。そのお近くにあった ピーター・デ・ホーフ(Pieter de Hooch)の「The courtyard of a house in delft」はなんだか素晴らしくって、すごく気に入った。今も デルフトにはこの絵のような素朴さが残っているし、構図、煉瓦、緑、 女性たち…なんだかすべてが温かくすごく良かったのだ。ちなみに ここには特に「傑作」とも描いてなかったが後でMasterpiecesという 本を見てみたら、ものの見事にこの絵が一ページ目を飾っていた。 うーむ。私の目も、案外、案外…?(←調子乗るな!ってかぃ。)

17世紀の絵画はこのギャラリーでも重要なポイントを占めているらしく、 たくさんの部屋があってこれまたたくさんの絵画がかかっている。 レンブラントだけで一室あったし、お隣フランダースのルーベンスも でーんと大きなコレクションがあった(ま、ルーベンスは絵画自身が 大きいから、コレクションはどこでも大きいような気もするけど〜)。 とにかく2時間、2時間!というリミットが私の頭にあるのか、なんだか いつもはすっごく疲れるのに今日は全然疲れない!!後でででーんと 疲れが来るのでは…?と多少は心配になりつつも、ずんずんと部屋を 突き進んでいく。途中、スペインとイタリアは良く分からないので、 傑作といわれているものをこれまたささ、と見て、ようやく1700年の部屋に。 フランス絵画のポンパドール婦人…。いきなし、綺麗だったなあ。お洋服が 本当に透き通るくらいゴージャスで…部屋に入ってすぐに目に入り、 わき目も振らずにスススー、と絵に擦り寄ってしまった私。さすがに頬を 擦り擦りしたい、とまでは思わなかったけど(って、そんなことしたら、 捕まっちゃうか)。



さて、次は待ちに待った英国の部屋。これを見なくては帰れん!という 気分だったので、時計をチラチラ見ながら進む。ここでも、ジョン・ コンスタブルの絵画は素晴らしかったですね。まさに私好みなのだ。 うれしくなって、ここでもじーっと眺めてしまう。一方、隣の部屋に ゲインスボローの「Mr. and Mrs. Andrews」は楽しみにしていた一作 だったのだが、実際に見たところ、なんとなく普通っぽくて、これが 何故に傑作?という感想であった。BBCの放送「The Picture of Britain」 でも紹介された一品だったので、楽しみにしていたんだけれど。絵画って やっぱり絵葉書や写真なんかと実物は全然違うのだなあ、と改めて思う。

インフォメーションを見ると、この先にたくさんの印象派の絵がある らしい…。残り時間は20分くらい?!えーい!見られるだけ、見るぞー!! と、最後の気合を入れて、印象派の部屋に入る。さすが人気の印象派。 けっこう混んでいて、皆、じっくりと眺め入っている。私もいつもだったら、 その仲間入りなんだけど、今日は残り20分。そうもいくまい。おー! 有名な絵ですね〜。おー、なかなかですねえ〜!と心の中で呟きながら 大急ぎで進んだ。

はぁ〜。これで2時間。最後にミュージアムショップに行って、絵葉書と 一番小さなMasterpiecesの本を購入して、予定通り12時20分頃ナショナル ギャラリーを後にする。やれやれ。お疲れ様。なんだか忙しかったけど、 やっぱり世界屈指の美術館、ナショナルギャラリーは素晴らしかった。 ヨーロッパの各国の名作がごそっと揃っているにもかかわらず、大きすぎる ルーブル美術館よりはぎゅっと締まった品揃え、とでもいいましょうか? そりゃ、大きすぎるけど、全部見て回れない、という程の大きさでもなく。 ま、ルーブルは絵画だけじゃないんだけどさ。これはいい美術館だったなぁ、 と心から満足する私なのでありました。

外は雨。寒い!!ヒドイ天気だ。慌てて地下鉄に向かい、1時ぴったしに ホテルの前の道路を歩く。すると反対側から見覚えのある人が傘もささずに 歩いてくるではないか(というか、傘がないのであるが)。ま、彼も同じ 時間に到着なのね?仲良く揃って(?)ホテルに入り、荷物を受け取り、 またまた地下鉄の駅まで逆戻り。こんな雨の日は、荷物を引きずるのも 辛いわねえ。



地下鉄に乗ってウェストミンスターまで行き、そこから乗り換えて Canary Wharfまで向かう。ロンドン到着時とは違うルートを選んだ ので、ちゃんとその場所につけるのかそれが心配である。バスは ちゃんと通ってるのかしら?通ってるよね???だって来たときも そこに止まったもの。。。と心の中で呟きながら。着いたキャナリー・ ワーフはたぶん新シティーとでも呼ばれているんじゃないんだろうか? すごい新しい街!ロンドンは都会とはいいつつも家並みは煉瓦で古い 雰囲気が保たれていたが、ここはシンガポールか大手町か?といった感じ。 「すみません、ロンドン・シティーエアポート行きのバスは?」と 立っていた案内人のお兄さんに聞くと、あっちへ行ってこっちへ行って… とけっこう遠そうである。「なんだかこっちらしい…」とガサゴソと歩く。 寒いし、雨は降っているし…で、散々な天気だ。途中にはストック マーケットの数値が流れる電光掲示板があったり、ものすごーく高い ビルがあったり…で、やっぱりここは大手町か?という気分。 案内マークに沿って、ビルを横切り…としているうちにようやく エアポートバスのバス停を発見した。ほう〜。これで安心!ちゃんと 帰れるわ。ま、まだ2時前だから1時間半以上くらい余裕もあるんだけど (ロンドンシティエアポートは10分前の搭乗手続きでOKなのだ)。

待っている間は寒くて、ぶるぶる震えていたが、バスは5分くらいで 来たので、ホッと安心。空港にも10分くらいで到着し、ささっと荷物を 預けて、遅い昼食を食べた。けっこうのんびりした後、チェックを 受けると、だんなが何やらバッグを開けろ、と言われてしまった。 結局全部の中身を出さなければならなかったらしく、飛行機に乗り 遅れるんでは?とひやひや。結局大丈夫だったけどね。でも、たぶん 私たちが一番最後のゲートチェックイン者だったような。。。

さあ。これで1時間乗ったら帰れる、帰れる〜、とうれしく思ったのは ここまで。天候が悪い&小さな50人乗りの飛行機…の怖さのことを考えて いなかったのだ。飛び立ってすぐに…うぎゃーーーーーのすごい揺れ。 外を見ると、乱降下しているワケでもないようなので、この飛行機に してはどーってことない揺れなのかもしれないけど、妊婦の私にとっては 「あ、赤ちゃんが。私が〜〜〜。」の世界。必至に身を窓に摺り寄せるが、 飛行機自身が揺れているのだから、意味ない、意味ない。心の中で、 「あ”ー助けて…」と青い顔をしながら、ひたすら耐える。結局 この揺れは3分くらいだったと思う。ちょっと上に上がってから、 落ち着いてきて、、、はぁ、助かった〜。という感じ。妊婦さんは こういう小型飛行機に乗る場合は、天気の悪い日は考え物だわ。 いくら短いフライトとは言えどもね。

幸いなことにロッテルダムは天気は曇り。ヒドイ天気ではなく、降下 するときはそれ程揺れなかった。それでも、降り立ったときは、 「あー…思いっきり疲れた。」と疲れきっている私が…。入国チェックを 受け、荷物を受け取った客はどんどん外に出ていたが、私はちょっと休みが 必要…とベンチに座って一休み。ちょっと落ち着いて、外に出た。外に出ると、 ちょうどバスが出発するところで、慌てて乗り込む。バスに乗ると、ようやく 高ぶっていた気分が落ち着いてきたような感じがした。足が地に着いている のが心地いい、といったら言いすぎ?地下鉄に乗って、お家に到着。 ちょうど7時だった。ロンドン時間では6時。泊まっていたホテルから 家まで5時間で着いたのだ。近いのだなぁ〜。

家についてから、荷物はそのまま放り出し、夕寝。ああ〜、便利な生活が 終わって、また不便な、田舎ライフが始まるのだわ。なんとなくホッと したような、悲しいような、そんな気分であった。





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