ウォレスコレクション&アフタヌーンティー

オランダ近隣国、ロンドンへの旅行模様をお届けします。
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 英国 - ロンドン旅行(2005年8月)

4日目はついにあこがれのロンドンでのアフタヌーンティー初体験です。

 Day 4

今日の天気は雨。昨日は29度まで上がったらしいのだが、 今日はうって変わって肌寒い一日。1日でこうも天候が変わって いいものか?と文句をいいたくなるが、誰に文句をいったら いいものか…(笑)。というわけで、今日は雨でもOKの スケジュール=美術館とアフタヌーンティーである。朝はのんびり駅前のスタバで軽い朝食。その後、 ロンドンでも屈指の絵画が置いてあるというウォレス・コレクション (Wallace Collection)に向かった。英国に初めていく人であれば、 大英博物館、ナショナルギャラリー…など、美術館・博物館だけでも 見どころはたくさんあって、このウォレス・コレクションを選ぶ人は なかなかいないと思うのだが…、妊婦の私としては比較的小さい規模の 美術館を訪れたかったこと、そして、なんといってもこのコレクション には17世紀のオランダ黄金期のものが多いらしい、ということから 興味を持ったのである。オランダ絵画を結構親しんできた私にとって、 各地に散らばっているオランダ絵画を見る機会を持つのも悪くは ないではないか!

この美術館はハートフォード公爵であるセイモア・コンウェイ家が4代に 渡って集めた美術品が国にすべて寄付されたことによってOPENした美術館 です。彼らの遺言である「何も加えない、何も減らさない」ことを条件に 現在も当時のままの姿の館、そして美術品が展示され、無料で一般に 開放されています。

当時のままのハートフォードハウス


地下鉄ボンドストリートで降り、ロンドン一にぎやかだ、という オックスフォードをしばらく歩きセルフリッジスデパートの手前を 北上すると、急に静かになり、当時の面影そのままのハートフォード ハウスが姿を現します。雨が降っていたため、静かになると雨の音が 聞こえそうなほどしーんと静まり返っています。本当にOPENして いるのかしら?ちょっと不安になりながらも、傘を閉じ、中に 入りました。まだ朝が早いせいか、人もほとんどおらず、うーん… やっぱりマイナーな美術館なのだな、と思った(これは大きな勘違い なのだが…)。この時は、まだこの美術館の大きさを全然把握しておらず、 きっと小さいからすぐ見終わっちゃうんだろう…くらいに思い、小さい 骨董品から大きな美術品までじーっくり見て周っていたのだが…これは 大きな間違いであった。「ロンドンのこじんまりとした美術館」…の こじんまり、に惑わされてはいけません。オランダのマウリッツハウス などと比べると比べるのが失礼なほどこちらのほうが断然大きかったです!

入るとすぐにホールでいきなり豪華な雰囲気が♪貴族の館が好きな私に とってワクワクする雰囲気がいきなり広がっていました。隣のフロント・ ステート・ルーム、16世紀ギャラリー…どれも豪華なこと。バッキンガム 宮殿は豪華で当たり前、と思うけど、個人宅がこうも豪華だと何故だか うれしくなってしまいます。私の頭の中には「さすが、日が沈まない国」だ… と、19世紀のイギリスのすごさを実感していました。スモーキングルーム から二階に上がると、イーストギャラリーがずっと続きます。そこには たくさんの17世紀のオランダの絵画が…。これらの絵はオランダの絵画に 少しでも触れたことがある人でないと「無名の人?」と思ってしまいがち ですが、実はどの画家もオランダでは有名な画家たち。マウリッツハウス にもたくさん飾ってある17世紀の偉大な画家たちの絵画がずら〜、と かかっていたので「これが個人のコレクション?」とオドロキです。 ヤン・ステーンやホッベマ、ルイスダールなど私の好きな画家の絵画が たくさんあったので、うれしくなってついじっくりと眺めてしまいました。

写真:ウォレスコレクション提供




オランダの絵画が過ぎると、フランダースの絵画(たとえばルーベンスなど)、そしてイタリアコレクション…と、公爵の好みだった絵画コレクションがどんどん続き…、いったいこのコレクションはどんな規模なんだ〜、とだんだんと息切れ状態に。休み休みの鑑賞になってまいりました…。だんだんと鑑賞する人も増えてきて、皆さん、絵画がお好きなのかじっくり、じっくり眺めています。ある部屋に入ると、たくさんの愛らしい女の子、女の人たちの絵画が並んでいて、まあ、なんと可愛らしいコレクション!とうれしくなってしまいました。いかにも私の想像する貴族のお部屋です♪中でもイギリス人画家ジョシュア・レイノルズの「Miss Bowles」はとても可愛らしくて食い入るように眺めてしまいました。だんなが「これは有名な絵だよ」というので、ふうん、と思っていたのですが、家に帰ってだんなの持っているベスト100傑作絵画という本でもこの絵画が選ばれていたので、びっくりしました。ウェストギャラリーはフランス絵画が中心。有名なフラゴナールの「The Swing」はこれまたリッチな貴族と愛らしさが混ざり合い、いかにもこの部屋に合っている、という感じでした(これも100傑作絵画に選ばれている)。

写真:ウォレスコレクション提供


さて、ここまででも、もう十分堪能したわい、という感じなのに、最後に信じられないくらい広い「グレートギャラリー」が私たちを待っていました。入ってショエ〜です。これ、本当に個人宅だったの???この大きな部屋にはこのコレクションのハイライトなる絵がずら〜、っと並んでいて…もう私は息も絶え絶えに(大げさだっちゅうの)休み休みに鑑賞したのでした。この中でもハイライトがフランスハルスの「Laughing Cavalier」、そしてフランスの画家ニコラス・プセンの「A Dance to the Music of Time」などです(これらも100傑作絵画に選ばれている)。イタリアやフランスの絵画はイマイチ精通していないので、他にも有名な画家の傑作があったようなのですが、記憶に留めておくことができませんでした。とにかくリッチだったハートフォード公爵、中でもリチャード・ウォレスは絵画集めにやっきとなり、いい絵を競り落としてこのグレートギャラリーに飾ることに執念を燃やした、といいます。一度飾ってしまえば、もうその情熱は冷え、また別の傑作へ感心を移していった…というのを聞いて、なんとなくバブル期の日本の会社のようだなぁ、と思ってしまいました。

写真:ウォレスコレクション提供


ようやく長い絵画ギャラリーを一周し、また再び一階に戻りました。すでにもう十分堪能した…私にとって1階に飾られている甲冑や剣などの武器はどうでもいいもの、、、になってしまっているのでした。地下にも特別展などがあったようなのですが、足がパンパン、腰も痛い私にとって拷問のようなもの(?)。足を運ぶのは辞めました。中庭はカフェになっていて、なかなかステキな雰囲気だったのですが、これからアフタヌーンティーに行く予定だったので、これもヤメ。まぁ、また次回にね(いつだ?)。最後にまだ一階で見ていなかったダイニングルームやバックステージルーム、そしてSHOPなどを見て、アフタヌーンティーに行くのにちょうどいい時間になるまで、とてもお高そうなバックステートルームの椅子に座って休んでいました。



さて。2時半を過ぎ、アフタヌーンティーに出かける時間となりました。 今回の旅行では、このアフタヌーンティーは私たちのメインイベントの 一つ。だんなにとっては初めての体験、私にとっては英国では初めての体験、 であった。ロンドンのアフタヌーンティーといえば…ホテル・リッツや ブラウンズホテルが有名ですね♪特に下調べによるとホテル・リッツは 6週間前に予約しないとダメなんだとか…?嘘かマコトか???しかし、 予約はめんどくさかった(というより、体調的に心配だったりして)私は、 なるべく予約はしなくてもよい、でも、なかなか格調高いホテルか 何かがいいなぁ、とかなりわがままなことを考えつつ、かなりの時間を 下調べに費やしていたのでありまする。その結果…一流ホテルだけれど、 それ程有名ではない(?)Landmark(ランドマーク)がいいのではないか、 という結論に(勝手に)達したのであった

(情報は「www.tea.co.uk」で 見つけました。色んなティー情報があって楽しいサイトです。)

というわけで、予約をしていなかったので、一応早めに行ったほうがいい、 ということになったのである。外に出ると…まだ雨が降る寒いお天気で あった。だんなは傘を持っていないので(怒)、二人で相合傘で行く。 なんで傘、持ってこないのよ〜。お陰でいつも私の傘をシェアする羽目になる。 だんなは背が高いので、低い位置の私にはいつも雨がばさばさ降り注ぎ… ブンブン。距離的に地下鉄に乗ってもかなり歩かねばならない、、、 という場所だったので、歩いたのだが…びしょびしょになってしまった。 寒い。大通りに面したそのホテルは、外観もなかなかステキなホテルで あった。うゎ。高級そうかも。普段、オランダの田舎生活に慣れた私は、 ちょっぴし緊張気味。追い出されたりしないかしらん?

ホテルの中庭、ウィンターガーデン


ウィンターガーデンの入り口で、予約してないけどアフタヌーンティーを したい旨を伝えると、端っこのほうの席を案内してくれた。喫煙席なので、 もしかしたら後から誰か喫煙者が来るかもしれない、ということだった (が結局、誰も来なかった)。大きなテーブルに椅子。ゆったりしていて なかなかいい。周りを見ると、どうもアラブ系の人が多い…ここのホテルって よく知らないけど、アラブ系のホテルなのかしら?と思う。その後、宿泊者 などが行ったりきたりするのを見たが、やっぱりアラブ系の人が多かったので、 きっとハロッズのような中東系なんだわ、と思ったのだが…どうやらそうでも ないらしい(タイの関係?)。ティーの葉っぱをセレクトし、アフタヌーン ティーが来るまで、あっちをきょろきょろ、こっちをきょろきょろする私たち なのであった。このウィンターガーデンは、天井が吹き抜けになっている リゾートホテルなんかに在りがちのスタイル。英国っぽさはないけれど、 こういう広々とした空間は好き。気持ちのいい中庭です。色んな人が サービングしてくれたけど、彼らの言葉はどうもくぐもっているような 感じで聴きづらい。正統派クイーンズイングリッシュって感じでも ないしなぁ。何なんだ?単に訛っているだけ、というわけでもあるまいに(笑)。



しばらくすると紅茶が来て、、、そして三段トレーがやって きました〜♪おお〜♪♪まずは紅茶を一口飲んだのだが、 美味しい!こんな美味しい紅茶は初めて飲んだぞ、というほど、 口に含むと香りがぱぁ〜っと広がり、紅茶専門家でない私でも 違いが分かるくらいなのでした。しかし、3段で2人。だんなは 大食いだし(苦笑)、こんなんでお腹一杯になるのかなぁ〜、と 最初はそんなことを考えた。訛っているオニイチャンが言うには、 お替わりが来る、ということであったが…。しかも二人は早食いなので、 あっという間に食べ終えたらせっかくの豪華な雰囲気も短時間で終了 になってしまうよ、と珍しく優雅にちょっとずつ食べよう、ということ になる(笑)。貧乏くさ…。

さて。そんなわけで、まずスコーンを食べてみることにする。 その紅茶サイトによると、手作りの焼きたてスコーンなのだとか。 小さいからサクサクとお腹に入っちゃうかしら?と思いきや、濃厚で バターたっぷりの重み。こりゃ、食べすぎは要注意かも。毎日食べたら、 大変なことになりそうだ。しかも一緒についてきたバターは、何か特別な もの(これがなんだか分からなかった)が入っていて、やたら美味しい。 バターたっぷりのスコーンにバターたっぷり付けて食べるとは…いいのか? と思いつつ、辞めるどころかエスカレートしていってしまう(苦笑)。 二つ食べたらお腹がけっこう膨らんでしまった。

やってきた3段トレーだよ〜♪


紅茶も美味しいので、普段はあんまり水分は取れない私でも、ぐいぐいと カップが進み、、、下段のサンドイッチ、上段のスコーンのお替わりが 来ることには、結構お腹一杯になってしまった。不思議ねえ。 こじんまりとして見えるのに。スコーンは結局三つで降参。 だんなに残りの1つは食べてもらうことにした。まだ中段のケーキ類は 手もつけず、取ってあるのに…、かなりお腹一杯だよ?だんなに聞くと、 だんなもそうだ、という。結局、最後のケーキ類は楽しみにしていたのに、 お腹一杯さから思いっきり満喫、というわけにいかなかったような。。。 残念だ。

時間を見ると早いものでもう5時。この優雅な雰囲気を2時間楽しんだ という計算。あっという間に時間が経ってしまった。さすがね。お腹も 一杯になり大満足。スコーンにクロテッドクリームがなかったのが ちょっと残念、と最初は思ったけど、あの特別なバターも結局全部 食べてしまったので満足(恐ろしい…)。お支払いは二人で£50。 一人£22.5のアフタヌーンティーに£5のチップを払ってちょうど£50に なったのだ。高いといえば高いけど…レストランの夕食で£50は普通 なので、リッチな気分とお腹一杯の満足度を考えると、まぁまぁといった ところでしょうかね。毎日は通えないけど(笑)。最後にトイレに いったり、写真を撮ったりして、ホテルを後にした。なんだか広々とした ホテルで、ロンドンの狭いこじんまりしたホテル、というイメージでは なかったです。お部屋も広いんだそうです(が、私たちには縁が ありそうもありません…。残念ながら。)



ホテルの裏手の駅Maryleboneからとりあえず私たちのホテルに帰ること にする。5時半でかなりお腹一杯…ということは、夕飯をスキップ してもいいかなあ、という気分であるが、だんなはどうであろうか? 雨も止んで、少し暖かくなってきたような…明日はどんな天気だろう? 6時頃ホテルに戻り、部屋でグデグデお休み。7時が過ぎ、ちょっと 散策してみようか、と外に出る。ちょっといった先に大きなスーパーが あるはずなので、スーパー見学に行くことにしたのだ。スーパーって どこの国に行っても必ず覗きたくなってしまうんだよね。中に入ると、 かなり大きなスーパーであった。平日は24時までOPENしている ようで、さすが便利なロンドン。売っているものも一つ一つが大きく、 アメリカを彷彿とさせる。こうやって見ると、オランダってかなり日本 サイズに近いよなぁ。その割には背は大きいけど。結局、何も買わずに 外に出た。エクレアなど美味しそうだったけど、8つも入ってるんだもの。 あれだけバターを食べた日に、おやつは禁止だよなぁ(苦笑)。やっぱ。

結局、帰りに駅の近くのケンタッキーで軽い夕食を済ませ、コンビニで オレンジジュースを買ってホテルに戻った。今日はリッチな絵画とリッチ なティータイムを楽しむ優雅な一日だったな。

アフタヌーンティー
The Landmark London
222 Marylebone Road
London NW1 6JQ
United Kingdom
Tel : +44 (0) 20 7631 8000
Fax: +44 (0) 20 7631 8080







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